RTA in Japanでバックアップ走者を経験して (RiJ Summer 2022 参加レポ)
こんにちは。ぼんぼんです。
この記事はRTA in Japan Summer 2022の参加レポートです。
私は本イベントではバックアップ採用だったのでバックアップ走者の観点から感じたことや心構えなど記せたらと思います。
バックアップ採用に関する記事って、これまであまり見受けられなかったんですよね。
採用される走者の数に対して、バックアップ走者の採用数はごく少数ですので知見として残っている記事も少ないのは当たり前ですよね。
走者や現地観覧した記事は色々な人が執筆されていると思いますので、逆にバックアップ走者について記した記事はレアかもですね!
私は今回のイベントで運営陣ほどではないですが、スケジュールの進行度をチェックしていたので、今後のバックアップ走者のためにも経験を共有できたらと思っています。
本イベントではバックアップ導入されることはなく出走はできませんでした。
簡単に自己紹介
私は主にカスタムロボシリーズのRTAを走っています。
気になる方は下記のリンクから記録などをご参照ください。
TwitterやTwitchでも活動を行なっております。
RTA in Japan Summer 2022ではカスタムロボバトルレボリューションでバックアップ採用となりました。
それでは本題にいってみましょう!!
まず初めに簡単な結論として私が感じた利点や、苦労したこと、感じたことを記します。
結論
バックアップ採用の利点
まず最初に、RTA in Japan Summer 2022でのバックアップ走者の私が感じた利点をお伝えします。
RiJの名札がもらえる。
走者や解説者と同じ権限で会場入りできる。
無敵時間さんから走者向けの提供品をいただけた。
名札に関しては欲しい人多いんじゃないかと思います。
結果的に私の場合は出走歴がないのに名札だけ存在する激レア名札になりました。
会場への入場は、今回のRiJは一般観覧の場合は事前抽選制になっており、現地で観覧したくても抽選からハズレてしまう場合もあります。
バックアップ走者に関しては走者と同じ扱いでしたので、無条件に時間を問わず会場入りすることができました。
また走者と同様に協賛していただいてる無敵時間さんから走者向けに配布していた電脳走者Tシャツもいただけました。
苦労した点や感じたこと
スケジュールの確保が大変。
遠方からの参加の場合、連泊が必要になるため旅費が高くついてしまう。
EST2時間越えのタイトルでイベント当日の巻き進行による出走はほぼ無しと考えた方が良い。
EST1時間以内のタイトルは現地待機していても出走できる可能性は十分にある。
バックアップ導入の可能性が高いのはイベント3日目の朝以降。
旅費やスケジュールの確保が難しい方へ
バックアップ採用となった場合に、オンライン参加への切替えをオススメします。
以降、なぜこのような結論に至ったかを私の体験を交えて記していきます。
申し込み
申し込みは5月中旬にありました。
ちょうど自分は5月のGWに名古屋RTAにてカスタムロボのバトレボを走っており、イベントのアーカイブ動画を作成していただいたのと、本番一発通しでの記録も良かったので、この作品と名古屋RTA時の記録動画で申し込むことは決めていました。
応募は2作品まで可能だったので、カスタムロボV2でも応募するために名古屋RTA終了後から応募締め切りまで、V2の記録を詰めていました。
応募締め切りまで世界2位の記録まで縮めることができ無事応募へ
応募の際には、「自身の参加可能時間帯」の入力と「オンライン参加のみ可」のチェック欄が設けられていました。
私は仕事で有給を取るという選択肢は考えていなかったので、イベント開催期間であった8/11(木)〜8/15(月)のうち、仕事の休み期間と重なっていた後半3日間(8/13(土)〜8/15(月))の9時-23時の時間帯を指定しました。
日中の時間帯をメインに指定したのは、オンライン参加を極力回避したかったからです。
私が配信で使用しているPCは古く、OBSとDiscordやカメラなど複数起動するにはスペックが足りず、RiJのオンライン参加スタイルの場合、今の自分のPC環境だと不十分だと判断したからです。
応募時の段階では、運営からは会場(note place)が空いている時間帯はオフライン、会場が閉まっている時間帯はオンラインを想定しているとの発表があったため、当選した場合は会場参加になるような時間帯を指定していました。
結果としてはオンラインのみ参加の欄にチェックを入れなかった方は確定で会場参加ということになったみたいです。
