むかしカウンセリングを受けた話
大学を出る前、学内のカウンセリングを数回利用した感想などです。個人的にはカウンセリングを受けて良かったと思っています。
私は小さい頃から悩んでばかりの性格でした。
幸い現在まで心を病んでしまうことはなく、年齢を重ねるごとに自分との付き合い方が上手になってきた気はします。
大学の時にどうしてカウンセリングを受けようと思い立ったかはよく覚えていません。
その頃、HSP気質などの概念を知って心に目が向いていたのかもしれませんし、研究室の雰囲気が少しトゲトゲしていて辛い時期だったのかもしれません。
おそらく、何かに強く悩んでいたのではなく、頭のモヤモヤを整理したかったのだと思います。
なので悩みを解決するというよりも話を聞いてもらうことが主でしたが、少しでも参考になれば幸いです。
受けて良かったと思う理由 ープロに話を聞いてもらうということー
私が勇気を出してカウンセリング受けてみてよかったと思う一番の理由はいくつかあります。
ひとつめは「相談者」「聴き手」という立場がはっきりとしていること。
私にも悩みを相談できる恋人や友人などがいますが、あまりにも重たい話であったり、相手が忙しそうだったりすると気負ってしまいます。
一方で、カウンセラーさんはお仕事として私の話を聴いてくださる立場なので、相談をすることに対してのハードルが下がりました。
「ちょっと心に引っかかっていることも伝えておこうかな」とか、「友達にはしにくい話だけど、カウンセラーさんは第三者だから話そうかな」とか。
あとは、情報が漏れることを心配せずに身の回りのことを相談できるのもありがたいです。
ふたつめは、カウンセリングを通して絡み合ったモヤモヤを整理してもらえたこと。
私が受けたカウンセリングでは、こちらが話した事をカウンセラーさんがお互いに見えるようにメモをしながら聴いてくれてました。
そうすると、ごちゃごちゃに絡み合ったものが「見える化」されて、案外モヤモヤの種が少ないことに気付いたり、似たようなことにつまづいていたと気付いたりします。
さらに、私の話を整理してカウンセラーさんからコメントとアドバイスをもらいました。
普通の人でも相談に乗るのが上手な方はたくさんいると思うのですが、短時間・初対面・他人のモヤモヤを吸い出して整理出来るってすごいなあと思いました。
さいごに、受け止めてもらえたという安心感があったこと。
たとえば、身の回りの人に悩みを理解してもらえなくて余計に辛い思いをすることもあると思います。
これはカウンセリングの手法であったりカウンセラーさんとの相性も関係してくるかもしれませんが、私は話をきちんと受け止めてもらえたとほっとしたことを覚えています。
まとめると「専門家に話を聞いてもらう」ということが良かったのかなと思います。
回数やスパンなど
・1か月に1回ペース、最初は「社会に出る前に今までについて振り返りたい」といった理由で
・1回1時間
・4回くらい
・無料(学内に施設があり、利用させてもらいました)
話したこと
・今までの振り返り・・・家族構成、小さい頃~大学 困ったこと・好きだったこと・友人関係など
・直近の困りごとなど・・・研究室の先生・学生のこと、研究の仕事量、社会人になってからの家族との付き合い方
フィードバック、アドバイスなど
うろ覚えですがこんな感じでした。
・気持ちを引きずりやすいので切り替えを意識すること
・腹式呼吸の練習
・目標を頂上としたときに今何合目にいるかイメージすること
・社会に出てからも、必要なときは相談できるところを利用すること
まとめ
大学時代に利用したカウンセリングのお話でした。
私の場合は悩みの解決よりも、話をして頭の中を整理するのが主目的でした。
こんな理由でカウンセリングを受けて良いのか悩みましたが、その時の心のモヤモヤは軽くなったのでよかったです。
また、カウンセリングを受けることへのハードルが下がり、今後困ったときに利用するという選択肢ができたことは私の心の支えとなっています。