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日記「忘れ物」

 よく忘れるのは傘。仕事場やお店の傘立てにそのままである。そういう時は決まって「今雨降ってないけれど、降るかもしれないから持っていこう」というときだ。

 もし来るときに雨が降っていれば「雨に打たれた=傘」と連想できるし、出るときに雨が降っていれば「雨に打たれる=傘」と連想できる。しかし、打たれた過去も未来もない私の脳には「さあ帰ろう」という執念しか残されていないのだ。

 ちなみに、傘がないことに気づくのは肌で「雨が降りそう」な空気を感じたとき。基、5~10分で取りに戻れそうな距離であることが多い。もしそこが遠方であれば取りに戻るが、職場など明日も来る場所であれば「まあいいか」と思ってそのままである。

 で、いまがその状況。傘を職場に忘れた。そして、こういうときはだいたい、①帰り途中で雨が降る。②翌日の朝に雨が降る。勘弁。

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