
Lenovo Chromebook IdeaPad Flex 3i Gen8を1年間使ってきて。
1年前にChromebookであるIdeaPad Flex 3i Gen8を購入し、1年間使用してきました。
1年使ってみての所感を書きたいと思います。
前提
まず、私自身Chromebookは2台目になります。
1台目は今も現役ですが、2020年に購入した日本HPのChromebook HP14。
こないだくらいの感覚だけどもう4年以上使ってることに衝撃笑
メモリ4GBでPentium Silver N5000プロセッサーですが全然現役
世代で言うとインテル第9世代とかなのかな?
仕事中に横に並べて調べものやYouTube等を流したりとライトな使用です。
そしてもう一台仕事でメインに使ってるWindowsPC15.6インチもあります。
その上で外出用として12.2inの当Chromebookを導入。
スペック

当機の簡単なスペックを一応記載しておきます。
発売からしばらく経つので恐らく敢えて記載することでもないかもしれないですが…笑
OS:Chrome OS
CPU:インテル N100
メモリ:4GB
ストレージ:eMMC64GB
液晶:12.2in 1,920×1,200IPSグレア
サイズ:約284*210*18.4mm
重量:約1.25kg
価格としてはセール時だと3万円を割るくらいまで落ち着いてきてます。
確か初のN100搭載のChromebookじゃなかったかなと思います。
12.2inかつこのサイズ、価格帯にしては珍しいFHD以上の液晶もかなりの好評点。
メモリは4GBと若干心もとない気もしますが、サブ機かつchrome OSなので後述はしますが、私の使用感では問題なく稼働してます。
64GBの容量は通常だと少ないと思われますが、Chrome OSはドライブに保存するのが通常の使用なので全く問題なし。
重量は、、、仕方ないかな。キーボード取り外せるタイプなら半分くらいになりますけどね…
使用用途
使用用途としては持ち出すサブ機
使用する用途としては、職業上会計ソフト(弥生会計や財務応援等)を使用するのでExcelでの会計ソフト入力の補完その他Word含めた資料作り(スプレッドシート等使用)
※Freeeや弥生会計オンライン等のWEB上で動く会計ソフトはChromebookでも問題なく稼働します。
メール作成やブログの下書き
必要な際はGoogleのリモートデスクトップで自宅のWindowsPCを動かし作業。
これがあるからWindowsではなくChrome OSで十分だと判断しました。
基本的にノマドワーカーでも無いので作業としては本格な物ではなく空いた時間や長時間移動を使って補完的な作業になります。
Chromebook(Chrome OS)はオフラインでは何もできないと思っている方も多いかと思いますが、私の使い方的にはリモートデスクトップ以外は基本オフラインでOK。
基本的にはGoogleドライブに全て保存しているので仕事に使うような資料はフォルダごとオフライン使用をONにしており、外出先でもドライブからファイルを拾ってきてオフラインで作業。オンライン環境に戻ったら勝手にアップされて最新に更新完了になります。
オンライン環境が必要になる場合のみ公共Wi-Fiもしくはテザリングで対応しています。
私の場合はスマホがAndroid(Pixel 7a)ですのでスマホ接続することによってスマホの通知もChromebook側に表示させられますし、テザリングもPC側からサクっと繋げます。
使用感
筐体自体の使用感について
まず、本体の使用感について。
本体は金属外装ではなくプラスチック。
値段が値段なので仕方ないところもあるが、安っぽいプラスチックの感じは無いので見た目的にもまあ及第点。何ならChromeのカラフルな○の方が気になるくらい笑
ベゼルも狭めなので結構シュッとして見えます。
1.25kgの重量は持ち運ぶにしては決してとても軽いとは言えないが、大きいノートや2in1タイプのタブレットも結局キーボードを持ち歩くことになると近い重量になるのでそこはまあ良しとする。
モバイル用途でよく見るレッツノートの12.4inは軽量バッテリー装着時で0.859kgとかなのでそこと比較すると重いけどそもそも値段が8倍くらいの差ありますからね…笑
電車の中での使用については、メリットデメリット両方あるかと思います。
まずメリットとしてはキーボード使用作業の場合、電車の中で分離型だとかなり厳しいものがあると思います。そこはクラムシェル型の優位な点。
デメリットとしては360度折り返してタブレット使用する際の重量。
2in1だと600g前後のものが1.2kgになるかつぶ厚くなる。。
これは本当に一長一短だと思うのでタブレット使用が多い方はタブレットを選ぶ方が得策かもしれません。

キーボードで言うと、キーピッチはしっかり確保されてますし、普通に文章を打つような作業に使っても疲労もないし問題なし。
細かいところだと、右上¥やバックスペース等周りのキーが狭いキーボードのしわ寄せを受けて小さくなってたりしますが、そもそも使用頻度が低めのキーが多いのでそこは仕方ないかと思います。
キーボードに関しては色んな方がココが残念とか色々言うとは思いますが、正直………慣れ!!笑
慣れればどんなんでも気にならないです。
