○卯月18日【幸せの扉】
香りのアトリエをここ数ヶ月かけて
少しずつ少しずつ整えている。
自宅の一室だけど、
このお部屋に入るとスイッチが入るように、
とにかく好きなものに囲まれて仕事ができるように。
完成までには時間がかかるけれど、
その時間も愉しめたらと。
主に香りを聞く時間は
朝1から午前中いっぱい。
お昼を済ませてからは夕餉の支度までは
あまり香りは聞かない。
夕餉を済ませ、ゆっくりお風呂に浸かって鼻のリセット。
就寝までのしばらくの時間をまた香りを愉しむ時間にしている。
今夜も普段通り香りの小部屋の扉を開けると
開けた瞬間いつもとは違う香りが、、
そう!
マダガスカルジャスミンの蕾みが開きかけていた。
なんとも言えない妖艶で甘く官能的な香り。
蜂や虫の気持ちがわかる気がする。
開きかけの花に夢中で離れたくない(笑)
マダガスカルジャスミンは普段見るハゴロモジャスミンなどのジャスミンの仲間とは違うんですって。
まぁるく柔らかな蕾みから花をつけるマダガスカルジャスミンが私は大好き。
花言葉は「清らかな祈り」「ふたりで遠くへ旅を」
香りを聞いてるだけでまだ見ぬ
マダガスカル島と言う国を想像できるほど、
熱帯気候、乾いた砂漠の中で感じる甘い香り
突然のスコールで乾いた空気がしっとりと湿った土から立ち込める香りに混じってそこにふわりと甘い官能的な香りが島の人たちを陽気で解放的にしているのではないかとイメージが湧く。
あくまでイメージだが、こんなふうに香りからショートトリップしてみるのもいいものだ。
今宵は官能的な香りに浸って眠りにつこう。
しばらくの間、フレッシュなマダガスカルジャスミンが香りの小部屋の扉を開ける愉しみのひとつになりそうだ。