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haruka460
日記「多分落ちた」
道路挟んで反対側の歩道。そこにはマンションと歩道とを隔てる垣根があるのだが、そこに女子小学生が3人、垣根の中を見ていた。
彼女たちが下の方を見ていれば、ネコとかが入り込んだのだろうと推察できるが、彼女たちが見ていたのは垣根の上。更に彼女たちは、手にした傘でその上の方をガサガサとつついている。
耳をたてると「イモムシ」「ちがうよ」という声。なるほど、虫だ。彼女たちは虫をつついているのだ。いや、つつくなよ。というツッコミと同時に、この令和に虫をつついているという光景が何とも愛おしく感じた。
そんな思いを胸に、私は彼女たちを背に帰路へとついた。
その刹那、「キャー」という悲鳴がした。