25卒内定体験記 Vol.30 🌻(@miracleflower__)
内定先:超大手新聞社
学歴:GMARCH
自己紹介
初めまして。25卒の🌻と申します。
最近読んだ、とある芸能人のエッセイを読んだことで、自己紹介って意外と難しいことに気づき、ここに何を書こうか正直困惑しています。笑
華々しい結果を残したわけでもなく、すごい企業に内定をもらったわけでもない(←ぼんじり加筆します、とんでもない最強新聞社です)私が、ぼんじりさんから内定体験記の依頼を受けた時、DMでは「もちろん書きます!」と言い切ったものの、「何書けばいいんだ?」と最初はなりました。
そこからしばらくして、私にしか書けないことはなんだろう、と考えたときに、「まぁ私はこれしかないか」と直感で思ったことを書こうと思います。
最初に断っておきますが、この内定体験記は就活のテクニックとか、面接でのコツのようなものは一切載っていません。
これから書くのは、就活の技ではなく、メンタルとか、考え方の話。
ES落ちが続いていて辛い。自分に自信がない。就活なんてやめちゃいたい。そんな人にとって、ちょっとでも元気が出るような、そうはならなくても、ちょっとは心が軽くなるような。寄り添ってあげられるようなものになれば嬉しいです。
🌻の性格
元々の性格がそうだったからでしょ!とはなりたくないので、ここで軽く私の性格について説明させてください。
・他人に言われたことを良くも悪くも気にする
(3年以上勤めているアルバイト先で入って1年の後輩に「仕事できなすぎ」と言われてバイト先に行くのが怖くなったことも。それが原因でシフトを代わってもらったこともある)
・ちょっとしたことですぐ落ち込む
(ぼんじりさんが優しく言ったつもりの指摘を受けて本気で落ち込んでた)
(選考結果が不合格だと分かってから、ひどいときは2,3週間立ち直れませんでした)
・心配性。ありもしないことを考えては心配になって焦る。
(中学生の頃、ネットにあった地球滅亡の日を本気で信じて、友人に別れのメール送ってた)
一言でまとめてしまうと、とにかくネガティブでした。
落ち込んでいるときに誰かに励まされても、その励ましの言葉すらも疑いを持ってしまうような人でした。(友人には本当に申し訳ない話ですが。)
今でこそ言えますが、ネガティブな自分になることで失敗しても、「どうせこうなるし」と諦めがつきやすくなり、自分を正当化していたのかもしれません。
これを踏まえた上で以下を読んでくださると嬉しいです。
就活開始!3年の4月
「人生を終わらせるか、フリーターになるかの2択かなぁ」
これが当時の私の口癖でした。自分のやりたいこともわからないし、なりたい自分もない。自分の将来に希望が見出せなかったんです。サークルやゼミで有名企業に内定を得ている先輩を見ても、「自分はあそこまで成功できる未来はない」と思っていたし、受験だったり、今までの人生から見ても成功経験が少なかった私は、「就活でまた辛い思いをするのは嫌だな」と自分自身が失敗をすることは最初から覚悟していました。
ESを初めて書く夏 想像以上に苦痛だった
周りも就活を始めているし、ゼミの先輩もなんかめちゃくちゃ気にかけてくれるから、とりあえずインターン出すかと、周りの環境に流されるがままにESを書き始めることにしました。
しかし、正直、これが苦痛。「やりたいことなんてないんだもん」、でもESは書かないといけない。
先輩から頂いた過去のESを見ても、「こんなすごい経験ないし!アルバイトだけでなんでこんなに書けるのさ!」と絶望。もちろん、興味のある業界ではありましたが、そこで何をしたいのかという明確な目標がなかったので、手が進みません。先輩に何度も添削を繰り返して、ようやく出した初めてのES。「ES一つを仕上げるのにこんなにも大変なの?」とやりたいことが見当たらない私はもう本当に苦痛でしかありませんでした。
