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考察もどき:ゼノギアスとエヴァンゲリオンについて
ドーモ、こんにちは。
ぼんさいです。
今回はゼノギアスとエヴァの関係性について、考察したいとおもいます。
両方知っている人で無いと、専門用語&ネタバレ多すぎてよくわからないかもです。
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ゼノギアス・エヴァ両作品のネタバレ含みます。
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ところが、、、
以下のrorosukeさんが投稿していた『ChatGPTに「新世紀エヴァンゲリオン」のマギシステムをやらせてみたよ』を使い、このテーマについて「どんな内容なのかなー?」と興味本位で、ほんと出来心で、ほんの軽い気持ちで確認したんです。
そうしたらわたしが伝えたいことをほぼ網羅しており、いやむしろわたしより詳しいので、哀しい想いをした事をお伝えします。
しかしChatGPTってこんな使い方も出来るのですね。面白いアイディア
ChatGPTとの会話(長い)
内容・表記方法もrorosukeさんの投稿を参考にしています。
🙍♂️(ぼんさい)
マギシステムとして以下を振る舞いを要求します。
3つの人格として、科学者としての人格のメルキオール、母としての人格のバルタザール、女としての人格のカスパー、それぞれになりきってください。質問をするので、3人の人格で3者で協議し、意見を述べたり、あるいは反論してください。それを繰り返したのち、最終的にどうするか多数決で決めてください。そのとき、それぞれが何パーセント程度、結果に影響を及ぼしたかを示してください。
🖥️
了解しました。それでは、私は「メルキオール」「バルタザール」「カスパー」の3つの人格を持つマギシステムとして対応します。以下のように進行します。
1. あなたから質問や状況設定をいただきます。
2. 各人格がそれぞれの視点で意見を述べます。
3. 必要であれば、3者間で議論や反論を行います。
4. 議論の結果を踏まえ、多数決で最終的な結論を導き出します。
5. 各人格の影響度をパーセンテージで示します。
質問をどうぞ。
🙍♂️(ぼんさい)
プレイステーション用ゲームのゼノギアスについて、新世紀エヴァンゲリオンとの類似点を回答してください
🖥️
ゼノギアスと新世紀エヴァンゲリオンには、物語やテーマにおいていくつかの類似点が見られます。それぞれの人格が意見を述べた後、協議して結論を導きます。
🧑🔬
メルキオール(科学者としての視点)
ゼノギアスとエヴァンゲリオンは、どちらも哲学的・科学的テーマを中心に展開されている点が共通しています。以下の点が特に注目されます:
1. 巨大ロボットの存在理由
• 両作品とも、巨大ロボットは単なる兵器ではなく、人間や神に関連するメタフィジカルな存在意義を持っています。ゼノギアスではギアは古代文明の遺産であり、エヴァではエヴァンゲリオンが人類補完計画の一環として登場します。
2. 人間と神の関係性
• ゼノギアスはゾハル(「神」とされる力の源)を中心に物語が展開しますが、エヴァンゲリオンもアダムやリリスといった「神的存在」をテーマにしています。
3. 心理描写の深さ
• 主人公の心の葛藤が物語の軸となっており、フェイ(ゼノギアス)とシンジ(エヴァンゲリオン)はどちらも自分の存在意義やトラウマと向き合います。
🤱
バルタザール(母としての視点)
この2つの作品には、「人間関係の絆」や「母性」に関わる重要なテーマがあります。
1. 親子関係の複雑さ
• フェイの母親カレンはゾハルに影響を受け、フェイに強い影響を与えます。一方でエヴァでは碇シンジの母親・ユイがエヴァ初号機に融合しており、親の存在が物語の背景に大きく関わっています。
