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口に出してみたら、夢が叶った話。
現状のもやもやから抜け出すための社会実験プロジェクト、ぬけだ荘。
私が参加表明をした翌日に、泥酔会という、ぬけだしたいことを決めた住人のみなさんが、お酒片手に決めた目標や夢を語るすてきな会が開かれました。
大切なのは、伝えてみること。
みなさんがやりたいことや夢をどんどん発表していく中、私は全く話し出すことができませんでした。
それは、自分に明確な夢がなかったから。こういうサービスがしたい!こんなことしてみたい!とキラキラした話をつまみに飲む緑茶ハイがとっても美味しかった。笑
恥ずかしながら、自分の夢、目標が思いつかなかった私は「うえさまは〜〜?」と振ってもらってやっと話すことができました。
が、それでも思いつかない…
前田さんやみなさんが、そんな難しく考えなくていいよ!何かやりたいことある?と背中を押してくれてやっと思いついたのが、“壁を塗りたい”という以前からの願望でした。
いいじゃーん!というみなさんの賛同に混じって「うちの壁好きなだけ塗っていいですよ!」と天使のささやきが。
大阪で不動産業を営む中田さんでした。
空き家を買い取ってご自身でリノベーションし、賃貸物件として人に貸し出す不動産業をされている方なのですが、とんとん拍子に話が進み、なんとDIY待ち物件の壁を塗らせてもらえることになりました!
それもまさかの5日後に。笑
当日の話。
同じ泥酔会に参加していたさりちゃんも同行してくれることになったので、2人で生野区の物件へ!
中田さんからボロボロなので覚悟してくださいね!とご忠告いただいていましたが、思ったよりまだ人の住んでいた空気感がある平家の長屋でした。
工具やペンキ、漆喰を事前に用意していただいていた中田さんには頭が上がりません。。本当にありがとうございました!
いつもDIYをされている中田さんに、全部全部教えていただき、イチからやらせてもらいました。
❶釘など邪魔なものを抜いて
❷シーラーで固めて
❸塗る!!
YouTubeで何時間もDIY動画を見続けていた私にとって、見慣れた光景を自分の手で再現していく楽しさは格別!
楽しくて楽しくて、時間が経つのは本当にあっという間でした。玄関と2つの部屋(ひとつは1面だけ)を塗らせてもらいました。
暑くて体力は消耗していたものの、まだまだずーっも塗り続けたかったです。漆喰の手触り、忘れられません。
薄暗かった部屋が、色を塗るだけでとても明るくなるんですね。
ゆくゆくは、自分で塗る色を決めてお部屋を完成させたりしてみたいです。
塗りながら、中田さんがどうしてこの仕事をしているのか、日本の空き家や生活弱者の問題、前デについてなど、いろいろな話をしました。
ただ壁を塗りたい一心で今回の機会を設けさせてもらいましたが、感じたのは自分の知らない世界がまだまだたくさんあるということ。
やりたいことをやってみる醍醐味がここにもありました。
夢って小さくてもいい。
今回感じたのは、自分の中で“夢”というものを大きく捉えすぎていたということ。
他の人がどんなことを言っているとか、こんな小さなこと、ふわっと思っていることなんて言うまでもない。そんなことを考えていました。
だけど、口に出すだけで叶ってしまった。
ぬけだ荘管理人のふじっこさんが先日提唱されていた「40人集まれば意外と夢叶えてくれる人いる説」立証させたいですね!
やりたいこと全部、“夢”と呼んでみたい。だれかに伝えることで前に進むこともあると分かりました。
こんな機会を与えてくれた前田デザイン室は本当にすごいところ、感謝です。
これからも少しでもやってみたいと思った自分の夢をどんどん口に出していきたいです!