SAZA COFFEEに行ってきた
たまたま見つけたSAZA COFFEE
先日東京へ中島みゆきのコンサートを見に行った。
日帰りだったが気合いを入れで、朝早く地元を出たため、午後になるとコンサートの開場まで時間を持て余してしまった。
それまでかなり歩いたので、もうそろそろ歩きたくはない。
コンサートの会場は、有楽町の東京国際フォーラム。
その近くで時間を潰せるところはないかと思って検索したら、KITTE内にSAZA COFFEEがあることを発見。
KITTE1階にあるバーは2回ほど行ったことがあるが、その斜め向かいにSAZA COFFEEがあることには全く気づいていなかった。
これは行くしかない。
隣にあるスタバには目もくれず、SAZA COFFEEに向かう。
雰囲気のいい店内
店の前に行くと、店内は意外と広い。
落ち着いた雰囲気の店内だ。
店の前にある案内を見ると、やはりSAZA COFFEE、パナマゲイシャ推しである。
そうだよな、せっかくSAZA COFFEEに来てパナマゲイシャを飲まない手はない。
入店し、まずは注文。
店員はなぜか女性ばかりだ。
メニューを見ると、パナマゲイシャだけでも数種類用意されている。
そのなかからエメラルダ緑をチョイス。
ハンドドリップなので時間がかかると念を押されたが、暇つぶしなのでむしろ今日はそのほうがいい。
カウンターとは反対側の壁際のひとり席に座る。
店員も女性ばかりだが、客もほぼ女性だ。
一人客もいないわけでないが、ほとんどがコーヒーを飲みながら何人かで話をしている。
昼下がりのこの時間帯に女性がSAZA COFFEEに来て、何を飲んでいるのか非常に気になるが、声をかけて不審者扱いされても困るのでやめた。
初パナマゲイシャ
確かに時間がかかるとは言われたが、コーヒーが出てくるまで15分ぐらいかかった。
店内はそれほど混んでいるわけでもなく、当然のように豆を挽くところから始めても、ちょっと時間がかかりすぎなんじゃないかと思っていたら、コーヒーが出てきた。
ついに初めてのパナマゲイシャだ。
注文したパナマゲイシャのほかに、お試しコーヒーということでデミタスカップに入ったケニアがサービスで付いてきた。
これはうれしい。
まずは、パナマゲイシャだ。
コーヒー好きだけでなく、コーヒー嫌いをも納得させるパナマゲイシャ。
とても興味があったのだが、店舗で出しているところは少ないので、ようやく初のパナマゲイシャ体験と言うことになる。
飲む前に香りを確認したが、この時点からいままでに嗅いだことのない不思議な香りがする。
一口飲んでまず思ったのは、「ぬるい」。
確実に80度は下回っている。下手すると60度台かも。
まさか、カップが冷えていて温度が下がったとか、サービスが遅れてぬるくなったということはないだろうから、余程低温で抽出しているのだろう。
味の方はというと、これはなかなか言葉に表しづらい不思議な感覚だ。
自分が飲んだことのない種類のコーヒーだ。
香りが強いわけではなく、味の要素のうち飛び抜けて強いものがあるというわけでもない。
酸味と甘みのバランスはいいが、それぞれ適度な強さに留まっている。
何口か味わううちに、この酸味はどこかで味わった記憶があるようなないような気がしてきた。
コーヒーに限らず、どこかで経験した感覚があるのだが、結局思い出せなかった。
全体的なまとまりはよく、とても上品な味わい。
この点で言えば、コーヒーと言うよりは紅茶っぽいかもしれない。
おまけのケニア
初パナマゲイシャの不思議な感覚にとらわれたまま完飲。
続いて、サービスで付いてきたケニアを味わう。
これは、マンゴーだ。
トロピカルフルーツ系のコーヒーは飲んだことはあるが、ここまでマンゴーの味わいがはっきりしているコーヒーは初めてだ。
パナマゲイシャとは全く方向性が異なるが、これはこれでおいしい。
よいコーヒーに共通して言えるのは、後味に嫌な感じが全く残らないことだ。
後味の余韻が長く続くものと、すぱっと消えてしまうものの差こそあれ、イガイガしたような不快な感じは残らない。
なるべくゆっくり飲んだものの、20分しか間が持たず、早々に店を後にしてしまった。
後で気がついたことだが、SAZA COFFEEはコーヒーだけでなく、スイーツでも有名らしい。
それで女性客が多かったのか。
スイーツの中でも「世界一おいしいコーヒーゼリー」というのが評判らしいので、ああ、せっかく行ったのになんで食べなかったのかと後悔。
夏限定のコーヒーソフトクリームもおいしいらしいので、今度東京に来た時には、この時の写真をLINEで送ったらブチ切れられた妻と一緒にスイーツも味わってみたい。
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