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他競技から学ぶことの大切さ(福大大濠高校の片峯先生)

いつもノートをご覧いただきありがとうございます。

専門種目である「ラグビーフットボール」以外のコーチの方々などと最近会う機会が多く、またnoteのフォローワーの方も少しずつ増えている現状ですので、改めてこのお話を自分の言葉で紡ぎたいと思います。

バスケットボールから・・・

私の母校である白鷗大学ですが女子バスケが4度のOTを制して優勝しました。本当におめでとうございます。心震えました。

そんな嬉しいニュースも含めてバスケットボールは本当によく観ています。

ウインターカップも自分自身が学生の時からずっと観ていますし、市立船橋高校の当時監督でした近藤義行先生の試合中のパフォーマンスを観た時に、学生ながらこんな魅力的な人がいるんだ。。と感じていました。俺も3Pであんな喜ばれたい・・(笑)

そんなバスケットボールですが1番観ているといっても過言でないのが、各チームのコーチング動画やコーチのインタビュー動画です。
Bリーグ始動してから、メディア映えというのでしょうか、とにかく魅せ方が上手だなと思っているのがバスケットボールで、特に育成年代を掘り下げるドキュメンタリー系(YouTubeなど)は本当によく観ています。
そして河村君が福岡第一にいる世代から、僕は福岡大学付属大濠高校のファンになりました。そうなんです。片峯先生がいるからです。
福岡県は本当に観ていてずっと楽しいです。予選から観れるものは観てました。
※特に今年は1年生から観ていた選手たちが3年生になるので、勝手に感慨深くなってます(熱が高い、、)

片峯先生の凄さ

そもそも評価する立場でもないですし、競技専門外から、そして映像や著書から私が感じている部分を簡潔にまとめると(僭越ながら)

「言語化する力」「選手との距離感」「俯瞰的マインド」の3つがずば抜けているんではないかと思います。

これは私自身はコーチングをする際に、子供たちと接する際に特に気を付けていることでもあるので、本当に勉強になりますし、理想とするモデルケースが存在していると感じているのかもしれません。

「言語化する力」
事象が起きた際に、「なぜ?」「どうゆうことになったから」その事象が起きたのかを「言語化」して伝えるというのは非常に難しいです。それを感情任せに伝えてしまうコーチも多いと思います。片峯先生はこの指示がとても明確に思います。バスケットボールを専門的に知らない私がドキュメンタリー上のインタビューで、なるほどな。こうゆうことで、この事象が起きるのか。と納得できるということは、それくらい具体的に「言語化」されているということだと思います。
バスケもラグビーも絶えずシチュエーションが変わる場面が連続ですが、ある程度ストラクチャーな部分もある。そのようなスポーツであれば、より言語化できる(また短い時間で)その能力は勉強になります。
指示が「シンプル」で「効果的」であれば最高ですからね。

「選手との距離感」
日本一を目指しているチームですから、もちろん要求されるものは多く、またその課題に関して高い水準を求めます。だからこそ激のタイミング(これはチーム全体にかける激と個人個人にアプローチするものとは別と考えています)とその塩梅はとても勉強になります。
スイッチの入れ方、また褒め方(凄い具体的なんですよね、プレーの細部、構造を褒める)が選手のやる気を引き出すのと同時に、すごい解像度が高い褒め方をしています。選手からすると物凄い嬉しいと思います。もちろん全て私の推測の域ですが、褒めつつもプレーの動きを提示していることで、より理解度が深まると思います。
選手から質問がくることもまさに、そのような信頼度の高さと質問しやすい雰囲気作りだと思います。

「俯瞰的マインド」
コーチングをする上で「俯瞰的」になれることはとても大切だと思っています。もちろんずっと俯瞰的ではないのですが、自分自身のメンタルコントロール、学校生活、チームの成長度合い、個人の成長度合い、チームマネジメントなどなど、それをある程度「俯瞰的」に考えたり、見ることができると「やるべきこと」「取り組むべきこと」が見えてくると思っていて、片峯先生のインタビューを聞いていると、本当に色々と俯瞰的に考えながらもフォーカスすべき時に適切な行動ができていると思っています。だからこそ強い組織(チーム)がこうやって作られていくのだと思います。
ロジカルとパッションの体現です。

学ぶことの面白さ

他競技の先生方(コーチ)から学ぶことは本当に多いです。ましてSNS全盛期という中で、これを有効活用しない手はありません。
ラグビー自体はまだまだ、これから盛り上がるのではないかと思っていますし、野球やサッカーももっとコンテンツとしては映えるはずです。
おそらく日本スポーツ界ではバスケットボールがこのコンテンツとしても魅せ方としてもフロントランナーだと思います。

ぜひコーチングに関しても、スポーツに関しても学び続ける皆さんには、ぜひ他競技から学んでみるチャレンジをしてみてはいかがでしょうか?

ということでざっと2000字くらい書き残しました。

西武文理高校も男女ともにバスケットボール頑張っていますので、ラグビーも含めて切磋琢磨していきたいと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました。


飯塚淳平


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飯塚淳平
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