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復職から1年弱。音楽が彩る日々

最後に更新した記事がいつ、どこで、何の記事を書いたか覚えていない程に、時が経ってしまった。振り返れば、好きな音楽の事や仕事でのストレス、メンタルがズタズタになるまで、リアルタイムで記事に残すことができた。これは、この記事を読んでくれた「あなた」のおかげ。最大限の感謝を述べたい。BIG感謝。

noteを書き始めたのが2023年6月か7月。会社の人事が見かねて、実家へ強制送還を決めてから2,3カ月が過ぎた頃だったと思う。その頃は、全てを諦め絶望、地獄の淵にいた時だ。その時の自分が今の自分を見たら、ありえない程の回復っぷりに度肝を抜かされることだろう。家族も医者も諦めムードを漂わせていたのだから。だからこそ、私のメンタルがズタズタになっている記事を、少しくらいは残しておこうと思う。

今はとにかく感謝しかない。全てに感謝している。私はラッキーだったと。一見、精神疾患を患い、5年間愛した女性も仕事も失いかけ、全てを投げ出そうとした26歳の青年かもしれないが、そうは今思わない。良い時も、悲しい時も、等身大の自分を記した軌跡を残した純朴なサラリーマンだと、いま振り返れば思う。私も精神疾患の記事に不安を煽られ、苦しみ、もがいた人間として言えることは「諦めるな」という事だけだ。

先日、サカナクションの山口一郎がNHKのドキュメンタリーで「うつ病」の特集が放映されていた。精神疾患と診断された一人の人間として、番組を見ることには、ある程度の判断が必要だった。それでも、外付けHDDで録画ボタンを押す自分も、その思いとは裏腹にいることも確かだった。

その番組の終盤で山口一郎は「諦めないこと。好きであり続けること」の重要性を説いた。大の中日ドラゴンズファンの山口一郎は、静養中も野球への愛は止められなったという。【好きであることを諦めない】それならできると彼は言った。

私も高校受験で熱心に勉強していた15歳の頃。東京FMのSCHOOL OF LOCKで遠山大輔(お笑い芸人のグランジ兼パーソナリティー)の言葉に救われ、ラジオマンを志した。この番組の曜日代わりの講師として、ベボベやフランプール、パフューム、そしてサカナクションが授業という名の「魂」を届けていた。

中学3年生の何かの授業で「あなたの好きな音楽」を発表することになった。当時、ラジオキッズだった私は、迷うことなく大きな文字で「サカナクション」と書いたのを今でも鮮明に覚えている。それから、数年が経ちサカナクションは大ヒットし、全国ツアーをするまでになった。その一方で、私はというと違う音楽を聴き、知らず知らずのうちに山口一郎から心が離れていった。それから10年近くの時を経て山口一郎の言葉に救われた。

ありがと音楽。ありがとうTOKYO FM。ありがとう山口一郎。またいつか、皆さんと会えることを楽しみにしています。

グッバイ。違うnoteアカウントでまた会おう!
(インナージャーニー風のお別れ)


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