タッチパッドに関しても可もなく不可もなくと言った感じで、ディスプレイがタッチ対応なので臨機応変に画面タッチとタッチパッドを併用しながら使用していけばそんなに不満なく使えるかなと思います。
ディスプレイに関しては12.2inなので何でもかんでも画面上に並べてと言う作業には向いていませんがそれはそもそもそんなことをしようとするのが間違い。
個人の好みはあると思いますが、私は表示を75%で使うのが表示量や大きさ的にはしっくり来てます。
ソフトウェア的な使用感について
次に中身の使用感についてです。
まず起動。
立ち上げるものがWindowsと違い少ないので爆速で電源ONから使用まで移れます。
そして4GBのメモリとN100の心臓。
Windowsとしてはメモリがかなり心細いスペックになりますが、そこがChrome OSの強み。
このスペックでも前提の私くらいの使用用途だとサクサクです。
そもそも2020年のN5000が現役で問題なく動いてるくらいですしね笑
基本が全てWEB(Chrome上)で作業されるOSなのでそもそもスペックの必要があまりないです。
※Androidアプリをモリモリ使用すると話は別ですが…。
多分私の使用用途の中で一番重労働(と言っても別に重くないけど)なのがリモートデスクトップで自宅にあるWindows機を動かす作業。
自宅PCは第13世代インテル® Core™ i7に16GBメモリ。
勿論リモートなので操作される側のPCスペックは大事ですが、サクサク動きます。
オフィスにある別のWindows機(第11世代インテル® Core™ i7に32GBメモリ)からも同じ自宅PCを動かす機会が結構ありますが、全く変わりないです。
コレが実はChromebookの本質的なところだったりするかもしれません。
Chromebook自体は低スペック、少容量でも動かす先がある程度のスペック、保存容量を有していればそっちのスペックに依存して物事の処理をすることができます。
Chromebook自体にはソフトのDLの必要も無ければファイルの保存の必要もありません。(勿論メイン機がある前提ですが…)
実際8GBあればもっとサクサクだったり余裕があるのかもしれませんが、現状遅いと感じたことすらないので私には無用の長物。
価格が高くなるくらいならコレで無問題です。
まとめ 向き不向き
最後に購入を検討している方に対しての向き不向きをまとめていきたいと思います。
向いてる人
メイン機があり、リモートで動かすだけの用途の人
外で行う作業がメールの下書き等ライトな作業の人
普段行ってるPCでの作業が基本WEB上で事足りる人
なるべく安価なPCを探している人
上二つは私と非常に用途が似てる人になるかと思います。
3つ目に関しては、動画視聴やネットサーフィン等にしか使わない人やオフィスソフトも含めてWEBサービスで代替が効く人を想定
4つ目に関しては恐らくただ安いPCを探している人はソフトを入れたりとかそういうことじゃなく3つ目の様な使い方の人になるのかなと言う想定で列挙させてもらいました。
そういう人に関しては同価格帯のWindows機よりはるかに快適に使用することが出来る可能性が高いかと思います。
私自身も仕事じゃない用途でPCを開くときはWindows機じゃなく4年以上使ってる低スペックChromebookを使うのでそういう用途なら大丈夫です。
向いてない人
専用ソフトやアプリなど、インストールして使うソフトが必要な人
ゲーム目的の人(一部例外もあり)
自分が何をしたいのかよく分かってない人
動画編集など重い作業を目的とした人
まずこのPCに限らずChromebook全体に言えることですが、専用ソフトやアプリが必要な人には向いてません。
私で言うと弥生会計等インストール型のソフトはWindows機でしか動かせないですし、例えば年賀状ソフトなんかもそうなるかと思います。
そしてAndroidアプリがDL出来るとはいえそもそもスマホでは無いのでアプリが最適化されているわけではないです。
画面サイズもそうですし、そもそもちゃんと動作しないものもあります。
そしてこのPCに関して言うとスペック不足で満足に遊べないものもあると思います。
あくまでAndroidアプリは入れることが出来るだけで主にはならないと思ってください。
そしてゲーム目的の方。WEB上のゲームなんかはあまりスペックも求められていませんし全然いけます。私はスマホで基本しますが一応麻雀ゲームなんかは試したことあります笑(雀魂や天鳳の両方WEB版)
他だとあまり主流ではないですがクラウド系のゲームもいけることはイケますね。GeForce NOWみたいなイメージ。
ただそれも出来ればChromebookの中でもイイスペックのものを選ぶ方がイイと思います。
自分が何をしたいかよく分からない人。
Chromebookは比較的安価で基本的には普段使いに困らないですが、ソフトを入れられないこと、Chrome OSによって非対応ということが将来起こる可能性があるので避けた方が無難かな…とは思います。
重たい作業を主とする方はそもそも専用ソフト等が必要な方がほとんどだと思いますのでそもそも選択肢には入らないですかね?
とまあ色々並べましたが、個人的に1年使った結果
出来ないことを分かった上と言う前提のもとおススメできます。
まだまだ自動更新期限も残っている機体ですのでChromebookにご興味のある方はこのPCに限らず手に取ってみてはいかがでしょうか。