小学生の英検準2級対策・語彙力の増やし方
こんにちは、ぼのぼです。
小学生の下の子に、フィリピン親子留学の後の目標として、英検準2級を受験させることにしました!
そこでネックになるのが語彙力の少なさです。英検3級よりも難しくて、量も増えた英単語をどうやって覚えさせたら良いのか、頭を悩ませました。
一応、英単語対策の参考書を用意していましたが、小学生がおとなしく英単語帳を作ったり、何度も書いて覚えるという地道な努力ができるとは思えません。
特に、字の汚い我が子には苦行だろうと容易に想像がつきました。
では、どうするか?
考えた末に決めたのは、「多読」です。
1、多読とは?
英語の本をたくさん読むと言っても、何でもいいという訳ではありません。
まずは英語学習者向けの段階別にレベル分けされた専用の本(Readers)で始めるのが最適だと言われています。
Readersには、一つのストーリーの中に同じ単語が繰り返し出てくるようになっており、英語学習初心者でも英単語が身につきやすくできています。
これまでにも「多読」という英語学習方があることは、聞いたことがありました。しかし、「私自身、英語の本を読み聞かせられる英語力があるのか?」「そもそも、そんなに英語の絵本を手に入れられないのでは?」という勝手な先入観で、取り組むことはありませんでした。
でも、目からウロコの「多読」の仕方があったのです!
2、楽しくスラスラ読める多読法
多読のサイトはいろいろありますが、我が家が基本にしたのは、「めざせ100万語!多読で学ぶSSS英語学習法」です。
このサイトを選んだ理由は、SSS英語学習法の多読のルールのシンプルさと多読用図書案内が充実していたからです。
① 辞書は引かない
② わからないところは飛ばす
③ つまらなくなったら後回し
「めざせ100万語!多読で学ぶSSS英語学習法 酒井邦秀さんによる多読三原則」より
今までの私の長文読解のやり方は、
自分のレベルに合っていない本を読もうとする
↓
わからない単語が頻出して辞書で調べる
↓
めんどくさくなって挫折!
の繰り返しで、すっかり長文アレルギーになっていました。
でも、「楽しくスラスラ読む」というSSS(Start with Simple Stories)英語学習法を試したら、まるで日本語の絵本を読み聞かせているかのように、英語がとっても面白く読めるんです!
「めざせ100万語!多読で学ぶSSS英語学習法」の公式サイトはこちら
書籍検索で語彙数が調べられたり、あらすじや書評があるのも便利です。
今は、I Can Read BookやStep into ReadingなどのReadersを中心に読んでいるので絵本を選んでいますが、今後語彙数の多い児童書に移行していくことを考えると、書評が本選びの参考になりますよね。
3、英語の本を手にいれるには。
中学・高校の座学の英語経験だけでも、Readersを読み聞かせられると実感したら、お次は英語の絵本をたくさん調達するという課題をクリアしなくちゃいけません。
多読のためですから、なるべくお金をかけずに手に入れたいという欲望を満たしてくれるのが、公共の図書館を利用することです。
広州図書館では子ども向けフロアの4階に多言語のコーナーがあり、英語のReadersがたくさん置いてあります。子どもの貸出カード1枚につき、15冊・3週間借りられます。学校の図書室にも何冊かあるとのことです。
「こんな本を借りて帰ったら喜ぶだろうな〜」と想像しながら、図書館の本棚の端から本探ししていくのも楽しいですよね。
英語の書籍を新品で購入したければ、購书中心という大型本屋さんの地下1階で取り扱っています。広州国際女性クラブ(GWIC)のバザーやタオバオでも手に入れることができますよ。
とりあえず気軽に始めたい場合は、SSS英語学習法のサイトで絵本の題名を調べ、その本を読み聞かせしている動画をYouTubeを探すという手もあります(w)
4、親子で多読のメリット
語彙数を増やしたくて始めた多読ですが、それ以外にも大きなメリットがありました!
①寝る前に一緒の時間を取ることによって、親子のコミュニケーションが円滑になった。
②同じ物語を共有するので、共通の話題ができる。
③英語の文章を抵抗なく読めるようになった。
④外国の文化にちょっと詳しくなった。
うちの子が幼いだけかもしれませんが、子どもって何歳になっても読み聞かせして欲しいものなんですね。
普段はゲームやYouTuberさんの話題ばかりでも、多読を始めたら本の中の好きなキャラクターの話で盛り上がったり、覚えたばかりの単語でふざけたり、一緒に楽しむことができるようになりました。
我が家の場合は始めてからの一ヶ月間で、計46冊・1万6千250語を読みました。寝る前に二人で一冊ずつ読み聞かせ合うので、しばらくはこのペースを維持していきたいです。
目標の100万語を達成するには、まだまだですが、きっとある地点を境に加速度的に増えるに違いありません。
目指せ!原書でハリーポッター!
5、結果報告
多読を始めて3ヶ月は上記のペースで頑張ったのですが、春休みの長期一時帰国で習慣が途切れてしまいました。3ヶ月坊主というわけですね。(羞・今は気が向いたら読んでます)
我が家の場合は英検3級程度の語彙力で、
● I Can Read Book LEVEL1〜2Step into Reading LEVEL1〜2
● Pre-S〜G1向け 500語前後の絵本
が、読めています。とりあえずMARVELと可愛い動物が出てくる絵本を選んでおけば、その中から好きな本を手に取るようになりました。
目標としていた英検準2級の対策として、多読の他には週に一回の英語教室と、我が家では定番の「ひとつひとつわかりやすく」を一冊と過去問3回分をやって、試験に臨みました。
結果は無事に合格。
小学生のうちの取得目標は達成できて、一安心しました。
座学で知識を増やしたら、次は夏休みのサマーキャンプ(Berlitz)で経験を増やす作戦です。
多読の次は、オンライン英会話を試してみようかな?
※本記事は2019年7月の情報です。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
中国は色々とネット規制があるので、サポートは帰国後に次のステップに進むときに活かそうと思っています。今は広州の色々な城(問屋)を攻めてます(w)