格闘ゲーマー9として今に至るまで・・③
今回で長い自己紹介も最後。文章ってむずかしいね☹️
Rev2編
自分が使ってるキャラがナーフされて、今までのやり方じゃ全然勝てなくなったんですよね。これまではキャラがいい感じにカバーしてくれてた部分を、自分でどうにか埋めないといけなくなる。
そこで初めて、「手癖」でやってた行動をちゃんと考えるようになりました。「どうしてこの行動を選んだんだろう?」みたいに自分に問いかけて、その答えがスッキリ出るまで、ひたすら頭の中でこねくり回す感じ。
意外にもこの作業が楽しくて、気づいたら時間があっという間に過ぎてることも多くて、自分なりに「これだ!」って思う答えを出して、それを実際の対戦で試す→うまくいかない→また考え直す、みたいなことを延々と繰り返してました。この繰り返しで、少しずつ段位が上がっていったんです。
ちなみに、これだとサクサク上達してるように見えるかもしれませんが、この時点で格ゲー始めて5~6年は経ってますし、総対戦回数も5万回超えてます(Rev2終わった頃には7万回くらい)。実際はかなーり密度濃いです。
暴君から25段のジェットコースター
順調に段位を伸ばしていって、ついに「暴君」(最高段位の一つ手前)までたどり着きました。自分の名前の横に「暴君」って書いてあるの、めっちゃカッコよくないですか?
あと一つ勝てば、ついに目標の「闘神」に届く!そんな状況で挑んでいたランクマッチについて、ちょっとシステムの話をしておきます。
Rev2のランクマッチでは、段位が上がるほど必要な勝利数が増えるんですが、それが内部ポイント制なので「あとどれくらい勝てば段位が上がる」っていうのが分からないのがけっこうキツイ。
そして何より、5連敗すると強制的に段位が下がるというシステムが厳しい。しかも5連勝したからといって段位が上がるわけじゃないっていうのが、また絶妙にシビア。
闘神が見えてきたことで、興奮と焦りがごちゃ混ぜになった状態でランクマッチに挑むんですが、負けるたびに「あと4回負けたら段位が落ちる」「あと3回だ……」とメンタルがどんどん削られていくんです。
そうなると、普段通りの動きどころか、「勝ちたい動き」すらできず、「負けたくない動き」になってしまって、ますます勝ちが遠のいていくんですよね。そしてついに迎えた降段戦。
……まぁ、負けますわな!そんなメンタルじゃ!
でも、本当の地獄はここからです。段位が下がったショックを引きずりつつ、「せめて寝るまでに取り返したい」と無理してランクマを続行。
焦るせいで動きが雑になり、連敗。そしてまた降段戦の文字が目の前に……。当然負けて、さらに段位が下がります。それでも「せめて一つだけでも段位を戻さないと」と続けて、気づけば夜中の3時。
眠いし、焦るし、明日は仕事だし……。最悪のコンディションの中、必死で失ったものを取り返そうとするも、時すでに遅し。
空が白んでくる頃には、段位は25段まで落ちていました。
人生で一番無駄な時間を過ごしたかもしれない、という虚無感と罪悪感に包まれながら、しばしの仮眠を取って仕事へ向かうことに。
翌日、体調を整えて改めて挑戦してみると、前日の連敗が嘘みたいにスルスルと段位が上がっていき、2日程度で無事「暴君」まで戻ることができました。
このとき実感したんですが、「一度段位が落ちても、元いた場所まではすぐ戻れるよ」っていう言葉、本当なんだなと。たぶん、これを言う人たちは自分と同じような経験をしてるんだと思います。
段位が落ちる前は、めちゃくちゃ保守的になっていて、「せっかくここまで来たんだから落ちたくない」「もうここまで戻れないかもしれない」って不安ばかり。でも、一度思いっきり落ちてしまうと、「もう失うものなんて何もないや」って開き直れるんですよね。
そしてまた元の場所に戻れたとき、「あ、自分にはここに帰ってこれるだけの実力があるんだ」って自信につながるんです。だから、あのとき経験した深夜の連敗も、無駄じゃなかったんだなって、今では思えます。
大会で負けたときの感覚にも似てるかもしれません。こういう経験のおかげで、「次はもっと頑張ろう!」って前向きに思えるタイプになった気がします。
そして再び暴君に戻り、いよいよ訪れたランクアップマッチ。無事に勝利し、ついに念願の「闘神」の称号を手に入れました。
最高段位なんて、自分には身に余るものだなって感じも当時はしたけど、一つのゲームをやり込んだ証として、すごくいい思い出になりました。今こうして振り返ることができるのも、あのとき努力して到達できたおかげなんだなって思います。
