tartetatin(M.Ikeda)

フランスの「おいしい!」を追いかけて十数年… 作って・食べて・調べて・習って・教えて・訪ねた記録です。 特に地方料理・地方菓子が好き♡ 時々ワインも。 マイペース更新ですが、お読みいただけると嬉しいです。 https://tartetatin728.amebaownd.com

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最近の記事

フランドル地方の郷土料理

前回の投稿から少し間が開きました(^^ゞ ベルギー南部〜フランス北部は 二つの国にまたがって 共通の食文化があります。 リールでゴーフル目当てに訪れた Meertのレストランメニューには 郷土色あふれるお料理が。 これはワーテルゾーイ。 ワーテル=water(水)に由来する 料理名で、 「水で煮た」を意味します。 素材の旨みを水で引き出し、 それを卵黄で繋いだソースでまとめます。 具材は鶏肉や白身魚などが多いでしょうか? Meertのワーテルゾーイは サーモンと貝類。 ソ

    • フランドル地方の郷土菓子あれこれ

      暑い毎日ですね😅 前回の投稿から少し空きましたが、 その間定例のお教室を経て 今月は夏休みを頂いています。 その間に、 フランドル地方を訪ねたので、 少しそのエリアのお味をご紹介です。 フランドル地方とは フランス北部から ベルギー南部にまたがるエリア。 今回はブリュッセル🇧🇪に滞在し、 そこを起点に北フランスの リールへデイトリップです。 言わずと知れたショコラ天国のベルギー。 ブリュッセルを歩けば 数件おきにチョコレートショップでは? …と思うほどですが 他にも特徴

      • イカのセート風

        「イカのセート風」 (Seiche à la sétoise) ラングドック地方の港町 セート(Sète)の名を冠した イカの軽い煮込みです。 港町にふさわしく 帆船が集まる舟祭りや、 「ジュート」と呼ばれる舟上槍試合で名高い サンルイ祭りなどで賑わう土地。 詩人ポール=ヴァレリーの生誕地でもあり、 「風立ちぬ、いざ生きめやも」という 堀辰雄の訳で知られる詩集 「海辺の墓地」のある町としても知られます。 アカデミー=フランセーズの会員で、 国葬も執り行われたヴァレリーは、

        • コルシカの郷土料理と郷土菓子

          フランスの家庭料理のお教室を ささやかにしていますが、 特に力を入れているのが 地方料理と地方菓子です。 5月のテーマはコルシカ島でした😃 地理的にイタリアと思っている人も 多いのですが、 実はフランス領🇫🇷 ナポレオンの生地でもあります。 夏のヴァカンス地としても人気の地♪ 歴史も古く、そそり立つ岩壁に 灌木のマキの茂みと青い海が美しい 地中海で4番目に大きな島です。 食文化としては フィガテルなどの豚肉加工品、 栗粉(AOP)、 セドラやクレモンティーヌなどの柑橘や

          コンソメとかアスピックとか…

          昨年から改めてフランス料理の基礎技術や 理論的なアプローチを学んでいますが、 ようやくたどり着いたメニューがコンソメです。 時間と手間がかかるその手法については これまでも見聞きしていましたが、 実は自分で作ったことがない料理。 さて、ここまでのお写真はすべて先生のお手本。 手順など頭に入れて(一応…(*´∀`*)) いよいよ実践…!と鼻息荒かったのに、 実は私のシュミネは決壊し、 だましだまし仕上げたものの、 大いに反省と不満の残る結果となりました。 原因は何だろう…

          コンソメとかアスピックとか…

          ババ生地について考えてみた。

          フランスパティスリーウィークのテーマが 「サヴァラン」でもあり、 この春は特別に私のレッスンでも このお菓子を取り上げています。 ベースはpâte à baba(パータババ)と呼ばれる発酵生地。 焼成後にシロップを吸わせるので、 多少ガシガシした焼き上がりでも誤魔化せて(笑)、失敗の少ないお菓子… だと思っていますが、 それでもNGな事や ちょっとしたポイントがあります。 それを改めて考えるきっかけとなったのは とある回のレッスンで 生地が過発酵気味になった事でした。 出来

          ババ生地について考えてみた。

          砂糖のタルトの砂糖って?

          昨年から学んでいる講座で 北フランス(Nord・Pas de Calais地方)のお菓子、 Tarte au sucre(タルト・オ・シュクル)を作りました。 訳して「砂糖のタルト」 名前通りにブリオッシュの生地に お砂糖ベースのガルニチュールを乗せて焼き上げる素朴でなじみ深い地方菓子です。 昨日の講座ではそのお砂糖は何を使うか…という話題に。 私としては一も二もなくヴェルジョワーズという甜菜糖を使うのだという認識でした。 なぜなら、 ヴェルジョワーズはこの地方の特産だか

          砂糖のタルトの砂糖って?

          Bonjour! はじめまして!

          初めまして♪ Tartetatin(タルトタタン)こと池田恵です。 フランスの地方の食文化に魅せられて、 そのお味・歴史・風土を知ることがライフワークとなりつつあります。 これまでホームページで綴ってきたことを これからはこのnoteという新たな場所でつぶやいていこうと思います。 旧ホームページからの引っ越し記事も織り交ぜていきます。 ご興味あれば是非ご覧くださいね♡

          Bonjour! はじめまして!