この頃からぼんやりとメディア志望、なかでもテレビ局に行きたいという気持ちはあったのですが、親や周りの人からの「テレビ局はなかなか入れないよ、無理無理」という言葉に自信を失い、はっきりと「テレビ局志望です!」とは言えず、自分の心の奥底にしまいこんでいました。
その後も立て続けにESの締切に追われ、それだけでも大変なのに、企業から届くメールは半数以上がお祈り。ぼんじりさんと24卒のメンター、サトウさんにもこのESに追われていた時期あたりから、お世話になり始めますが、夏インターンはお二方をうまく頼れなかったこともあり、選考ありで対面のインターンは1社、オンラインでのインターンが1社のみで惨敗。
「まぁ、本選考頑張ればいいかー」と無理にでも言い聞かせましたが、なかなか立ち直れず。「こんなに落ちるなら、もう内定なんて取れないんじゃない?」。
そのせいもあって8月下旬〜9月は就活から少し離れました。記憶がありません。手帳を見ても、かろうじて決まった企業のインターンに行ったり、よくわからない会社の人事面談(これがインターン選考だったらしい)をしてたくらいでした。しかし、サトウさんとぼんじりさんと出会ったことを機に、自信を持って「テレビ局志望だ」と思えるようになりました。
本選考や早期選考が始まる秋 私の何がダメなの?
9月中旬を皮切りに本選考がスタートしました。「もう絶対落ちない!めちゃ内定とってやる!」、頑張ろうという気合を入れて、動画やESを作り始めます。サトウさんとぼんじりさんに何度かコンサルをお願いして、満足のいくものを仕上げ、提出。
しかし、またしてもES落ち。面接にすら進めません。あんなにお世話になったサトウさんとぼんじりさんに「申し訳ない、本当にごめんなさい」とES落ちがわかった瞬間、涙を流しながらDMを送りました。
「なんでこんなにもできないんだろう、あんなに私に時間を割いてくれて、最善を尽くしてくれたのに、なんで私はこんなにも結果を残せないんだろう」、落ちるたびに涙が止まらなくなりました。
申し訳なさと共に、自分の不甲斐なさに嫌気がさし、自己嫌悪に陥ります。それが蓄積した結果、ストレスになってしまったらしく、ストレス性の難聴になってしまいました。(今はもちろん回復しています、なんでも聞こえる)
そんなとき、ぼんじりさんのコンサルが私を変えるきっかけになります。
「人間性はまじで変えなくていい。だけど、考え方をポジティブにする必要はある。動画とか証明写真とか見てると、やっていけるのかなって不安に感じちゃうんだよね」
「今変われるチャンスだと、前向きに捉えて」
最初は驚きました。「ESの書き方とかではなくて、私自身のことなの?」。このネガティブすぎる性格を直すのは無理だと思っていました。だって、記憶がある限りで小学校5年生からずっとネガティブなんです。10年も変わらなかったんだから変えるのはなかなか難しいでしょ。ぼんじりさんには申し訳ないですが、最初は正直変わらないと思っていました。
しかし、当時の私の気持ちをさほど覚えていないのですが、たぶん、相当焦っていたのだと思います。どうやったら変わるんだろう、と必死になっていました。でも、ネガティブな考えしか知らない私がポジティブな考え方に変わる方法なんて知るはずがありませんでした。知っていたらとっくに変わっているはずなので。
自分をどうしても変えたかった、成長したかった冬
「どうしたら考え方が変わりますかね?」
考えても調べても、いい方法が見つからなかった私は、明るくて、私とは真反対の性格をしているメンターのサトウさんなら、なにか教えてくれるかも!と思い、相談してみました。
「人生結局はなんとかなるのよ、1日1回、寝る前とかでいいから『なんとかなる!』って言ってみて!私も人生なんとかなっているし、🌻ちゃんもきっとなんとかなるから!」
今考えれば、本当に効果出るのか?と疑ってしまうかもしれません。しかし、私は本当に自分を変えたくて、その気持ちがずっと強かったのだと思います。最初は寝る前に「なんとかなる」、日が経つにつれて、日中も言うようになります。
