介護の質をあげる為にできるコトってなんだろう?
このnoteは、介護に携わる方とは是非、一緒に考えていきたい課題です。
「介護の質があがりにくい理由」の一つとして、先日、朝日新聞にこんな記事が掲載されていました。(2020年6月3日)
「難しいのは、育児や教育と違って、介護は「ユーザー体験」を持っていないことが多い。」
なるほど!これは気付きです!
■育児・・自分がこどものとき、誰かに育てられたという「ユーザー体験」があります。
■教育・・自分がこどものとき、学校や習い事などで教育を受けたという「ユーザー体験」があります。
■介護・・自分がこどものときも、大人になってからも、介護を受けたという「ユーザー体験」がないんです。
「ユーザー体験」があるのとないのとでは大きな差があると感じました。
「する側」ではなく、「される側」の体験をしていると、親はこんな育児だった、学校はこんな教育だった。というように、イイお手本、ワルイお手本を肌で感じることができます。
でも介護は、「される側」の体験をしていないので、どんな介護が良いのか、悪いのかの判断をすることが難しいんです。
これは、介護の質があがらないと言われる要因の一つだと思います。
安心安全な介護をめざしていくために、わたしたちに何ができるのか?を一緒に考えていきたいとおもいます。
今、ぼくが思い浮かぶのは、事業所で毎月している学習会で、ユーザー体験をするコトです。
だれかに食事の介助をしてもらう。オムツを履いて一日過ごしてみる。などの体験を通して、すこしでも「される側」の気持ちを知りたいとおもいます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?