ダウ理論をベースにした実践的なトレード手法!手順を1から解説してみた【FX初心者向け】
購入者から毎日のように「勝率が上がった」と感謝の報告がきます^^
↓↓↓
今回はダウ理論について説明していきます。
【1.ダウ理論とは】
ダウ理論は「チャールズ・ダウ」によって考案された全てのテクニカル分析の元祖とも呼ばれている重要な理論です。
チャールズ・ダウは、株価の値動きを景気の動向等に基づき解明するために当時でいう「工業株平均」と「鉄道株平均」という2つの指標を考案しました。
「平均株価」の根幹は簡単に言うと「個別の銘柄の株価とか関係なく、国全体の景気が良ければ平均株価は上昇する」と所にあります。
ダウ理論を学ぶ意義とは「トレンドを把握する事」だと思います。
「大きな時間足」で上下どちらに重力がかかっているかを把握し、「軸」を持って判断しないといけません。
古典的な理論と勘違いされがちですが、全てのテクニカル分析はダウ理論をベースに発展したものであり、ダウ理論を無視してテクニカル分析でトレードすることはできません。
【2.6つの基本原則】
ダウ理論には「6つの基本原則」というものがあります。
(1)平均株価は全てを織り込む
レート(価格)は需要と供給のバランスで決定される。
そして、需要と供給は雇用統計や選挙,税率の変更等のあらゆる事象の影響によって変化する。
つまり、投資家の心理動向やファンダメンタルズは全て平均価格で表現されているという考え方です。
(2)ダウのトレンドは3つに区分される
・プライマリートレンド:長い波形でのトレンド
・セカンダリートレンド:中期間の波形でのトレンド
・マイナートレンド:短い波形でのトレンド
トレード初心者の方から「何分足を見てますか?」という質問を受けることが多いのですが、「長・中・短」のトレンドを全て確認してからトレード計画をたてた方が良いと考えます。
5分足でマイナートレンド(短期)で取引する場合、プライマリートレンド方面の流れを考えてエントリーすれば「順張り」となります。
(3)トレンドは「3つ」の段階で出来ている
・先行期(第1段階)
レート(価格)が底値圏にある状態。
ダウントレンド(下降トレンド)から転換する場面でも「まだ下落するかもしれない」という心理に陥り、底値圏で積極的な買いを入れる事は困難です。
この状況で積極的に買いを入れるのは資本が大きいプロ集団です。
・追随期(第2段階)
小さな波形で「高値更新」「安値切り上げ」の状態が継続的に起こり、「上昇トレンド」を作っていく時期です。
この段階でトレードの上手な層が上昇トレンドに乗って利益を伸ばしていきます。
・利食い期(第3段階)
プライマリートレンドの最後の段階です。
この時期に「第1段階」で買いを入れていたプロの投資家等は利益確定売りを行います。
一般投資家は大きな資本力を持った投資家の動きに乗る事が重要です。
第1段階を判断することは難しいですが、「ダウ理論」を知っていれば「第二段階の中期」には乗ることができます。
(4)平均は相互に確認されなければならない
ダウは当時、株式市場を「工業株」と「輸送株(鉄道株)」の指標の平均で判断していましたが、1つの指標のみならず複数の指標の相互作用だったり相関関係を意識するという考え方です。
この場合、工業株と輸送株が同じトレンドで無いと景気動向を判断できないという意味です。
(5)レートと出来高は相互に確認されなければならない
上昇トレンドが発生したのであれば、出来高はレート(価格)が上昇するに伴って増加し、レートの下降時に出来高は減少します。
下降トレンドが発生したのであれば出来高はレート(価格)が下降するに伴って増加し、レートの上昇時に出来高は減少するということです。
(6)トレンドの転換は明確なサインが出るまで継続する
トレンドが転換する為には「一定のルール」に従って明確な「サイン」が出るまでは継続するという考え方です。
これが良く耳にする「安値切り上げ」だったり「高値更新」です。
【3.トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する】
6つの基本原則の中でも特に重要な「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」についてもう少し具体的に説明していきます。
文章だけではわかりにくいと思うので、
画像を使って説明していきますね。
上昇トレンドでは高値、安値を切り上げながら上昇し、
下降トレンドでは高値・安値を切り下げながら下落していきます。
ダウ理論ではこのように高値・安値の切り上げ (切り下げ)が続いている状況では上昇 (下降)トレンドが継続していると判断していきます。
この場合、左から高値と次の高値、左の安値と次の安値と共に価格を切り上げて上昇トレンドが形成されています。
しかし、さらに高値を試しに行った時に高値切り上げに失敗しています。
ダウ理論ではこの段階で上昇トレンドが終了したと判断します。
その後、上の安値を抜けて下落し、高値、安値を共に切り下げたことによって下降トレンドが形成されています。
この場合、左から安値と次の安値、左の高値と次の高値と共に
価格を切り下げて下降トレンドが形成されています。
しかし、さらに安値を試しに行った時に安値切り下げに失敗しています。
先ほどと同様にこの段階で下降トレンドが終了したと判断します。
その後、高値を抜けて上昇し、高値、安値を共に切り上げたことによって上昇トレンドが形成されています。
【4.上昇トレンドと下降トレンド】
では、実際のチャートを見ながら、
上昇トレンドと下降トレンドを説明していきます。
まずは上昇トレンドの場面を見ていきましょう。
上昇トレンド
水色の四角が押し安値
ピンクの四角が高値
人によって見方は多少、違うと思いますが、
これは誰が見ても上昇トレンドを形成しているのがわかりますよね?
