2024/6/22 今週の米国経済指標まとめ
⭕ 今週は、米国 小売売上高(6/18)、日本 消費者物価指数CPI(6/21)、S&P 6月 購買担当者景況感指数 速報(6/21)について簡単にまとめてみました。
① 5月 米国 小売売上高 6/18
⭕ 小売売上高(前月比)
結果+0.1%(予想+0.3%)
② 5月 日本 消費者物価指数 6/21
⭕ 総合 +2.8% 生鮮食品除く +2.5% 生鮮エネルギー除く +2.1%
③ 6月 S&P PMI 6/21
⭕ 好景況の50以上を高い水準で維持しており、サービス業の景況感はここ2年余りで最高水準の55.10となった。企業活動は全体的に底堅く、業績相場の中では安心感が得られたと思われます。
★ 2022年3月のFRB利上げ開始後のサービス業PMIは55.60
④ 重要経済指標のおさらい
⑤ 政策金利予想 6/22
🟡 2024/7/31、連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利決定において、市場参加者の意見は「金利据え置きが89.7%」【5.25-5.50】
🟡 利下げ観測【5.00-5.25】
★ 2024/9/18 「66.9%」
★ 2024/11/7 「78.0%」
⑥ まとめ
🟡 米国 小売売上高と購買担当者景況感指数
小売売上高の結果から消費の軟化、減速が見られ、今月末発表のFRBが最重視するPCE個人消費支出に鈍化が見られれば、利下げ観測の前進が如実にみられるかもしれません。
S&Pサービス業PMIは、2022年3月のFRB利上げ開始後(FFレート+0.25%)時の数値まで回復しており、今後も底堅さと成長感を感じさせた。
これに反応するかのように、米国経済の景況感の高さとドル金利の先高観から、1ドル=160円近くまで円安に振れた。現在の日本経済の消費の冷え込みを考えると妥当とも思えます。
🟡 日本消費者物価指数による警告
著しい電気代の高騰により消費者物価指数は上昇。これを受け、政府は「酷暑乗り切り緊急支援」の名称で電気・ガス料金も8〜10月の3カ月分を補助し、施策を再開する。ガソリン補助金も年内継続を表明。
🟡 エヌビディア時価総額3日天下
NVDAがついにトップに上り詰めましたが、機関投資家等の調整売りが入り最終日にさらに下落。すぐさまMSFTが首位奪還。AAPLもオープンAIとの提携で逆襲開始。
急騰中、暴落中はこうした個別株は目移りしてしまい、上がった下がっただのやきもきし、売り時を逃します。個人投資家はやはりVTIがベストという事でしょうか?
🔅 今週の債券利回り、為替、原油(前週比)6/22現在
★ 米国10年債利回り 4.257%(6/15 4.221%)
★ 日本10年債利回り 0.974%(6/15 0.932%)
★ 1ドル=159.776(6/15 157.415円)
★ 原油(WTI)1バレル=80.59ドル(6/15 78.49ドル)
🔅 今週の米国株主要3指数、日経平均 6/22現在
★ NYDOW 39,150 +1.45%(先週比)+0.22%(先月比)
★ S&P500 5,464 +0.61%(先週比)+3.74%(先月比)
★ NASDAQ 17,693 +0.03%(先週比)+5.72%(先月比)
★ 日経平均 38,621 ▲0.50%(先週比)▲1.23%(先月比)
🔅 来週の経済指標
6/27 米国 1Q実質GDP成長率(確報)
6/28 PCE 個人消費支出
6/28 ミシガン大学消費者信頼感指数