○卯月11日○ 【美しさの秘密】
歳を重ねるほどに 内側から溢れる美しさ。
誰もが知るオードリー・ヘップバーンの晩年は
親善大使となり子供たちのために力になります。
そんな彼女の一節が強く心打ちます。
《確かに私の顔にはシワが増えたかもしれません。
でも、私はこのシワの数だけ優しさを知りました。だから、若い頃の自分より、今の自分の顔の方がずっと好きなのです。》
オードリー・ヘプバーンが亡くなる前の最後のクリスマス・イブに二人の息子に送ったとされるアメリカの詩人サム・レヴェンソンのこちらの詩。
【時を越えた美しさの秘密】
魅力的な唇であるためには、
美しい言葉を紡ぎなさい。
愛らしい瞳であるためには、
他人の美点を探しなさい。
スリムな体であるためには、
飢えた人々と食べ物を分かち合いなさい。
豊かな髪であるためには、
一日に一度子供の指で梳いてもらいなさい。
美しい身のこなしのためには、
決してひとりで歩むことがないと知ることです。
物は壊れれば復元できませんが、人は転べば立ち上がり
失敗すればやり直し、挫折すれば再起し、間違えれば矯正し何度でも再出発することができます。
誰も決して見捨ててはいけません。
人生に迷い、助けて欲しいとき、
いつもあなたの手のちょっと先に
助けてくれる手がさしのべられていることを、
忘れないで下さい。
年をとると、人は自分にふたつの手があることに気づきます。
ひとつの手は、自分自身を助けるため
もうひとつの手は他者を助けるために。
女性の美しさは身にまとう服にあるのではなく、
その容姿でもなく、髪を梳くしぐさにあるのでもありません。
女性の美しさは、その人の瞳の奥にあるはずです。
そこは心の入り口であり、愛情のやどる場所でもあるからです。
女性の美しさは、顔のほくろなどに影響されるものではなく、
その本当の美しさはその人の精神に反映されるものなのです。
それは心のこもった思いやりの気持ちであり、
時として見せる情熱であり、
その美しさは、年を追うごとに磨かれていくものなのです。
ー サム・レヴェンソン -
大切に綴られたこちらの言葉は
額に入れられ、私の一生大切な宝物です。