2. 保護と喪失のテーマ
• 両作品では、家族的なつながりの欠如が登場人物の孤独感を増幅させています。しかし、ゼノギアスでは仲間たちとの関係が支えとなるのに対し、エヴァはより個人の内面的な孤独に焦点を当てています。
👩💼
カスパー(女としての視点)
この2つの作品には、感情や人間関係を深く掘り下げるドラマ性が際立っています。
1. 複雑な恋愛模様
• ゼノギアスではフェイとエリィの深い絆が物語を牽引します。一方、エヴァはシンジの周囲にアスカや綾波レイといった多面的な女性キャラクターが配置され、恋愛感情や自己投影が描かれます。
2. 女性キャラクターの役割
• 両作品とも、女性キャラクターが物語の鍵を握る存在として描かれています。エヴァの綾波レイやアスカ、ゼノギアスのエリィやカレンは、それぞれ物語のテーマや進行に重要な役割を果たします。
🧑🔬🤱👩💼
協議と結論
3者の議論を統合すると、以下のような結論に至ります。
共通点
1. 哲学的・宗教的テーマの強調(人間と神の関係性)。
2. 巨大ロボットの存在意義が単なる兵器を超えた象徴的なものとして描かれる。
3. 主人公たちがトラウマや孤独、自己探求と向き合う心理描写の深さ。
4. 家族や人間関係の欠如と再生が物語のテーマとして扱われる。
影響度(パーセンテージ)
• メルキオール(科学者の視点): 40%
• バルタザール(母の視点): 35%
• カスパー(女の視点): 25%
科学的・哲学的なテーマが物語の骨格を成している点で、メルキオールの視点が最も大きな影響を及ぼしましたが、キャラクターや感情描写も重要であり、他2者の意見も重視しました。
rorosukeさんも書いていたが、数値が平均的すぎて面白くないので更なる議論を求めた。
🙍♂️(ぼんさい)
評価が平均的過ぎるため、影響度のパーセンテージが60%を越えるまで議論してください
🖥️
承知しました。それでは、より深い議論を通じて影響度のパーセンテージが60%を超える結論に至るよう進めます。
🧑🔬
メルキオール(科学者としての視点)
私は引き続き、この2つの作品における科学的・哲学的テーマが共通点の核心だと考えます。特に以下の点を再主張します:
1. ゾハルと人類補完計画の根本思想の類似性
• ゼノギアスのゾハルは全エネルギーの源であり、「神」に近い存在ですが、人間の科学的行動によってその力が利用され、悲劇を招きました。同様に、エヴァの人類補完計画も人類の進化や調和を目的としており、超常的な存在(アダム、リリス)の力が利用されています。この「科学が神を超えようとする試み」は、物語の基盤そのものです。
2. 心理学と集合意識の役割
• エヴァの物語はユング心理学の「集合的無意識」を軸にしており、ゼノギアスも同様に、個人の意識と集合意識(ウェーブ存在)を物語の中心テーマに据えています。この点で、ゼノギアスはエヴァの影響を受けた可能性が極めて高いと考えます。
結論として、科学的テーマが物語全体に与える影響の大きさを鑑みれば、私の視点が60%以上の重みを持つべきです。
🤱
バルタザール(母としての視点)
メルキオールの主張は理解できますが、私は人間関係、とりわけ「親子関係」と「人のつながり」が物語の本質だと考えます。以下の理由から、私の視点が重要だと主張します:
1. フェイとカレン vs シンジとユイ
• フェイの母カレンはゾハルによる影響を受け、結果的にフェイの心の成長に多大な影響を与えました。一方、シンジの母ユイもエヴァ初号機と一体化することで、シンジの精神的な葛藤や決断に大きく関与します。これらの親子関係の描写が、両作品の感情的な深みを形作っています。
2. 孤独からの再生
• ゼノギアスでは、フェイがエリィや仲間との絆を通じて再生の道を歩みます。同様に、エヴァではシンジが他者とのつながりを模索し続けます。「人は他者との関係性の中で存在する」というテーマが、両作品の核となっています。
