よく思うこと:「お前、ガザでも同じこと言えんの?」

よく思うこと:「お前、ガザでも同じこと言えんの?」。

今回思ったのはロスジェネ超氷河期世代の不幸を嘆く投稿を見たからです。

世代間の不公平は実際にあり、だからその投稿には正当性があるんでしょうし、投稿者の気持ちもわかる。

でもまじの地球凍結氷河期世代や安政の大飢饉世代なんかとは比較できない位恵まれていることもまた事実なんだと私は思います。
また世界には82億人がいるけど、その内 約7億人は電気のない生活をおくってる。衛生的な水を使えない人は8億人以上いて、衛生的なトイレを使えない人は23億人もいるらしい。

こんなことを言うと「そんな極端な比較には意味がない。関係のないものの例を持ち出して自説の正当性を主張するのは詐欺師とかがよく使う詭弁的な方法だ」と思う人もいるでしょう。私もわりとそう思います。

でもさ、逆の面から考えてみればロスジェネ超氷河期世代と他の恵まれた世代とを比較することも「比較したってどうしようもない全く異なるものを比較しているだけ」とも考えられるのではないでしょうか。

ロスジェネ超氷河期世代「あなたは努力すればなんとかなるとでも言いたいんですか?それは違います、努力ではどうにもならないことがある。それにこうやって世代間の不公平を主張することによってその不公平が是正される。誰も声をあげなければ何も変わらないし、世の中は改善されていかない」

わたし「おっしゃるとおり!」

自分で書いていながらロスジェネ超氷河期世代の反論にはめっちゃ共感しました。でもやっぱり一方でロスジェネ超氷河期世代が歴史的に考えても世界的に考えても十分に恵まれた環境にいることもまた事実だと思います。

要するにさ、我々はだいたい最高でも最低でもない中間地点にいて、みんながそれぞれできることとできないことがある。我々はみんなそんな有限性の中で選び取れる最善のものを選び取っていく以上のことはできない。その行動の中には自分にできる行動をすることもあるし、世代間不公平を訴えることも、雪見だいふくを食べることも含まれる。だから、とりあえず私は過度に楽観も悲観もせず、今日できることをできるだけたのしんでやっていこうとおもいます。おしまい。


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