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『ガリバー旅行記』の不思議

 アイルランドの作家ジョナサン・スウィフトによる『ガリバー旅行記』、子供向けの物語としてとても有名ですね。私も小さいころに読んだ記憶があるような無いような・・・。原作は全4篇ある大作で、実のところは当時のイギリス人の社会や慣習に批判的な視点に立った風刺文学だといいます。

 そればかりか、中にはまことに不可解な記述があるのをご存じでしょうか。第3篇は空を飛ぶ島「ラピュータ」が出てくる物語で、そこにラピュータ人が発見した、火星を回る2つの衛星のことが書かれています。そして、その2つの衛星の、火星からの距離、公転時間などが、実際に存在するフォボスとダイモスにぴたり一致するというのです。

 『ガリバー旅行記』が出版されたのは今から300年近く前の1726年、日本では江戸時代の享保11年にあたる年です。そして、フォボスとダイモスが発見されたのは、それから約150年後の1877年です。これはいったいどう理解したらいいのでしょう。ただの偶然の一致? それとも、ジョナサン・スウィフトはひょっとして宇宙からやって来た人?


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