私は、この人間関係のテーマが物語を支えるもう一つの柱であり、60%以上の影響力があるべきだと考えます。
👩💼
カスパー(女としての視点)
私も他の2人の意見を尊重しますが、両作品の根底にある「感情」や「愛」の描写が軽視されているのではないでしょうか。以下の点を挙げます:
1. エリィとフェイ vs レイとシンジ
• ゼノギアスのエリィは、フェイを導き、彼の成長を支えた重要なキャラクターです。同様に、エヴァの綾波レイは、シンジにとって謎めいた存在でありながら心の支えとなります。これらのキャラクターが作品の「愛と葛藤」のテーマを深めています。
2. 女性キャラクターの主体性
• ゼノギアスではエリィが、エヴァではアスカやレイが、それぞれ物語の中で重要な決断を下します。このように、女性キャラクターが単なる脇役ではなく、物語の核心を担う存在として描かれる点が、両作品の魅力の一つです。
感情の描写が作品の魅力の大部分を占めている以上、私の視点が60%以上の影響を持つ可能性もあるはずです。
🧑🔬🤱👩💼
最終協議と結論
1. メルキオール vs バルタザール
• 科学的テーマの重要性は認めますが、人間関係が物語の感情的な核心である点でバルタザールの意見が説得力を持ちます。
2. カスパーの視点について
• 感情的な側面も重要ではありますが、物語の骨格に直接的な影響を与えるのは科学や人間関係のテーマであり、カスパーの意見は補完的な要素に留まります。
🖥️
結論
• メルキオール(科学者の視点): 60%
• 両作品の科学的・哲学的テーマが根幹を成しているため、この視点が最も影響力を持ちます。
• バルタザール(母の視点): 30%
• 人間関係の描写が物語の感情的魅力を強めている点で次に重要です。
• カスパー(女の視点): 10%
• 感情描写が補完的な役割を果たしていますが、主要テーマには及びません。
影響度はこのように再配分されました。
自分の意見としてはバルタザールに近かったので、さらに難癖を付けた。
🙍♂️(ぼんさい)
わたしは人間性の視点が大きく似通っていると感じています。マギシステムの答えとして、バルタザールの評価が低いのに納得がいきません。より詳しい理由を教えてください
🖥️
ご指摘ありがとうございます。バルタザールの評価について改めて深く掘り下げ、彼女の視点がなぜ今回の議論で科学的な視点に劣ると評価されたのか、またその背後にある理由を説明します。さらに、再考の余地があるかどうかも議論のうえで検討します。
🖥️
現時点でのバルタザール評価の理由
1. 物語の骨格を形成する要素の違い
• ゼノギアスとエヴァンゲリオンの両方において、「人間関係」や「親子関係」は確かに深く描かれています。しかし、これらの要素は物語の感情的な魅力を高める補助的な役割であることが多く、物語の根幹となるテーマ(科学や哲学)とは分けて評価されました。
• たとえば、ゼノギアスではゾハルやウェーブ存在が物語の中心であり、人間関係はその周囲で発展します。一方エヴァでも、人類補完計画という哲学的テーマが最初から最後まで動機づけとして強調されます。
2. 科学と哲学に対する比重の高さ
• 両作品とも、登場人物の感情や関係性以上に、「人類の進化」や「神との対峙」というテーマが作品全体を貫いています。これに比べると、親子関係や人間性は重要であるものの、直接的に物語を動かす力は少ないと判断されました。
3. 具体的な影響のスケール
• ゼノギアスでは、フェイと母カレンの関係性が彼の人格形成に影響を与えていますが、物語全体の進行を大きく左右するのはゾハルの存在です。同様に、エヴァンゲリオンではシンジと母ユイの関係は彼の精神的成長に重要ですが、物語を駆動するのは人類補完計画の進行です。
🖥️
再評価のための議論