参加可能時間帯を全日程にしておけば採用率は上がったかもしれませんが、仕事の休みが取れるかが不確定であったため、採用後にキャンセルするよりかは、不採用であったらまた次回応募しようと思っていました。
当落発表
いよいよ待ちに待った当落発表日。
今回は久々のオフライン開催ということもあってか、応募総数がエグいことになっていました。
これは採用されたらラッキーぐらいに思うのが良い、と構えていました。
結果は、カスタムロボバトルレボリューションでバックアップ採用。
採用結果を見た直後、「バックアップ採用って何したらええんや?」ってなりましたね。
走者欠員時や、スケジュールの進行が巻いた場合の補欠要因ということは理解はしていました。
しかしイベント当日までの練習以外に、他にどんな準備をすれば良いのか想像がつかず、ネットでバックアップ採用に関する記事も見受けられなかったので苦労しました。
まあバックアップになったらあまり深いことは考えず、とりあえず練習しておくことが最善ですね。
イベント当日のスケジュールの進行度
RiJ初日と2日目は仕事があったため配信でスケジュールを確認していました。
初日の深夜を迎えるまで1時間巻きのペースで進行していましたが、
寝てから翌日確認したら、まさかの1時間押し。
深夜枠で色々と機材トラブルがあったみたいでセッティングに時間がかかってしまったみたいです。
イベントはこういったトラブルは付き物でしょうから、巻いてた時間が一瞬で吸収されてしまうことも当然のことながらありますよね。
スケジュールではオフライン参加者の場合、
"セットアップ時間15分+実際のゲームタイム"
オンライン参加者の場合は
"セットアップ時間5分+実際のゲームタイム"に基づいて組まれていました。
ここでバックアップが入るための巻き進行になるためには、どんな進行状態であったら良いか、私なりに感じたことを記させてもらいます。
時間以内に機材セットアップを終わらせる or ゲームをEST以内に完走する
です。
まあ考えてみれば当然のことでしょうか。
セットアップについては様々なゲームハード、走者の参加形態、ボランティアスタッフという不特定要素が多く影響されるため、安定して予定時間以内にセットアップすることは難しいと思います。
巻き進行になるかの重要な要因は、ゲームタイムについてです。
ゲームタイムは申し込み段階で運営側から、ESTの申請は単純にゲームのプレイに必要な時間を申告してくだいさいとの要望がありました。
RiJを見ている方ならイメージしやすいと思いますが、つまり本来申請するはずのESTには走り始める前の挨拶の時間や、走り終わり後の完走した感想や宣伝の時間は含まれていないのです。
仮にEST以内に本番を走り終えたとしても、ゲームプレイ以外の時間も合わせてEST分の時間を超えてしまっていたら、進行としては押していることになります。
この時間は複数人で並走するタイトルの場合が、一人一人にコメントを求める関係上、より時間を要している印象を受けました。
また走者によって単純に走者の平均クリアタイムぎりぎりで応募していた方はコメント等を合わせて時間を超過してしまう傾向がありそうですね。
ゲームタイトルによっては走り始めると展開が早すぎて、どうしても説明が追いつかない関係上、説明時間を含めたESTを申告している方もいたと思います。
これらは運営陣からしても悩みの案件であるとは思いますが、今後も課題になりそうですね。
また運が功を奏し、純粋にESTよりも大幅な短縮時間で完走できていたタイトルも見受けられましたが、タイトル単発での大幅な巻き進行は可能性としては低いと感じました。
巻き時間に対してのバックアップ導入
イベント全体を通してスケジュールを前後した時間としてプラマイ1時間ほどでしょうか。
バックアップ枠の導入は、1日での巻き時間を次の日にバックアップ導入をし、スケジュールを元の状態に戻すために行う要素が大きいので、巻き時間を1日、2日合算し長時間ESTタイトルを導入することはなさそうでした。
これから考えると、バックアップ作品のうちESTが2時間越えのタイトルは巻き進行での出走はほぼないと考えた方が良いです。
実際に本イベントでも最終日の朝に巻き進行によるバックアップ導入としてEST40分以内のタイトルが出走することになりました。
確か前回のRiJ Winter 2021の際もバックアップで導入された作品はEST1時間以内の作品だった気がします。
また同時に、他のバックアップ作品と比較として感じたことがありました。
同じようなESTの作品がある場合、どっちが優先されるのか?
