保育園の先生凄い
連日、保育園での事故や事件ニュースが相次いでますよね。
大事な、我が子を預ける保育園で不安になるニュースが多いと、自分の子を預けている保育園は大丈夫なのかと心配なったりもします。
4時間の給食指導
概要
この事案は、園児が給食を食べない事で、4時間にわたり給食指導が続き、トイレにも行けず失禁してしまったとの事です。
まず、この園児は年齢は公開されていませんでしたが、失禁してしまったという事から、少なくともオムツを卒業している年齢で、3歳以上である事を想像します。
つまり、訳もわからず怒られている状況ではなく、給食を残したから怒られているんだという事は分かっているはずです。
今回は、このニュースの中で、
給食指導の在り方を考えていきたいと思います。
①長すぎる給食指導
②トイレに行かせない指導
1.長すぎる給食指導
"4時間"というと、昼ごはんは12時頃に食べるはずなので、16時頃まで続いたと考えられます。
時間を見るだけでも、長いなと言う印象です。
ほとんどの子は、夕方に迎えが来る事を考えると、親が迎えにくる寸前まで続いたのでしょう。
おそらく、この園児は最終的に『お迎え』というデッドライン間際ということから給食を食べなかったと推測します。
2.トイレに行かせない指導
これは、園児がなかなか食べないストレスから指導のマネジメントではなく、個人的な感情でこうなってしまっていると感じました。
『コレをしないなら、アレをしてあげない』
よくある光景ですが、それを生理現象でやってしまう事は、目的以上に心に傷を負ってしまう可能性があると思いました。
本来の『子どもに栄養バランスをしっかり摂って欲しい』という給食の目的が給食指導によって『残さずに食べさせる』という目的に変わっている事によって今回の事案が発生したのかなと思います。
食べる努力は必要ですが、妥協点を見つけるのも給食指導のポイントだと個人的には思いました。
給食指導
そもそも、給食指導は必要なのか?
僕が子どもの時代は、給食残しは重罪で、それこそ4時間くらい返してくれない事もありました。しかし、現代では嫌いな食べ物を無理やり食べさすのはどうなんだという風潮に変わってきています。
実際に、食べ物を残すような子に育ってほしいしかというと、そんな事はないはずです。
子どもには出来るだけ好き嫌いを減らして欲しいし、いっぱい食べて大きく育って欲しいと誰もが思っています。
しかし、子どもに嫌いな食べ物を食べて貰うのは、かなり大変な事です。
ウチの子も家ではなかなか、食べてくれません。食べれるような努力をしたり、時にキツく言うことも大切だと思いますが、毎日毎日それが続くと心が疲れてしまいます。
『食べたくない』といったら『じゃあ食べなくてもいいよ』という方が楽に決まってます。
個人的には、そんな悪役的な部分も保育園の先生が担ってくれていると思っているので、給食指導は必要だと考えます。
保育園の先生のおかげで食べれるようになったものも沢山あります。
ただ、今回のように目的を忘れた給食指導は改めるべきで、このような状況は全国どの保育園でも発生する可能性が高い事です。
その先生が退職すればいいという話で終わらせるのではなく、協議を重ねてマニュアル化して欲しいですね。
保育園の先生は凄い!
このように、保育園の悪いニュースが飛び交ってしまうので、どうしても印象が悪くなってきます。
保育園に対する世間の目も、だいぶ厳しくなってきました。
それは、大切な我が子を預けるのだから、当然だとは思います。
しかし、ネットの反応などを見ていると
あまりにも保育園の先生への配慮やリスペクトに欠けていると思いました。
小さい子どもの面倒を見るのは本当に大変です。
その、大変な役目を少ない数の先生で多数の園児を見ているのだから想像以上でしょう。
もし、なんの不祥事も起こしたくないのであれば、嫌いな食べ物なら『食べなくていい』
喧嘩している園児がいたなら『距離を離せばいい』怪我をするから『外で遊ばなくていい』
騒がしいから『アニメ見せとけばいい』と、まるでペットを預けているかのような施設になってしまいます。
給食指導をしてくれるから、嫌いなものでも食べまる事が出来て、喧嘩の仲裁をしてくれるから『ごめんね』が言えて、常に相手をしてくれるから楽しそうに過ごしてしいます。
確実に、保育園のおかげて子ども達は成長しています。預けるだけが目的ではありません。
確かに、今回のような行き過ぎた指導を肯定できる訳ではありませんが、保育園の先生は凄い!それだけは伝えたいです。
おわり。