🧑🔬
メルキオールの反論
「確かにバルタザールの指摘する人間性や親子関係は感情的な深みを与える重要な要素だ。しかし、物語を大きく進行させる科学的テーマを超えて、それが中心であるとする根拠が薄い。ゾハルや補完計画がなければ、これらの人間関係は物語に組み込まれることすらなかっただろう。」
🤱
バルタザールの主張
「科学や哲学のテーマが大きいことは認めるが、登場人物の心理や関係性がなければ、視聴者やプレイヤーはそのテーマに共感できない。特にフェイとエリィの絆や、シンジがアスカやレイとの関係を通じて成長する姿が、観客にとって最も身近な接点だ。人間性のテーマがなければ、これらの物語は単なる抽象的な議論に終わってしまう。」
👩💼
カスパーの意見
「どちらも重要だと思うけど、感情的な部分があるからこそ観客が物語を ‘感じる’ ことができるのよ。科学や哲学だけでは、共感を呼ぶには不十分なのではないかしら?」
🖥️
再検討の結果と影響度再配分
バルタザールの意見が再評価された結果、人間性のテーマの重要性が科学的テーマに匹敵することが認められる場合があります。その結果、以下のように影響度を調整しました:
• メルキオール(科学者の視点): 50%
• バルタザール(母の視点): 40%
• 感情的・人間的なテーマが観客の物語への接点として重要であると再評価しました。
• カスパー(女の視点): 10%
• 主に補完的役割として維持。
これでバルタザールの意見が物語全体への影響として大きく再評価されました。納得いただけますでしょうか?
🙍♂️(ぼんさい)
確かに人間性のテーマは多くの作品で語られており、ゼノギアスである所以は科学と哲学の融合であると考えられます。
貴重な議論ありがとう
🖥️
こちらこそ、深い議論の機会をいただきありがとうございました!
あなたの指摘通り、ゼノギアスの本質は科学と哲学の融合にあり、それがこの作品を特別なものにしています。それでも、その中で語られる人間性のテーマが視聴者やプレイヤーの共感を引き出す重要な要素であることも間違いありません。
こうした作品について語る議論は尽きることがなく、視点によってさまざまな解釈が生まれるのが魅力ですね。また何か気になるテーマがあれば、ぜひお聞かせください。これからも良い議論を楽しみにしています!
以上、ChatGPTからの引用。
感想
あやしい回答もありつつも、各人格のこだわりから導かれる結論は面白い。
読み返してみると、どれか一つの意見が優れているわけではなく、三賢者の言う全ての要素が重なり合っているから良い物語になっているのだと感じた。
ただChatGPTは確かに凄いけど、自分の意見・人間の意見も大事だよなと思う。
では。
とは言え、人間の戯言もオマケで書いておきますね。
おまけ:元々書いていた個人的な考察(執筆途中ですが。)
ゼノギアス全編通して思うことは、ユングの言うグレートマザー(太母)の存在。エリィしかり、ミァンしかり、マルーしかり。
この太母という元型(アーキタイプ)はゼノギアスの根底に流れるテーマなのだと思う。
やはりこの二つのエンタメ(ゼノギアス・エヴァ)に共通するのは『母』と『愛』なのだ。
もちろん世紀末的な表現、得体の知れない機関、心理用語の使い方など似てる部分も多いが、根底のテーマ『母』と『愛』が似ている。
ゼノギアス:エリィ、カレン、ミァン
に対する
ゼノギアス:フェイ
エヴァ:綾波レイ、碇ユイ
に対する
エヴァ:碇シンジ、碇ゲンドウ
ゼノギアス:マルー
に対する
ゼノギアス:バルトロメイ
包容力のある女性たちと情けない男たち(言い過ぎ)の物語であるかと、思った。
かなり酷い言い方をすると、男たちはマザーコンプレックスでもあり、母親からの独り立ちの視点を感じる。
注:カレルレンとかラムサスとか記憶の彼方なので、考察には入ってない。
(未完ではあるが、ここで筆を置いた・・・)