co+shegoto2022 講座1「やりたいことの『軸』を考えよう」
1.実施概要
①2022年9月27日(火)
②2022年10月4日(火)
10:00~12:00
オンラインにて実施
2. 講座の流れ
(1)オープニング
2022年のco+shegotoも、昨年に引き続きオンライン開催になりました。
まず、最初の講座は参加者自身の『軸』について考えます。講座には、参加者のほかに支援機関の皆様や、コミュニティーマネージャーが参加。それぞれのグループに分かれてビジネスシートの作成をする流れで講座がスタートしました。
(2)講座の説明
講座のメインはワークショップが行われます。内容は、講座オリジナルのシートに参加者自身のやりたいことやアイディア、ビジネスへの展望などを書き込んでいきます。
シートへの書き込みやヒアリングは、それぞれのグループの支援機関の皆様や、コミュニティーマネージャー及び運営スタッフが行います。
(3)チェックイン
最初はそれぞれのグループに分かれて、自己紹介がてらチェックインを行います。「お名前」「自身がやっていること、やりたいこと」「今日の目的」などに加え、「お部屋やカバンの中にあるお気に入りグッズ」を紹介してもらいました。
(4)シートの説明
co+shegotoでおなじみ「起業支援シート」。本講座オリジナルのシートで、これらの項目を埋めることによって、ビジネスややりたいことのイメージをより具体化していきます。
項目は以下の通りです。
①あなたの周りのトレンドは?
②その分野の成長企業は?
③今までやってきたこと
④好きじゃないこと
⑤企業への不安、壁
⑥今の不安、壁を乗り越えるために必要なものは?
⑦お客さんはどんな人?
⑧あなたの商品、サービスを通してお客さんは何を解決してほしい?
⑨あなたの商品・サービス
⑩商品・サービスの提供方法
⑪どうやって知ってもらう?
⑫差別化ポイントは?
⑬収入と支出(お金、お金お金以外の収支)
⑭目標数値(円、フォロワー数 etc)
⑮人に任せた方がいいもの・外注
⑯キーパーソン(鍵になりそうな人)
(5)実践
ワークショップでは、それぞれのグループに分かれてヒアリングを行いました。1人につき20分ほど、じっくり時間をかけて自身のやりたいことやアイディアを話していただきました。
参加者の皆さんは、最初は「20分も話せるかな?」と心配していましたが、いざ話始めると「20分じゃ足りない」と言う声も聞こえてきました。
聞き手は、参加者の名前は決して否定せず、さらに深掘りをするように聞いていきます。また同じ参加者も、相手のアイディアに乗っかるような考えを提案したり、一緒に問題を解決するなど、「人のアイディアに乗っかる」を意識してヒアリングに参加していただきました。
(6)シートの整理
ヒアリングした内容を書き込んだシートは、後日参加者の皆さんにメールで送付されます。
モヤモヤを抱えていたと言う参加者の皆さんからは、ヒアリングを通して新しいアイディアや解決方法が見つかったと明るい表情に。また、20分だけではまとまらず、「自分でもじっくりと考えてみます」と言う声も聞こえてきました。
(7)チェックアウト
今回は、チェックアウトと同時にネクストアクションも行っていただきます。ネクストアクションは、「今回の講座のことを、誰かにシェアすること」です。
口頭でも良いですし、SNSなどに感想投稿してもOK。まず、自身のアクションを誰かにシェアすることで、次の化学反応が起こるかもしれません。
3.参加者の様子
毎回、最初は緊張した面持ちの参加者の皆さんですが、講座が終わる頃には「もっと話したい。話し足りない」と、明るい表情に変化しています。
また、自身の思いをシートに可視化できるのも、この講座のポイントです。普段モヤモヤしていることも、実際紙に書き出して整理してみると解決のヒントが見えてくることも。
講座の間は、このシートを片手に色々と考えてみましょう。全ての講座が終わる頃にもう一度シートを見てみると、新たな発見があるかもしれません。
4.参加を通しての気づき
最初は支援者の皆様、参加者の皆様ともに緊張した面持ちでしたが、チェックインやグループワークを通して、次第に打ち解けていきました。グループが盛り上がると、アイディアも次々と浮かび、気がついたらあっという間に時間が経っていたと言う声があちこちから聞こえてきました。
支援機関の皆様は、プロの目線からのアドバイスが参加者に刺さっていたようです。ぜひ、この機会に、双方向のコミュニケーションを深め、身近な支援者として繋がって欲しいと感じました。
今回のco+shegotoも全てオンラインで行われますが、今年度は新たな試みとして、甲府、富士吉田、上野原にてco+shegotoが出張個別相談を行います。「もっと話してみたい」「あの人と繋がりたい」など、それぞれの思いをぜひぶつけてみてください。
次回は、「伝わるプロモーションを考える」についての講座です。ぜひお楽しみに!
作成者:三森望(峡東地域CM)