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これはホロコーストの問題だけではない。さしずめ日本で言うならホリエモン、ひろゆき、成田悠輔らの【関心の領域】外にある社会に対する利己主義と橋下らの維新であるところの右派ポピュリズムへの警鐘である。
ネットを介してホリエモン、ひろゆき、また新たに加わった「オデンメガネ」こと成田悠輔。最近は情報系番組ーこれは汎ゆるニュースが単なる横一列の情報と言うコンテンツ化され消費されるー特にネツト情報の後塵を拝しているこの手の番組ではコメンテーターとして彼らは重宝がられる。そしてこの度話題の映画「関心領域」である。これはあのアウシュビッツ強制収容所の隣で暮ら収容所長ヘスとその一家のユダヤ人殺害と言う搾取によって得られた平穏な暮らしを描いた作品である。当初この映画はホロコーストを「関心領
「オツペンハイマー」とゴジラマイナスワン」ー加害者が加害者目線で向き合った覚悟と平面化された被害者目線と漂白された加害
オツペンハイマーもゴジラマイナスワンも散々語り尽くしたと思っていた。然し、昨日偶々見たyoutube(「ブラック・ホール」)で2時間に渡り、「ゴジラマイナスワン」が語られており、また、感想を新たにしたのでここに記しておく。奇しくも同じ年のオスカーで「台風の目」となった2作である。「オツペンハイマー」は作品賞他主要部門を独占、また、「ゴジラマイナスワン」はアジア映画として初の特殊効果部門でオスカーを獲得した。題材故、日本公開が懸念されていた「オツペンハイマー」はオスカー獲得が後
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