好きなドラクエランキングTOP10
国民的RPGであり、35年以上の歴史を持つドラゴンクエストシリーズ。その歴史の長さと安定した楽しさから絶大な人気を誇っており、私自身は小学生から遊び続けているファンの一人だ。そこで今回は、全てのドラクエ作品をプレイした私が好きな作品をランキング形式で紹介していく。「もうドラクエは遊んだことあるよ!」という方も多いと思うが、そういう人は興味本位で、ドラクエを遊んだことのない方はドラクエに触れる機会として見ていってほしい。また、ドラクエのファンの方はコメント欄に、ご自身のランキングを書いていただけると大変嬉しい。
作品を選ぶにあたって、以下のルールの下で行っていく。
→選ぶ作品はドラクエのナンバリング作品の中から(最新作は11)
→オンライゲームであるドラクエ10は除く
→ネタバレは無しで行っていく
→自分に合ったドラクエを見つけてもらうために以下の5つのカテゴリーでの評価を行う。各項目10点満点で評価する。この点数が高いからといってランキングの順位が上がるわけではない。あくまでランキングは私の好みという点に注意していただきたい。
・ストーリー:どれくらいストーリーが濃いか、面白いか、感動できるか
・キャラ:キャラクターにどれくらい魅力があるか
・システム:キャラや武器の育成面がどれくらい充実してるか
・やりこみ&ボリューム:やりこみ要素がどれくらい充実していて、どれくらい長く遊べるか
・遊びやすさ:難易度や取っつきやすさなどを加味してどれくらい初心者などにも勧められるか
・第10位 ドラゴンクエスト2 悪霊の神々
ストーリー:4
キャラ:4
システム:4
やりこみ&ボリューム:3
遊びやすさ:2
遊べるハード:スマホ、SWITCH、PS5、PS4、ファミコン
シリーズ初の仲間システムが導入され、仲間と共に旅する楽しさや、仲間への指示出し、装備のやりくりなどの戦略性が一気に増した作品だ。今のドラクエの在り方を決定付けた作品とも言えるだろう。最近のドラクエのような各キャラにどんな技や魔法を覚えさせていくかを決めるような要素はないが、キャラのレベルを上げると着々とキャラが魔法を覚えていき、それらをどう活用するか考えるシンプルに楽しい戦闘を味わうことができる。
ドラクエ2の好きな点は世界を自由に巡る楽しさだ。もちろんオープンワールドと言うわけではないが、ある程度物語を進めると船が手に入り、そこから世界中を冒険することができる。世界を周って情報を集め、様々なアイテムを手に入れ、「このアイテムもしかしてあそこで使うのかも!」とか考えながら冒険するゲームプレイは時代を選ばず楽しめるものだと思う。
ただし今作の鬼畜さには注意が必要だ。敵の難易度調整が狂ったように難しかったり、ダンジョンの謎解きが理不尽すぎたりと、プライヤーがストレスに感じてしまうポイントがいくつもある。攻略サイトを見れば避けることのできる問題ではあるが、ドラクエ2の持つ「冒険感」を薄めてしまうことにも繋がるため、なかなか難しい。シリーズの中では一番難易度が高いと思う。
初めてドラクエを遊ぶ人にはオススメしにくい作品だが、クラシックでシンプルに冒険を楽しめる今作はRPGの楽しさを凝縮したような魅力がある。
・第9位 ドラゴンクエスト1
ストーリー:3
キャラ:3
システム:3
やりこみ&ボリューム:1
遊びやすさ:7
遊べるハード:スマホ、SWITCH、PS5、PS4、ファミコン
記念すべきシリーズ第一作目。当時マニアックだったRPGというジャンルを誰もが遊べる形に落とし込み、JRPGというジャンル自体を作った偉大すぎる作品だ。間違いなく触れておくべき作品と言える。ゲーム単体として考えても、「魔王を倒す」という明確なゴールが最初に提示され、そのゴールに向けて旅をするという王道だからこそ取っ付きやすく夢中になれる。