これも上昇トレンドです。
トレンドラインを引いて、
押し安値に水平線を引いてみるとわかりやすいです。
ラインを引かなくても押し目を作りながら
上昇していってるのは確認できます。
次に下降トレンドの場面を見ていきましょう。
下降トレンド
ピンクの四角が戻り高値
水色の四角が安値
これは下降トレンドを形成しているのがわかります。
トレンドラインを引いて、
戻り高値に水平線を引いてみるとわかりやすいです。
こちらもラインを引かずとも、戻しを作りながら
下降していってるのが確認できます。
【5.ダウ理論を使ったエントリー方法】
ここからは、実際にどういった場面でエントリーをしていくのかを説明していきます。
まず上昇トレンドの場面から見ていきます。
<上昇場面でのエントリー>
こういった上昇トレンドの場面でどう見ていくかというと、、、
まず、わかりやすくチャートに絵を描いていきます。
水色の四角(押し安値)とピンクの四角(高値)を描いてみました。
押し安値、高値の見方は前項で説明したので
なんとなくわかるかと思います。
では、次に不要なところを消しますね。
エントリーする前は、直近高値(ピンクの四角)と
直近高値(水色の四角)の押し安値を意識します。
直近高値(水色の四角)の押し安値を
ブレイク(オレンジの四角)しているのを確認します。
※できれば実体でブレイクした方が良い
ここが重要です。
直近高値の押し安値をブレイクしたことが下降するサインになります。
ここまで確認できてから、戻りを待ってショートを狙っていきます。
緑の四角付近でエントリーしていきます。
どこまで戻りを待てば良いのか(緑の四角のポイント)については
今回は省略させていただきます。
あとは利確ポイントと損切りのポイントですね。
上の黄色の四角が損切りポイント(直近高値)で、
下の黄色の四角が利確ポイント(直近安値)です。
GOLDなら20〜30pipsはサクッと獲得できます。
次に下降トレンドの場面を見ていきます。
<下降場面でのエントリー>
こういった下降トレンドの場面でどう見ていくかというと、、、
先程と同様にチャートに絵を描いていきます。
ピンクの四角(戻り高値)と水色の四角(安値)を描いてみました。
上昇トレンドの時とは逆になっているだけなのでわかりますよね。
では、次に不要なところを消しますね。
エントリーする前は、直近安値(水色の四角)と
直近安値(ピンクの四角)の戻り高値を意識します。
直近安値(ピンクの四角)の戻り高値を
ブレイク(オレンジの四角)しているのを確認します。
先程も言いましたが、重要なので再度、、
直近安値の戻り高値をブレイクしたことが上昇するサインになります。
ここまで確認できてから、押し目を待ってロングを狙っていきます。
緑の四角付近でエントリーしていきます。
利確ポイントと損切りのポイントは下記画像をご覧ください。
下の黄色の四角が損切りポイント(直近安値)で、
上の黄色の四角が利確ポイント(直近高値)です。
この場面でも20pipsはサクッと獲得できます。
【6.さいごに】
ダウ理論だけわかっていれば、
エントリーポイント、利益確定ポイント、損切りポイントを決めることができます。
まずは、押し安値、戻り高値、直近高値、直近安値を意識して
チャート分析をするようにしてみてください。
ダウ理論を元に考えた手法(エントリーポイントの具体的な決め方がわかる)を近いうちに公開するので楽しみにしておいてください^^
また、この手法を使った取引の解説をブログでしていきますので、購入者の方だけに記事のパスワードをお伝えします。
直接的なサポート、フォローはしていないので、
ブログを見て勉強していただければと思います^^
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
公開しました♪
↓↓↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?