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Y先生の進まれた道
Y先生との出会いは、
求人主導型の医療系人材紹介会社で
私のあげた医師募集求人に対して
お問い合わせを頂いたのがはじまりです。
■ Y先生からのメッセージ
“今すぐに転職とかは考えておりませんが
年齢も年齢なので、ゆくゆくは開業したい。
その前に雇われ院長として勤務して
診療以外のことを学びたいと思っており、
情報収集の為、問い合わせました。“
正直ベースの見本みたいなメール。
医師でこんな正直な方がいるんだなと
思ったのを覚えています( *´艸`)
お目にかかる前から、
人柄の良さが伝わってきます。
勤務中ということで、メールでお返事し、
念の為に、携帯にメッセージを吹き込みました。
そしたら、なんとコールバックがあり、
お話することが出来ました!(^^)!
■ Y医師
3次救急病院に勤務されている
30代後半の男性Dr。
ご結婚され、お子様もいるのにも関わらず、
家に帰る時間がない。
残業も多いし、当直も多い。
家族との時間が持てない。
こんな風な生活をしていたら、
自分がもっと疲弊してしまう。
そんな心の声があり、
滅多にみない求人募集をみていたら、
クリニックで働くって良いかも?
で、ポチっとしてみたら、
こんな感じに。
■ Y医師のキャリア
大学卒業後、企業に就職し
働いていた頃、
“医師になりたかったんだよな”
という想いが沸き起こってきたそうです。
その想いを無視できなくなり、医師に。
編入試験を受けずに、
一から医学部受験をし、合格!
初期研修からお世話になっている病院で
現在も勤務。
内科系を専門科目とし、
その専門医を取得し、現在に至る。
ずっと同じ病院で勤務しているので
経歴は超綺麗です。
そして、御自身の科目に関連する
専門医も幾つか取得されており、
人柄も良く、まあ出会えたことに
感謝したのは云うまでもございません(笑)
■ Y医師の希望
メールやお電話で話した際、
Y医師が希望する働き方を
お伺いしました。
希望
・ご自身の専門科目を活かせること
・ご家族との時間を持てること
・現在の年俸はキープしたい
この3つでした。
現状の病院での働き方は、
年齢を重ねていくとともに、
疲労が蓄積され、いずれ破綻するだろうと。
その前に手を打たないと、
自分も家族も壊れると。
今は小さい我が子が成長したときに、
父親不在の状況を作りたくないし、
子どもの成長を見守りたい!
Y医師の希望は明確でした。
仕事と家庭のバランスがしっかりとれる職場。
これだけでした。
■ 出逢いましたバッチリの職場
Y医師は情報収集と仰っていましたが、
現状の職場をヒアリングした限り、
非常にあり得ない感じの印象を受けました。
Y医師のご希望に添える医療機関を探そう!と
決めた矢先、自分が以前に電話対応した医療機関を想い出し、
お電話をした処、まだ医師を募集していると!
なんていうことでしょう!!!
と興奮したのを覚えています。
その後、理事長から直接お電話があり、
医師募集条件を再度伺った処、
Y医師にバッチリ!
そして、理事長が
欲していた人物像にもバッチリ!
バッチリ・バッチリで
驚いたのを覚えています^m^
ただ、大事なことが。
Y医師、今すぐに転職を考えているワケではなく
まずは情報収集というレベル。
そこを理事長にお伝えした処、
理事長もっと興味津々。
そして、理事長とまず私がお目にかかり、
Y医師にとって、理想な職場環境は
ここよという確認作業をしました
理事長とお目にかかったことを、
Y医師に報告。
Y医師が奥様に報告した処。
奥様も興味深々。
ということで、
施設見学という名の
面談が決まりました。
■ 理事長の粘り
施設見学という名の面談は、
Y医師の奥様・お子様もいらっしゃり、
理事長と理事長の奥様がいらっしゃる中で
行われました。
理事長のお話を伺っていくうちに、
Y医師・奥様が興味津々となっていくのを
感じました。
実際、Y医師。
理事長との面談を機に、
”辞めて新しい働き方にするのもありかも”
と思い出したそうです。
この辺りはY医師は正直にお話下さり、
私も理事長に、その旨をお伝えしました。
ここから理事長が凄かったです。
理事長が求める人物像に
Y医師がドンピシャだったこともあり、
Y医師や奥様の不安要素を、
ひとつひとつ丁寧に消していく作業をされました。
そりゃそうです。
Y医師はじめての転職になりますので。
Y医師の回答を急かさず、
まず、不安要素を消して下さった
理事長に感謝です。
■ Y医師決断
結局Y医師ですが、
最初に私にメッセージを頂いた
半年後に転職を決断されました。
時系列では、こんな感じ。
3月中旬 医師求人募集にY医師問い合わせ
Y医師情報収集のみ、転職は何年か後
4月中旬 梅澤 理事長と話す・理事長Y医師に興味深々
Y医師に理事長の医療機関を提案
5月初旬 Y医師・理事長の医療機関に興味あり
6月初旬 施設見学という面談
8月 借上げ住宅の話し合いで、再度Y医師と理事長面談
9月 勤務条件等の確認やすり合わせ
11月1日 Y医師・理事長の法人で勤務開始
■ 現在のY医師
理事長の法人内の
クリニックの院長を担ってらっしゃいます。
御自身が描かれていた理想の働き方が出来ていると
仰って下さいます。
お子様も増え、
仕事もご家庭も満喫されている様子が伺えます。
Y医師ですが、今後は奥様の地元で
地域医療に貢献していける様に
クリニック開業を目指すそうです。
Y医師の働き方は
3次救急病院に勤務する医師であれば普通なのかもしれません。
が、Y医師の場合、御自身で自分の働き方に疑問を持ち、
行動したことでご縁を引き寄せたといっても良いと思います。
医師はスーパーマンではありません。
自分がどんな風に働いていきたいのか?
そこを考えてみると、理想的な環境に行きつくことが可能です。
Y医師の転職に携わって、そう感じました。
医師の数だけ、医師のキャリアがあります。
以上
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![DEPOC 梅澤 (医療系人材紹介エージェント)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42441326/profile_1114ad8d40e2158f7c7721a1380b51aa.jpg?width=600&crop=1:1,smart)