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これはホロコーストの問題だけではない。さしずめ日本で言うならホリエモン、ひろゆき、成田悠輔らの【関心の領域】外にある社会に対する利己主義と橋下らの維新であるところの右派ポピュリズムへの警鐘である。

ネットを介してホリエモン、ひろゆき、また新たに加わった「オデンメガネ」こと成田悠輔。最近は情報系番組ーこれは汎ゆるニュースが単なる横一列の情報と言うコンテンツ化され消費されるー特にネツト情報の後塵を拝しているこの手の番組ではコメンテーターとして彼らは重宝がられる。そしてこの度話題の映画「関心領域」である。これはあのアウシュビッツ強制収容所の隣で暮ら収容所長ヘスとその一家のユダヤ人殺害と言う搾取によって得られた平穏な暮らしを描いた作品である。当初この映画はホロコーストを「関心領

    • 日出処(ひのいずるところ)の不思議な不思議な選挙〜つばさの党と黒川敦彦と言う「現象」

      去る4月28日に島根、長崎、東京で3つの補欠選挙が行われた。結果は自民党系候補者の全敗。(そのうち2つは不戦敗である)特に東京15区に於いては立民、維新、参政、諸派政党、無所属(都ファ、国民)の9候補が乱立し結局は立民候補が東遷した。しかしこの選挙区結果以上に話題になったのは最下位で落選した「つばさの党」候補者の過激な選挙での行動だった。他候補者が演説をしていると各世紀を持って乗り込み、質門攻めにしたり、他候補の船渠カーをも追い廻したり、他候補の戦況事務所に突撃したり、他候補

      • 私は日本語 (12 キー)で Gboard を使用しています。あなたも使ってみませんか。 https://gboard.app.goo.gl/HU6be

        • 「オツペンハイマー」とゴジラマイナスワン」ー加害者が加害者目線で向き合った覚悟と平面化された被害者目線と漂白された加害|青木聡 #note https://note.com/bold_snake9620/n/n4deca0285de3

        • これはホロコーストの問題だけではない。さしずめ日本で言うならホリエモン、ひろゆき、成田悠輔らの【関心の領域】外にある社会に対する利己主義と橋下らの維新であるところの右派ポピュリズムへの警鐘である。

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        • 「オツペンハイマー」とゴジラマイナスワン」ー加害者が加害者目線で向き合った覚悟と平面化された被害者目線と漂白された加害|青木聡 #note https://note.com/bold_snake9620/n/n4deca0285de3

          「オツペンハイマー」とゴジラマイナスワン」ー加害者が加害者目線で向き合った覚悟と平面化された被害者目線と漂白された加害

          オツペンハイマーもゴジラマイナスワンも散々語り尽くしたと思っていた。然し、昨日偶々見たyoutube(「ブラック・ホール」)で2時間に渡り、「ゴジラマイナスワン」が語られており、また、感想を新たにしたのでここに記しておく。奇しくも同じ年のオスカーで「台風の目」となった2作である。「オツペンハイマー」は作品賞他主要部門を独占、また、「ゴジラマイナスワン」はアジア映画として初の特殊効果部門でオスカーを獲得した。題材故、日本公開が懸念されていた「オツペンハイマー」はオスカー獲得が後

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          渾身のドキュメント「正義の行方」

          これはある事件についてのドキュメンタリーである。オリジナルはNHKーBSで放送されたドキュメンタリー「正義の行方ー飯塚事件三十年目の迷宮」である。それを劇場用に再編集したもの。これを作った監督の木寺さん(元NHKディレクター)は「この企画はなかなか通らなかった。この企画をあげると上司にもしこれが再審になりもし無罪判決が出たら法治国家としての根幹が揺らぐ事になるぞ。その覚悟はあるのか?」と問われたそうだ。これは飯塚事件と言う1つの事件の事だけではない。民主主義的法治国家の根幹が

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          「異人たち」 これは観たものの「無自覚の差別性」の試金石である

          「異人たち」観てきた。オリジナルは山田太一の小説「異人たちの夏」であり、大林宣彦監督作(脚本は山田ではなく市川森一)の映画版も高評価であり有名。その作品を英国のスタッフ、キャストにより再映画化である。先ず言っておきたいのはこの映画の監督自身がゲイである事だ。これを知らずして観ると映像の展開に違和感を感じる人もいるだろう。感想のいくつかを見たが「大好きな山田太一(若しくは大林宣彦)野作品をこの映画によって「穢された」と思っている人の多さだ。しかし敢えて言う。今回の英国再映画化は

          「異人たち」 これは観たものの「無自覚の差別性」の試金石である

          今だから観るべき映画「ジュリアン」(アマゾンプライム) 

          多分数年前の映画になると思うが、現在アマゾンプライムにおいて視聴可能のフランス映画。 かなりドキュメンタリータッチでホラーかと思えるほど怖い。ジュリアンは11才の少年で両親は離婚しており、彼は姉と一緒に母親のもとで暮らしている。両親の離婚原因は父親のdvなのだが、裁判所は両親の共同親権を認めてしまう。母親は嘗ての父親(要するに元夫)のdvの精神的外傷傷が癒えず母親との復縁を求める父親が母親の所在地をこのジュリアンに烈しく問い詰める。最初は拒むジュリアンだったが耐えきれず、母親

          今だから観るべき映画「ジュリアン」(アマゾンプライム) 

          ノーランと塚本晋也〜「オツペンハイマー」と「ほかげ」

          多分「オツペンハイマー」についてはこれが最後の言及にするつもりだ。昨日「オツペンハイマー」の二度目の鑑賞を終えた。一度目にはわからなかった部分、特に彼の周辺にいる数多くの物理学者ー有名な俳優が演じるーくらいはどういう人物が把握していたほうがいいだろう。そのへんの流れが理解しているとトリニティ実験から原爆投下に至るまでの話がより迫真的に捉えられる。私はこの間震えが止まらなかった。それとあまりこれに言及されていないが、日本の原爆投下に際して何処に落とすかという決定会議でのセリフ「

          ノーランと塚本晋也〜「オツペンハイマー」と「ほかげ」

          https://eiga.com/movie/99887/photo/ 映画「オツペンハイマー」

          https://eiga.com/movie/99887/photo/ 映画「オツペンハイマー」

          映画「オツペンハイマー」について

          一昨日鑑賞。先ずはこの映画は「新しさ故の不思議さ」に満ちたものである。ストーリーの目新しさはない。多くが旧知の事実だ。オツペンハイマーと恋人ジーン・タㇳロックについてのエピソードは原作にあるのか(原作未読の為詳しくはわからない)ノーランの脚本、演出によるものがわからないが、精神的に弱い(というか病的な)ジーンの内面に引きずり込まれていくオツペンハイマーの描写(妻の眼の前でジーンと裸で絡み合うオッペンハイマーの幻想)がそれを表している。オッペンハイマーは基本女性に優しい。優しい

          映画「オツペンハイマー」について