絆 を 築 く 建 築 家　　🌿 8 2 歳 す み か の 部 屋

昨日、家の見学で建築家さんとご夫妻がいらした際、外の庭で話をしていると、千両の話題になりました。私は「実を土に返すと簡単に芽が出てきていいですよ」とお話しすると、先生とご夫妻は興味を示されました。室内に飾っている千両を指さして「もう2か月も元気なんですよ」「千両の実は縁起がいいので、年末にはご近所さんに枝を切ってお配りすると喜ばれていますよ」とお話しすると、ご夫妻が「いいですね、買ったら高いですよね」と仰り、さらに興味を持たれたようです。そこで「実、持って帰られますか？」とお伺いすると、両者ともぜひにと喜んでくださいました。私は部屋できれいに残っている千両の実をすべて残らず取ってきて、二つに分けて差し上げると、大変喜んでお持ち帰りになりました。実は皮をむいて土に埋めたら芽が出やすいこと、飾り終わった実も処分せず土に埋めれば数年で実がなることを説明しました。きっと千両も大事にされてまた土に戻り成長できて喜ぶでしょうし、庭を出て他の地のあちこちで実がなるのを想像して私も嬉しくなりました。

その後、ご夫妻が帰られた後、建築家さんが「この後時間ありますか」と声をかけてくださいました。「久し振りなので、もう少しお話して帰りたいですので、もし宜しければ…」と嬉しい提案でした。思いがけずさらに小一時間も雑談を楽しみ、先生との会話に元気を頂きました。先生のご活躍の様子は、インスタグラムやウェブサイトで常に楽しく拝見していますが、昨日は先生宅の庭木や草花の様子、夏の野菜作りにまで話が広がり、あっという間のひとときでした。先生のご自宅に伺ったことがあり、ご家族とも面識があるため、庭の日当たり具合やお子さんの成長などで盛り上がりました。いつお会いしても先生のお心遣いの細やかさは健在で、家を建てた後もこうして気軽にお付き合いできる関係は、先生のお人柄の良さがその理由です。感謝！！

もう50年も前に父からもらった備前焼きの花瓶に
毎年12月28日に庭の千両を切って生けています