子どもの頃の雨の日の楽しみ
小さな頃は雨の日学校に行くのが楽しかった。
結構そんな人は多いのではないのかな?と思う。
やっと買ってもらった黄色の長靴をはけるし、お気に入りの場所で水遊びができる。
お気に入りの場所で遊ぶのは、必ず学校帰りだった。その場所は横断歩道の真横にある歩道で、歩道横の道路は工事がきちんとされていないのか、アスファルトが微妙に凹み、長い時間雨が降ると歩道と車道の間に雨水が大量に溜まっていた。
たまたま、雨の日の学校帰りに、その横断歩道で信号待ちをしていると、同じ学校の人が車が通った瞬間に、溜まった雨水をすごい勢いで頭から目の前でかぶったのだ。
衝撃的な勢いで、まるでその光景は何かのアトラクションのようだった。
車はもちろん走り去っていったが、残されたずぶ濡れの高学年の人は、何が起こったか分からないように呆然としていた。
それを見ていた、私と友達も驚いてしまったが、それがヒントになってしまった。
その横断歩道を待つ大人で、雨の日、そこが危険な場所だと知っている人は、凹みのある場所から、離れて信号待ちをしていたが、私達は雨の日の帰りになると、あえて車道ギリギリの歩道に立ち、勢い良く走る左車線の車を待つ遊びを始めた。
今、考えると信じられないくらい、とっても汚い遊びだが、子どもの私達にとっては、その激しい水しぶきがドキドキ、ワクワクした。
友達と交代で立つので、勢いある車がくれば激しく雨水をかぶれるので大当たりだか、徐行されるとハズレになる。
背中を向けて立つのではなく、正面向いて立つので、顔面にも勢いよく雨水をかぶるのだか、私達は楽しくてケラケラと笑って立っていたので、もちろん口にも入っていた。
運転をする立場になった今考えると、子どもが飛び出して来そうで怖いし、危険だしで本当に止めて欲しい遊びだ。
当時、そこを通っていた大人の方、怖い思いをかせて本当にごめんなさい。
そして、勢い良く通ってくれた大人の方、ありがとう。
おかげで子どもの頃の楽しい思い出ができています。