シリーズの中で唯一、1対1の戦闘を楽しめる作品だ。当時のRPGは敵と遭遇した際、戦うことが当たり前であったが、今作は「逃げる」という選択肢を追加することで、「時には逃げることも戦略の一つ」ということをゲーム上で再現した。
ゲームの難易度も比較的高く、住人からの情報収集やレベル上げを怠ると進行が難しくなる難易度が緊張感を持たせてくれる。ゲームボリュームは少ないが、短いからこそダレることもなく、スッと遊べてしまう。
今作の大きな特徴は粋な演出だ。ゲームが始まってすぐにマップ上に魔王の城(ラスダン)が見えていたり、一定の条件を満たしてある行動をするとあるキャラのセリフが変わったり、ラスボスからの誘惑があったりと、1作目とは思えないほど遊び心と挑戦に満ちた作品だ。
・第8位 ドラゴンクエスト9 星空の守り人
ストーリー:5
キャラ:3
システム:9
やりこみ&ボリューム:10
遊びやすさ:6
遊べるハード:DS
シリーズ初の携帯機で発売され、手軽に大冒険を楽しめる作品として大人気となった作品だ。作品単体の売上としては、おそらくシリーズで一番であろう。
今作の何よりの魅力は遊び応えだ。仲間キャラ4人を細かい見た目から自分で作り、各々に職業(戦士、武闘家、魔法使い…)を割り当てて冒険にでる。そして職業を極めながら冒険をし、その過程でより強い職業に転職したり、世界中にある宝の地図を集めて大量にいる強ボスを討伐したり、ゲットした素材を使ってレアな装備を作成したりと、とにかくキャラを強化していく楽しみや、次々と出てくる強敵に挑戦していく楽しみを味わえる作品だ。やりこみ要素を入れた時のボリュームは間違いなくシリーズ最大で、数百時間遊べてしまうほどにだ。遊びのジャンルとしては、少しモンハンに近いものがあると思ってる。
また、ゲットした防具や武器を装備した際、全ての装具にグラフィックが用意されていて装備したキャラの見た目に反映される点も、装具をゲットした時のワクワク感が従来の作品と比べ物にならないくらい強調されていて良いポイントだ。
ここまで褒めておいて何故8位かと言うと、ストーリーの希薄さだ。ストーリーが悪いというわけでは決してない。ラスボスのキャラにしっかりバックグラウンドストーリーがあったりと良い部分は良い。ただ、主人公含め仲間キャラに個性がない(自分でキャラクリするから)点や、ストーリーのボリュームの少なさから総体的な評価は少し低めだ。
ただし、今作は「皆で遊べるドラクエ」をスローガンとして開発された経緯があり、従来のストーリー中心のゲームプレイではなく、オンラインで皆で協力して強敵に挑んだり、最強のキャラを目指してキャラ育成に励むといった部分に力が入れられているため、そういったゲームプレイが好きな方には強くオススメできる。
ドラクエが培ってきた職業や錬金システムのような、「遊び・ゲームプレイ」としての面白さの部分を最大限に味わえる作品だ。
・第7位 ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち
ストーリー:6.5
キャラ:6
システム:8
やりこみ&ボリューム:9
遊びやすさ:4
遊べるハード:スマホ、3DS、PS1
シリーズの中でもかなり異色な作品で、一番好みの分かれやすい作品だと思う。今作の大きな特徴は、1つのゲームで沢山の話を体験できる点だ。ゲーム内には封印された無数の世界があり、プレイヤーは一つずつの各世界に行き、そこで新たな人、問題、敵と出会い、問題を解決していく。各世界の物語が小話のようになっていて、最終的には物語全体に関わる話へと繋がっていく。この小話一つ一つが面白い。人間の醜さを描いた話や、救いようのない悲しい話、少しホラーテイストな話など全体的に暗い話が多い。ドラクエシリーズで描かれる人間(街の住人)は比較的良い人が多かったり、勧善懲悪で描かれることが多いが、今作は人間の泥臭さや生々しい闇の部分を描く昼ドラのような雰囲気が特徴的だ。この雰囲気にマッチするかが今作を楽しむうえで重要になってくる。
