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2022/11/26 台湾統一地方選挙

① 台湾・蔡英文総統、党トップを辞任 地方選大敗で引責

【台北=龍元秀明】台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は26日夜、与党・民主進歩党(民進党)トップの党主席を辞任する意向を表明した。同日投開票の統一地方選で、民進党の大敗が確実となった責任をとる。総統としての職務は続けるが、政権の求心力低下は避けられない。

日本経済新聞 2022年11月26日 22:15

台湾で4年に1度の統一地方選挙が、3日後の今月26日に行われます。再来年の総統選挙の前哨戦とも位置づけられ、結果が与野党の候補者選びに影響を与える可能性があります。
台湾の統一地方選挙は、台湾全土の市長や知事、議員などおよそ1万1000人を選ぶもので、今月26日に投票が行われ、即日開票されます。

NHK 2022年11月23日 17時37分

② 蒋介石の曾孫、蒋萬案氏が台北市長選出馬

台北市長候選人名冊。圖/北市選委會提供

✅ 初代台湾総統、蒋介石の曾孫。ついにサラブレットの登場ですが、蒋介石は台湾の現地民を迫害した歴史があり、ネームバリューは選挙に不利ではとの批評もあります。


③ 外交の影響は?

✅ 民進党(民主進歩党)は字のごとく、民主主義を推し進める政党であり、特に中国(中国共産党、中華人民共和国)からの政治的、経済的独立を理念とした政党であります。

 対して国民党(中国国民党、中華民国)は大陸の覇権で中国共産党に破れ、台湾の地で臨時政権を構えた歴史があります。中国は元々は宿敵でありますが、やはり大陸への憧れを持った人が多く、どちらかと言えば親中(中国と仲良くしたい)と言われています。実際に経済面では中国はお得意様で有るため、中国との関係を悪化させたくないのは事実だと思います。日本においても同様に考えている方は大勢います。

⭕ 国民党であったが、台湾本省人で初の総統となり、親日であった「李登輝」氏に可愛がられ、対日対米同盟で安全保障外交政策を引き継いだと言われる、「蔡英文」総統。

 今回の選挙結果により、国民党の勢力が増し、蔡英文総統の影響力が低下、政権交代への動きが加速するようになれば、日本との強固な関係が緩み、地政学リスクが増す可能性があるといえます。台湾有事は日本有事であります。




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