大学今日もぼっちだな。まぁでも、『なんとかなる』
今日の面接、手応えなかったなぁ。でも、『なんとかなる』
バイト行くのに、バイトの制服全部忘れちゃった。でも『なんとかなる』
就活とか関係なしに、気持ちがネガティブな方向に傾きそうになったら、まずは無心で誰にも聞こえないくらい、でも自分には聞こえる声で「なんとかなる」と言っていました。
気持ちはなんとかなると思っていなくても、とりあえず口に出してみる。効果ないだろ、というような疑いは一切ありませんでした。もうそのときは自分を変えるのに必死でした。
もうちょっとでもネガティブになりかけたら「なんとかなる」と言って、ネガティブ思考を切り上げる努力を無意識のうちにしていたのかもしれません。
これをし始めてから、心持ちが変わったのか、テレビ局とは別に受けていた企業の早期選考の最終面接を通過し、内定を獲得。それゆえのメンタルの安定はあったかもしれませんが、若干自分が変わってきているという感覚がありました。就活のことを考えて、病む日が格段に減ったり、気持ちが落ち込んでもその日だけで、翌日に持ち越さなくなったり。そして、大抵の嫌なことは寝たら全部忘れるようになりました。
この実感に加えて、ぼんじりさんやサトウさんに顔つきが変わった、と褒められたことで、私は少し自信がつきました。友人にも、「就活前に比べて、なんかめちゃ変わったよね、ポジティブになった」と言われるようになりました。
変わった私 選考がうまく行き始める春
ポジティブに生まれ変わった私は、別の企業で内定を得たものの、どうしてもテレビ局が諦めきれず、4年生の夏まで就活を続けました。
ポジティブになったこと、ぼんじりさんやサトウさんの教えが定着し始めたおかげで、ESで落ちることはなくなりました。どんどんESが通過して、面接に進めることができる自分がむしろ怖くて仕方ありませんでした。面接でもネガティブオーラがなくなったのか、面接官の雰囲気がにこやかになったり、笑ってもらえることも増えました。
「『なんとかなる』の一言でこんなにも就活がうまく行って、自分もこんなに変わるなんて、いいことづくしだな」と変わるきっかけをくださったサトウさんとぼんじりさんに改めて感謝したくなりました。本当にありがとうございます。
就活が終わった今 これからの就活生に伝えたいこと
就活って辛い人には本当に辛いんじゃないかなって思います。
Xには就活無双している人ばっかりだし、念願のインターンに行けば、高学歴がたくさんいたり、あり得ないくらいすごい経歴がある人がいたり、「なんでこんな人たちと内定の争いをしなきゃいけないんだろう」とか思ったりすると思います。私もそうでした。
ESの合否の日にXを見て、自分は落ちて悔しいのに、タイムラインには通過したポストが流れてきて…。
友人と話せば、内定を複数個持っていたり….。
インターンにあり得ないくらい参加していたり…。
もしかしたら、逆に就活していることを馬鹿にされる環境にある人もいるかもしれません。私は、留学に行く友人が「この人(私)、もう就活してるんだよ?早くない?笑」と周りの人に馬鹿にした言い方で伝えているのを見たこともありました。「ああ、就活してるのも出る杭になっちゃうんだ笑」って、呆れた一方で、孤独を感じたことも。
それでいて、企業からは祈られまくって…。本当に落ち込むし、「こんなのやってられるか!」って思うと思います。
でも、結局は「なんとかなる」んです。
最初にも書きましたが、私は就活を始める前は、内定なんて取れるはずないと思っていたので、
「人生を終わらせるか、フリーターになるか」
の2択だったんです。ぼんじりさんとサトウさん、そして「なんとかなる」っていう言霊だけを信じて、「なんとかなり」ました。
