リヒテンシュタイン・マルブンの山小屋に泊まる
こんにちは。
中国生活5年目を迎えて、そろそろ帰国に向けてソフトランディングを目論んでいる ぼのぼです。
「リヒテンシュタイン公国」 スイスとオーストリアに挟まれた謎の小国。
なんだかロマンのかほりがしませんか?
ということで、パスポートにリヒテンシュタインの入国スタンプを押してもらうべく、チューリヒから列車で向かったのでした。
1、山小屋のゲストルーム
スイスからリヒテンシュタインは、日帰りでも十分可能なのですが、せっかくだから1泊したいよね〜。
booking.comで調べるとマルブンというスキー場エリアのさらにスキーリフトで頂上に登ったところに山小屋ホテルがあるではないか!
ぼのぼ家が宿泊したのは、カントリー調のベッドファブリックでまとめられていて、木目に癒される可愛らしいお部屋です。
リヒテンシュタイン マルブンの山小屋ホテル「Berggasthaus Sareis 」のbooking.comのページはこちら
子ども用に二段ベッドがあり、家族一部屋で泊まれました。
お茶コーナーがあって、電気ケトルでお湯をわかせます。冷え切った体にありがたかったです。
シャワーとトイレは共同で、この日は他に1組の宿泊客がいました。
チェックインした直後には少し見えていた景色も、この後急速にガスって、何も見えなくなりました。もしかしたら、満天の星空も見れるかもと期待していたけれど、悪天候では望むべくもなく…。
ゲストルームは地下にあるためWifiの接続が悪く、部屋にデスクが無いため、子どもたちは1階のレストランのテーブルを借りて夏休みの宿題を進めました。
まるで世俗から隔離されているような、時間の流れがゆっくりに感じる暖かいホテルでした。
2、レストランでリヒテンシュタインのビールを飲む
中央に暖炉のあるレストランスペースは、重厚で雰囲気があります。
この山小屋が昔からハイカーやスキー客、狩猟客に愛されていることを、壁に飾られた写真から感じました。
宿泊客だけではなく、ハイキングの途中でこのレストランに立ち寄って食事をする人たちもいます。
屋根裏にはズラリと剥製が飾られていました。立派なツノは、ヘラジカでしょうか?
リヒテンシュタインを代表するビールが「Liechtensteiner」です。
Bのロゴが可愛らしい瓶ビールは、ファドゥーツの観光案内所にも売っていて、COFFEE STOUTのように変わったテイストもありました。
お酒のおつまみにプラターを頼んだら結構ボリュームがあって、パンと生ハムとチーズだけでもお腹がいっぱいになりました。中国では、本場のシンケン(生ハム)やチーズが関税のため高価なんです。(泣)
スイスの郷土料理「ゲルシュテンズッペ(Gerstensuppe)」
大麦と乾燥した野菜や肉の粒が中に入っています。スープ分の多い大麦リゾットという感じで、とろみのあるスープが絶妙の塩気で美味しかったです。
チューリヒ空港の商業ビルにある大型スーパーでは、カップスープ用のインスタントが売られているので、お土産にちょうどいいですよ。
3、景色を眺めて、小一時間のハイキング
翌朝、やっと天気が回復しました!
帰りは念願のハイキングを楽しむことにして、スーツケースだけスキーリフトで降ろしてもらいました。
右の奥の方に続く小道を小一時間かけて下っていきます。
悪天候で、死ぬかと思うぐらいの恐怖を味わったスキーリフトも、次の日の快晴だと、こんないい感じ。
晴れていれば、こんなに綺麗な村の様子が眺められるのね。
ハイジの世界のような牧歌的な風景が広がっています。
遥か遠くの山に雲がかかり、澄んだ空気が気持ちいい。
リヒテンシュタインは160平方キロメートル(沖縄県宮古島とほぼ同じ)の面積しかなく、画像の中央あたりを横切るように流れている川を境に、向こう側はスイスになります。
スキーリフトの頂上からマルブンの街まで降りてくると、こんな素朴な教会がありました。
決して信仰心に篤いわけではないと自覚している私ですが、なぜか教会に心惹かれるものがあり、今回の旅でもたくさんの町の教会を訪れました。美しさと歴史を感じて、心が休まるのです。
マルブンの観光案内所です。
時間があれば、ここで情報を集めてオススメのスポットを巡ってみたかったなぁ。
4、ファドゥーツへの行き方
リヒテンシュタインの首都ファドゥーツへの行き方は、シンプルです。
交通費はチューリヒから大人二人+子ども二人で約2万円強。
チューリヒ湖沿いに小一時間の旅で、サルガンスという街に到着。そして駅前のバス乗り場から、リヒテンシュタインバス11番に乗って30分ほどでファドゥーツの郵便局前のバス停に着きます。
マルブンには、到着したバス停の道路を挟んで向かい側のバス停から乗って、終点で降ります。マルブンからホテルへのスキーリフトは、ボーデンセーカードで無料になりました。
現地に行ってみなくてはどんな移動になるかわからないとナーバスになっていましたが、スイスの鉄道はわかりやすいので思ったより簡単に行くことができました。
リヒテンシュタイン行ってきたど〜!
※本記事は、2019年8月の情報です。最新の情報をお確かめの上、よいご旅行を!
中国は色々とネット規制があるので、サポートは帰国後に次のステップに進むときに活かそうと思っています。今は広州の色々な城(問屋)を攻めてます(w)