凡を極めて、非凡に至る
フリーランスフェスティバル(※参照)は、気づきの多い機会でしたので、
振返り用に、メモを残しておきます。
(※参照)
①重富さん編
・「ビール道」について、茶道 や お味噌汁も例えに挙げながらお話頂き、
理解が深まりました。
・道を究めるあくなき姿勢。正に“道”を究められている姿に感動しました。
→「過去のアーカイブ動画を見るとちょっと違うんだよなぁ、
今はもう変わってるからね」というお話や、
過去の文献情報を整理されながら、先輩方にも教えを受けられている
という話がとても印象に残っています。
また、恐れ多くもグラス洗いのお手伝いもさせて頂き、重富さんとお客
様とのお話も少し伺えたことも とても貴重な機会になりました。
(実は、グラス洗いを変わりたく無かったです(笑))
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会場には、スイングガランを始め、ビール注ぎに必要な機材をカート
に乗せて、お1人で颯爽とお越しになられました。
(もう、その時点で重富さんの虜になってました)
重富さん曰く、ビールの魅力はビールの言葉ではなく、
如何にビール以外の言葉で伝えるか。
表現出来る言葉の幅を広げられるほど、伝わる相手も増えるよ
とお話されていたことが印象的でした。
茶道に関連して;
・表千家、裏千家、武者小路の薄茶の "泡"の違いとビールの泡との関係
・泡は、外観の違いに意識が向かう傾向があるが、味との関連
(カフェラテとは異なる)
お味噌汁に関連して;
・お出汁とお味噌の関係
(お出汁を堪能する?お味噌を堪能する?そのバランス?)
その上で、ビールは、「コミュニケーションツール」
お客様の状態に寄り添った 究極のビール(="手入れの行き届いたビール")
をご提供することが大切。
そのために、麦汁、炭酸(≒泡)、苦味を絶妙に調整するための技が必要。
・グラス磨き3年、泡切り3年、注ぎ8年
・グラス(厚み、容量、形状など)→口当たり、泡の立て方(立ち方)
・グラスの洗い方(軽くすすいだ後に、飲み口4回、中身5回・・・)
・グラスの冷やし方(氷水で冷やして→水切り重要!)
・ビールの冷やし方(氷水で樽を冷やし、急冷しない)
→炭酸やその他成分の状態を安定させた状態で注ぐ。
“ビールにストレスをかけない”と表現されていた
・スイングガランの動かし方、グラスの角度11°、
ビールの状態を視る、確認する
ビールをグラスへ注ぎ終わるイミングの重要性
(注ぎ始めは、キレイなビールが出始めてすぐに)
・ビールの注ぎ方(如何に、イメージ通りにグラスとビールとの
衝突&渦で泡を作るか・・・)
・ガス圧
(お客様のお試しの際は、少し圧を低めに設定されていたが、実は・・)
今回のフェスでお客様にご提供頂いたのは、
1度つぎ、2度つぎ、3度つぎ、シャープつぎ、マイルドつぎ、ミルコの6種類。
まず、1度つぎを頂きましたが、本当に、麦茶を飲むような感覚。
(いやいや、私はこれまで何を飲んでいたのだろうか・・・)
2杯目は、2度つぎ。え??同じビールを使っているの??
というぐらい別物の味。こちらは、お話が進みそうな味でした。
その次は・・・(また是非、広島のお店で味わってみたい!)
事業のお話では、フランチャイズではなく暖簾分けをしたいお話されていた
ことが、「道」の話にも通じる点があり、とても興味深かったです。
また、メニューの種類数に対して、オーダー出来る数が少ない(2つ)と制約があることや、営業時間を限定することなどで、
プレミアム感をより高める(&人気になれば行列で待たれている方も
気になる)ことも、集客の観点で工夫されている点なのだろうなぁと思いながらお話を伺っていました。
“本質にもとづく商品開発”、“凡を極めて、非凡に至る”
社会人になってすぐに、先輩方が語っておられた姿を思い出しながら、
最後のビールを頂きました(#^^#)
至福の時間をありがとうございました。
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