もちろん、少なからず「縁」というものは存在すると思います。どれほど行きたいと願った企業でも、縁がなければ祈られます。悲しいことのように聞こえるかもしれませんが、これはたぶん、神様が守ってくれている証です。絶対内定してやる!と思っていた企業に、私は最終面接前の面接で落ちてしまいましたが、後々からその企業に就職した人の話を聞くと、「私には合わないかも、だから落ちたんだな」と納得することも結構ありました。
できる努力をしつつ、自分を追い込みすぎないでほしいなと思います。
「辛い」、「逃げたい」、「もう就活やりたいくない」と思ったら、一旦就活から離れてみるのもいいと思います。(締切が近いとかだったらそうはいかないと思いますが)
「辛い」と思えるのはそれだけ頑張ってきたあなたがいるからです。
涙が出ちゃうくらい悔しいのは、あなたがそれだけ熱量高く、就活に向き合ってきたからです。
若干ぼんじりさんに言われたことと被ってしまいますが、本当にそうだと思います。だって、一生懸命やってなかったら、きっと涙なんて出ないし、「辛い」なんていう感情も沸かないはずです。
美味しいご飯を食べてみたり、好きなアイドルのライブに行ってみたり、ちょっとお出かけしてみたり。
辛いのに、無理に頑張ろうとすると余計に辛くなります。就活から離れて、気分をリフレッシュさせて、「あ、やばいそろそろ就活やらなきゃ」って思ったら、また頑張ってみてください。頑張る時に頑張る。
常に努力できれば、それに越したことはありませんが、どんなスマホだってバッテリーの充電が切れたら使えないんです。たまには自分を労って、充電してあげてください。
だって、就活も人生も「なんとかなる」から。
これを読んでくださった方の気が少しでも楽になれば、そして少しでも力になれれば幸いです。大丈夫です、自分なりに頑張れば「なんとかなり」ます。信じられないなら、私みたいに1日1回以上、「なんとかなる」って根拠がなくても言ってみてください。言霊の力できっと「なんとかなり」ます。
メンタルケアや、悩み相談には人一倍自信があります。笑
もし、どうしても辛いとか、誰かに話を聞いてほしいけど、話せる人がいないとかあれば、ぜひDMお待ちしています。
鍵アカウントではありますが、力になれることがあれば遠慮なくお声がけください。
ここまで、長いのにも関わらず、読んでくださって本当にありがとうございました。読んでくださっている方々の就活がうまく行くことをお祈りしています。
そしてぼんじりさんとサトウさんに改めて感謝を申し上げたいです。
私を変えるきっかけを与えてくださって、そして変えてくださってありがとうございました。
P.S
「こいつ、最後就活どうなったか書いてないやん」って思う方もいると思うので。
実は第一志望であるテレビ局への内定を獲得することはできませんでした。行きたいと思うテレビ局への選考が一通り終わったことを機に25卒での就活に区切りをつけ、26卒の夏、念願のキー局のインターンに参加します。そこで、テレビ局の魅力に惹きつけられるとともに、内定先で頑張りたい、という気持ちがある自分に気づきました。
そこから、自分のなかで就活を続けるかどうかをじっくりと考えた結果、25卒で頂いた内定先への就職を決め、終活を決意しました。
「自分が変わったことで内定を獲得しました!」という内定体験記が書けたら、これを読んでいる人の希望になったのかなとも思います。それを期待して読んでくださっている方がいたら、本当に申し訳ありません。でも、私はこの決断に後悔はしていません。
もし、この内定体験記を読んで「自分を変えよう」と思えて、その結果、内定に繋がったり、就職活動がいい方向に進んだら、今度はそれをあなたの内定体験記に書いてください。私自身を踏み台に、「こいつより、自分はすごい!」と思えるような自信あふれる内定体験記を楽しみにしています!
改めて、長くなりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
みなさんの就活がうまくいきますように!