「髪切った?」から始まる無限の世界
他者とコミュニケーションをとる第一歩として「雑談」という選択肢がありますが、「何から話していいかわからない」や「どんな話題を振ればいいのだろう」こんな疑問が出てくると思います。
そんな時すぐに使える神フレーズと考え方を紹介
神フレーズ「髪切りました?」
このフレーズを言えるだけで雑談のハードルが一気に下がります。
それぞれのケースで考えてみましょう。
Case1 本当に切っていた場合
相手が本当に切っていた場合(切っていることがハッキリしていれば必ず伝える)には「髪切った?」というフレーズで相手は「はい」などのYesの意志を示します。
そこで終わるのではなく「ほめる+背景を聞く」というテンプレートを使って、雑談を広げていきます。
(例)
自「髪切りました?」
相「はい。」
自「ステキな髪型ですね。お似合いですよ。イメチェンですか?」
相「ありがとうございます!ちょっと気分を変えようと思って。」
自「そうなんですね。なにか気分を変えようと思ったきっかけとかあったんですか?」
相「最近・・・」
といった具合に会話が広がっていきます。
もちろん相手との関係性や返事の仕方によっては言葉遣いや行間に言葉を付け加えるなどの変化をしながら使うことになりますが、上記の型を持ち実践することで、間違いなく会話が広がります。
人は人間性を褒められるとうれしく感じるものです。
特に髪型については「相手そのものを褒める」というほどハードルが高くありません。
もう一度言います。「髪型を褒めることは相手そのものを褒めることではない」
「じゃあ髪型を褒めることは何を褒めているんだ」
このように思う方も多くいることでしょう。
髪型を褒めるということは「相手のセンスを褒める」ということ
髪を切るという行為には3種類のパターンがあります。
①自分のこだわりで注文して切ってもらう。
②インスタや雑誌を見せて切ってもらう。
③おまかせで切ってもらう。
①②のパターンの場合は相手自身が髪型を決めて切ってもらうことになります。
その髪型を褒められるということは自分の選択した結果を褒めてもらうということ。
これは非常にうれしく感じますよね。
③のパターンの場合は「髪切りました?」のあとに「美容師さんにお任せで切ってもらったんです。」と勝手に答えてくれます。
その場合は「そうなんですか!センスのいい美容師さんですね!どちらでその美容師さんを知ったんですか?」などと切り返すと、その人の行動にフォーカスされます。
ゴールは相手を褒めることではなく、会話をひろげるためなので言葉のやり取りが多く生まれれば雑談の充実という面でいえば最高の結果でしょう。
Case2 切っていない場合
仮に相手が切っていない場合には当たり前ですが「髪切った?」というフレーズに対して相手は「いいえ」というNoの意志を示します。
その後何を言うか手札がない場合には「あっ…」と沈黙が始まります。
しかし考えてみてください。
今やろうとしていることは「相手が髪を切ったことを当てるクイズですか?」
違いますよね。
雑談をして会話を広げることです!
ここでは「切り返し+疑問」というテンプレートを使って、雑談を広げていきます。
(例)
自「髪切りました?」
相「切ってないですよ」
自「えっ、本当に?なんとなくいつもと違う感じに見えました。なんでだろう?」
相「そうかな?服装とか違うからかな?」
という展開になったら理想ですね。
広げやすいキーワードが出てきました。
今回は「服装」でしたが「香水」や「昨日の行動(飲みすぎたからや良く寝れたから)」、女性であれば「メイク」などが出てくることになるかと思います。
このようにツッコみやすいキーワードが出たら会話を広げるチャンスです。
どんどん会話を広げて相手に話してもらうことが可能になります。
沢山話せる相手は居心地のいい相手
相手の立場から考えると「自分のことを沢山話せる相手」なんて、そう多くないでしょう。
雑談が上手になると自分が相手にとって「自分のことを沢山話せる相手」に名乗りを上げることができます。
そうすることで、またこの人と話がしたいと思ってもらい、結果的に会話の回数が増えたり、相手から話を振ってもらったりします。
会話の回数が増えるということでザイアンス効果が生まれます。
ザイアンス効果とは「人や物、サービスに何度も触れることで、警戒心が薄れていき、関心や好意を持ちやすくなる」
つまり相手にとって自分が居心地のいい相手。
自分が関心を持ってもらいやすくなるということです。
仕事の場面でも、プライベートでも、恋愛においても生かせることができるのではないでしょうか。
「「いいね」を探そう」
今回は「髪切りました?」にフォーカスしましたが、あいての「いいね」ポイントはたくさんあると思います。
人に会ったら相手の「いいね」を探す。
そして「いいね」を探して伝えるということは「あなたに関心がありますよ」というサインでもありますし、相手にも伝わります。
自分なりのテンプレートを持ち雑談を楽しんでいきましょう。
ここまで読んでくださった方々は雑談がしたくなったのではないでしょうか?
ぜひ相手の「いいね」を声に出して会話を広げていってください。
最後までお読みいただきありがとうございました^-^
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