ということです。
当然他のバックアップ走者も補欠要員として会場に来ています。
もしバックアップ導入として指定された時間に対して、同時に複数人のバックアップ走者が名乗りをあげ対応可能であるならば、どちらが走ることになるのか。
今回は運営陣の裁量で決定されてました。
本イベントでは実際にバックアップの導入の声がかけられたのが前日の22時頃であり、出走も翌日の朝5時を想定されていました。
バックアップ走者を募る連絡がきてから、実際に走者が決まるまでの時間は1時間も要しなかったです。
運営からも声をかける場合は前日の夜との告知はされていましたが、巻き進行でバックアップが入る余地があった場合急に決まります。
イベント会場での練習
巻き進行での出走は厳しいことは感じていましたが、もしものことを想定して会場内でも練習をしました。
自分が気になってたガジェットもあったので使用させてもらったことが大きな経験ですね。
遅延などの環境が実際にいつも自分がプレイしている環境と差がないかは確認しておいた方が良いですね。
遠方から会場へ来られる方へ
いつバックアップとして呼ばれるか分からないため、スケジュールを大幅に確保する必要があります。
私も本来指定していた参加可能時間帯のうち、採用されていればそのスケジュールに合わせ会場入りやホテルを予約していましたが、バックアップという性質上、自身の参加可能時間帯は極力ホテルを取り、会場にいて待機や練習をしていました。
このレポートも空いた時間に会場内のラウンジスペースでひたすら執筆しており、なるべく早めの投稿を心がけてました。
ラウンジスペースの真ん中ら辺でPC広げてカタカタやってる走者がいたなと思ったらそれは私です。(笑)
なので遠方から参加される方はスケジュールも含め、交通費やホテル料金も高くつくことを念頭に入れておいた方が良いです。
出番があるならば1泊で済むところ、バックアップならイベント開催期間中は連泊しなければなりませんからね。
8/31追記
もちろん自身の参加可能時間帯は全て対応できる準備をしておくようにと運営側から強制されている訳ではありません。
バックアップ採用された場合は、現地に参加しようが何日間参加しようがバックアップ走者の自由です。
急な欠員が出てしまったり、巻進行が生じた場合の埋め合わせとして、突発的な事象や急に決まる時間帯でも対応できる人がいる可能性が高くなるよう、バックアップ要因を数人確保していることと思います。
また突発的な事象にも柔軟に対応できるよう、運営陣も数人バックアップ枠に導入されていることと思います。
しかし、せっかく採用されたので僅かな希望にかけて現地で待機しちゃうものですよね(笑)。
強いて言うらなら、イベント初日はお昼頃からのスタートとなるため、ゲームタイトルの本数的にも2日目の朝にバックアップを入れられるほどの巻き進行になっている可能性は低いと考えられるので、イベント2日目に会場入りするのが丁度良いかと思います。
また初日はイベントが始まったばかりですので、慣れていない点から機材トラブルも発生する可能性が高いと感じました。
そう考えると、バックアップ導入として可能性が高いのはイベント3日目の朝以降ですかね。
私自身も地方に在住しているのと、昨今の情勢上、東京都内で公共交通機関を使いたくない願望があったので、自家用車で都内まで行き駐車場付きのホテルで2泊しました。
なので基本は自宅からホテルや会場までは、徒歩または車で完結していました。
当然のことながら会場付近で手頃な駐車場付きのホテルなんてなかなか無いので、駐車料金も合わせ少々値がかかるホテルでした。
まあ昨今の状勢を考えたらお金を出しても妥当だと感じています。
採用の有無に関わらず元からRiJには全日参加するつもりだったという人は全然関係のない問題だと思います。
逆にそこまで旅費を出せない方でバックアップ走者として採用された場合は厳しい状況になりますので、運営陣と話を合わせてオンラインでの参加も検討された方が良いと思います。
そう考えると都内近郊に住んでいるバックアップ採用の走者は有利であると感じますね。
軽く参加レポート
1日目:配信視聴
2日目:配信視聴
3日目:夕方会場入り
4日目:PM以降ずっと会場
5日目:ホテルチェックアウト後に帰宅
3日目は台風が直撃する予報でしたので、ホテルのチェックイン時間と台風がくる前のタイミングを見計らって会場入りしました。
名札をもらえたのは参加賞として嬉しいですね。
入場者特典として、めっちゃ可愛いRTAちゃんクリアファイルももらえました。これは嬉しい。
無敵時間ブースで、無敵時間さんと売り子をされていたえぬわたさんに挨拶させていただき、RTAちゃんラバストを購入。
(事前物販である程度買っていたのですが、二人の雰囲気に飲まれつい買ってしまいました )
ある程度の時間まで他の走者の方が練習スペースを使用されていたため、自分は空いてきた時間帯を見計らい遅い時間に練習を始めました。
ちょうど試してみたかったRetro TINK-5Xを使用することができ試させてもらいました。
画質も遅延もなくめちゃくちゃ良い印象を受けました。
その後、台風が過ぎ去るまで会場で待機し24時ごろ帰宅。
4日目は半分ホテルでのんびりしつつ移動ついでにお昼ご飯を済ます流れで会場入り。
自身としては2日目の会場だったのでその場の雰囲気にも慣れてきたのもあり、会場での観覧と空いた時間でPCを広げレポートの執筆作業に専念していました。
人がはけてからの遅い時間とかには国境なき医師団ブースのパンフなども目を通しました。
5日目はバックアップ作品として他のタイトルが出走することが決まっていたため、自分は今後のスケジュール的に欠員が複数人出ないと出走できないと見切りをつけていました。
なのでホテルのチェックアウトのタイミングでそのまま帰宅へ。
おわりに
初のRiJ現地参加は会場の雰囲気も味わえてとても楽しい時間を過ごせました。
バックアップだったので出番がなかったのが悔しいですが、次回は同じタイトルで応募し採用してもらえることを祈ります。
冬のRiJ申し込みまでに、カスタムロボV2はWRの記録をたたき出して提出したいですね。
最後に、運営の方々、ボランティアスタッフの方々、走者、解説の方々。
初めての現地参加はとても楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
12/5追記
その後、無事にRTA in Japan Winter 2022にてカスタムロボバトルレボリューションが正式採用されました!!
12/29(木)8:00から出走予定です。
精一杯頑張ります!