bonuloco

鉄道ブログ「れきてつ」「歴鉄2番線」を執筆しています。noteには不定期で鉄道以外の雑感を書いています。

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最近の記事

世界遺産の古墳群 食べて眺めて

大陸への航海の安全を願った沖ノ島祭祀を担い、それを宗像三女神信仰へ発展させた古代豪族・宗像氏の墳墓である新原・奴山古墳群。「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の一つとして2017年にユネスコ世界文化遺産に登録された。地元の福岡県福津市はまちの活性化につなげようと、あの手この手で盛り上げている。登録から5周年を迎えた7月に訪れてみた。 ■楽しい古墳スイーツ&グルメ 「古墳パフェ」「古墳風カレー」。図書館や歴史資料館などが入る福津市複合文化センター「カメリアステージ」。お

    • 凛々しく・かわいい弥生人の顔

      弥生時代を生きた人たちはどんな顔をしていたのだろうー。出土した人骨を基に復元した弥生人のそっくりさんを決めるコンテストが最近鳥取市で開かれ話題となったが、では実際の装飾や表情はどんな風だったのか? 下関市立考古博物館(山口県下関市)では「発掘された山口ー山口県埋蔵文化財センター巡回展」に合わせた展示で、2人の「弥生人の顔」を紹介している。 1人目は、考古博物館周辺の綾羅木郷台地遺跡から1988年に出土した「人面土製品」(県指定文化財)。全長9㌢、直径4㌢、重さ270㌘の棒状

      • 意外と面白い? 注目を集める室町時代

        近年、室町時代が注目されている。これまでは平安末期の源平争乱や群雄割拠の戦国期に挟まれて今ひとつ人気がなかったように思うが、社会構造が変化する状況が現代と重なることなどが指摘されている。研究者の積極的な発信もあって見直されてきているようだ。   3年前の夏、九州国立博物館(福岡県太宰府市)が足利将軍にスポットを当てた特別展を開いた。このような企画もちょっと前では考えられないことだった。歴代将軍の愛用品、美術品を通じて彼らの素顔を垣間見ると一人一人が個性派で、地味だった「室町」

        • ピアニスト西川悟平さんからのエール

          東京パラリンピックの閉会式で演奏したピアニストの西川悟平さんは、持ち前のポジティブな発想で人生のさまざまな不可能を変えてきた人だ。ピアノを始めたのはその道を目指すにはあまりにも遅い15歳のとき。周囲から「音楽学校に入るのは絶対無理」と言われて火が付いた。 人一倍練習に励みながらコンクールへの挑戦を続け「何事も積極的に人と交わる」をモットーに、来日公演中の世界的な巨匠にも臆せず質問攻め…。そうした行動力もあってニューヨークに渡るチャンスをつかみ、ピアニストとしての地位を築いた

          国語辞典の読み比べを楽しむ

          15年ぶりに国語辞典を新調した。高校時代から使っている定番の「新明解」と、言葉の使い方解説に定評のある「明鏡」の二つ。どちらも2020年に改訂された最新版だ。   「SDGs」「コロナウイルス」など時代を反映するキーワードはもちろん、明鏡にいたっては「ディスる」「エモい」など若者言葉も収録している。「やばい」の項目に「最近の若者の間では一種の感動詞のように使われる」など、最近の語釈もおさえていて、パラパラとめくっているだけでも楽しい。   考えてみれば、長い時間と多くの人の労

          国語辞典の読み比べを楽しむ

          暮らしで見つけたことを綴るノートに

          日々の暮らしの中で毎日のように文章に接していますが、プライベートで書く場面は減ってきて、気づけばスラスラどころか筆が止まってしまうようになりました。その「リハビリ」も兼ねてnoteを使ってみることにしました。 子どもの頃、父親の会社にあったコピー機を使って新聞や冊子を作ることが大好きでした。当時の作品は拙いながらもしっかり書き残したことで、いまは「宝物」になっています。衣食住、お出かけ、展覧会…このnoteも日々の暮らしで見つけたこと・思うことをつづってみて「宝物」の続きに

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