GUILTY GEAR -STRIVE-
そんなこんなで、Rev2も終わり、ついに「GGST(GUILTY GEAR STRIVE)」が始まりました。このとき自分が思ったことは大きく2つ。
1つ目は、これまでのギルティギアの経験を活かして、新作の開幕からトッププレイヤーたちと戦えるようになりたいということ。
2つ目は、シン(※自分のメインキャラ)が実装されるまでの間(シーズン2から参戦)、カイを使ってゲームの基礎部分をしっかり学ぼうということでした。
カイを選んだ理由は、スタンダードなキャラなので、シンがどんな性能で実装されても練習が無駄にならないだろうと考えたからです。前作でもサブキャラとしてそこそこ使っていたこともあって、違和感なく使えそうだなと思いました。
そしてこの頃、ちょうどコロナが流行して、主戦場がゲームセンターからオンラインへと移行していきます。
これは地方に住んでいる自分にとっては大きなチャンスでした。猛者たちが集まる都内のゲームセンターに通うのは難しいけど、オンラインになれば攻略や交流の幅が一気に広がり、「地方格差」がなくなったと感じました。
こうして様々な要素が噛み合い、ついにGGSTがスタート!オンライン大会もたくさん開催されていて、自分も「大会に出てみたいな」という気持ちがどんどん大きくなり、目標は「小さな大会でもいいからオンライン大会で優勝すること」になりました。
初めて優勝したオンライン大会がどれだったかは覚えていないんですが、一番印象に残っているのはLeo.さんと2on2の大会に一緒に出て優勝したこと。
このとき自分はまだカイを使っていて(Leo.さんはファウスト)、どちらのキャラも世間で評価が低めだった気がします。(カイはすでに強かったっけ?)。
それでも、この大会での優勝が、その後いろいろな大会で結果を残すきっかけになったと思います。
そこから交流もどんどん広がって、初めてオフラインイベントの「わいスト」に参加したりもしました。オンラインで知り合った人たちと実際に顔を合わせる機会が増えて、今でもみんな仲良くしてくれています。一昔前では、オンラインで知り合った人たちとこうやって繋がれるなんて、考えられなかったなぁ・・
シン=キスク実装
GGSTもシーズン2に入り、ついにシンが実装されました。
朝起きてTwitterをチェックすると、タイムラインがざわざわしていて、「シン」というワードがちらほら。心の中で「まだ公式情報を自分の目で見るまでは信じないぞ……」と自分に言い聞かせながらドキドキしつつ公式アカウントを覗くと、そこにはシンの公式PVと実装告知が!
いや~本当に嬉しかったです。「待たせやがって……オレはもう準備できてるぞ!」って気持ちでいっぱいでした。
今に至る
そして1年半ほどGGSTのシンを使って、また何か思い出や形に残ることがしたいなぁと思い、オフライン大会への参加を計画しました。
そして挑んだのが、横浜で行われたeスポーツ大会「戦参~SENZAN~」。たしか13位くらいの順位だったと思います。
この大会は国内のトッププレイヤーも集結し、自分のブロックには公式大会優勝経験者や世界大会の上位入賞者など、錚々たるプレイヤーたちが集まっていました。
そんな中での順位だったので、初めてのオフライン大会としては、個人的には満足のいく結果だったと思います。
そして、2024年にはもう一つ大きな出来事がありました。
ご縁があって「和歌山インダミタブルパンダ」に所属することになったのです。これをきっかけに、自分自身に新たな目標ができました。
一つは、自分が好きで続けてきたゲームを通じて、地元に貢献し、地域や業界の活性化に携わること。
もう一つは、大会に出て結果を残すために、努力の方向性や質を見直しながら、自分がどこまでやれるのか試してみたいということです。
細かく言えばもっといろいろありますが、大きくはこの2つですね。
2025年はこれらを目標にマイペースに楽しんで行きたいと思います!
最後に
長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
結局、何が言いたかったのか自分でもよくわかりませんが、ゲームが好きで毎日夢中でやっていたら、気づけば今日って感じです。
振り返ると、本当にたくさんの人と出会い、支えられて、今の自分がいるんだなと改めて感じています。
これからも好きなゲームを続けていくので、皆さんどうぞ温かく見守っていただければ嬉しいです。