#176 身近にいたぼんやり生きている若者
ぼんやり生きてきた私は、ぼんやり生きている人がぼんやりしていることに気づいて、少しでも考え、行動できるようになれば、その人にとっても世の中にとっても少しずつ良い方向に進むと思っています。
ぼんやり生きているのは主におっさんと思っていたところ、身近にぼんやり生きている若者がいたのでその話を書き留めておきます。
正月の三が日、パートナーの実家で親戚一同が集まったときのことです。
大手企業で営業をしている社会人3年目の甥が
「明後日から仕事行きたいくねー」
と言ったので
「そんなに嫌?」
と聞いたら
「うん、嫌」
との回答。
まぁ、正月明けの仕事は嫌だと思う人が大半だと思います。
彼に仕事以外のことを聞くと、ゲームと友達と遊ぶくらいで全力で打ち込んでいるものがない様子。
そこで
「なぜそんなに仕事が嫌なのか深掘りしてみたら?
モヤっとしている大きい嫌を具体的にすると、実は小さい嫌だったりするかもよ」
さらにやりがいを見出せればと
「自分の何が得意か苦手か人に言えるくらい考えてみては?
そこからやりたいことややりがいが見つかるかもよ」
といくつかアドバイスしてみました。
これまでの私だったら「休み明けは嫌だよね~」くらいの会話で終わっていたのですが、私のようにぼんやり生きておっさんになってほしくない、少しでも良い方向に向かわせたい、と自然に言葉が出ていました。
もちろん、考えを押し付ける老害にならないよう気を付けつつです。
すると食事が終わって別れ際に
「お盆休みに会うときまでに自分のことを考えてくる」
と言って帰っていきました。
彼の中で何か気づきがあったのかもしれません。
成長が楽しみです。