ゲーム部分としては、ゲームとしての自由さや冒険感のようなものは少ないが、キャラクターに複数の職業を覚えさせ、理想の最強キャラを作っていく楽しさがある。全体的に敵が強く、キャラをしっかり育てることが求められ、戦略を立てる楽しさを味わえる。またゲーム内では常に石板を集める必要があるのだが、その石板が意外なところに隠れていて、世界中をじっくり探索しながら石板を集める点も楽しい(少し理不尽に難しすぎる点もあるが…)。ゲームボリュームとしても抜かりが無く、ストーリーをクリアするだけでも100時間程かかる。最強の裏ボスも用意されていて、やりごたえ抜群だ。
7位の理由としては、ストーリーの小話一つ一つは面白い反面、全体のストーリーは肩透かし感が強く、魅力が感じられないラスボスや、大冒険の閉めとしてはアッサリしているエンディング、魅力に欠けるキャラなど、やや気になる点が多い。
ドラクエ2と同様、初めてドラクエを遊ぶ人にはオススメしにくい作品だが、異色のドラクエや、大ボリュームのドラクエを遊びたい方におススメの作品だ。
・第6位 ドラゴンクエスト6 幻の大地
ストーリー:7
キャラ:8.5
システム:8
やりこみ&ボリューム:7
遊びやすさ:5
遊べるハード:スマホ、DS、スーパーファミコン
シリーズの中ではやや難解な物語が特徴の今作。個人的には少しFF味があると思っている。非常に好みの作品だ。表現するのが難しいのだが、全体的に幻想的な雰囲気で、今自分が見ている状況は本当に起きていることなのかを考えたり、あの演出の意味は何だったのだろうと考察することが多い作品だ。良い意味で分かりにくい物語だが、不思議な物語に主人公を通して巻き込まれていく感覚が非常に楽しい。1周目を遊んで分からなかった部分を回収しに2周目を遊ぶのも楽しい。キャラも魅力的で、テリーやハッサン、バーバラなど単純にファンタジーものとしてカッコイイキャラが多い点も好みの点だ。
ゲームとしても、地上に加えて海底を探索でき、複雑に入り組んだ未開の大地を大冒険する体験ができる。個人的にはドラクエの中で一番探索が楽しく、RPG特有の冒険するワクワク感や自由度がある点が大好きだ。転職システムでキャラを自由に育成できたり、クリア後のコンテンツもあったりとボリュームも申し分ない。
物語を進めるヒントが少ない点がドラクエ2に似ているが、だからこそ自由な冒険ができる。自分で冒険を切り開いていく体験を求めている人にオススメの作品だ。
・第5位 ドラゴンクエスト3 そして伝説へ
ストーリー:6
キャラ:4
システム:6
やりこみ&ボリューム:5
遊びやすさ:7
遊べるハード:スマホ、SWITCH、PS5、PS4、ファミコン
今年の11月にリメイクの発売が決まっている今作、シリーズの中でも屈指の人気を誇る超名作だ。今作の魅力は、誰もが安心して遊べる勇者体験だ。世界の危機に立ち向かうために選ばれた主人公の勇者が世界中を回り、徐々に魔王を追い詰めて世界の真相に迫っていく。ここまで綺麗で分かりやすく、いつ遊んでも夢中になれるゲームは無いとまで思ってしまう。
そして今作の一番の特徴は、ロケーション豊かな世界だ。今作のマップは現実世界を模していて、ゲーム内にジパングという和風の国があったり、イシスというピラミッドがあるエジプトのような国があったりと、様々な世界を旅する世界旅行感を味うことができる。
この世界を船を使って自由に冒険できる。
ゲームとしては、キャラに職業を割り当てて成長させたり、スマホ・SWITCH・PS5・PS4版にはクリア後のダンジョン、裏ボス、スゴロク場なども用意されていて、ある程度のボリュームもある。
物語は基本的に王道であるが、そこに衝撃的なサプライズやファンサービスがあって楽しめる。また、物語を彩るBGMも外せない。「そして伝説へ」、「おおぞらを飛ぶ」、「アレフガルドにて」など名曲ぞろいだ。知らない人はぜひ聞いてみてほしい。テレビ番組やCMなどで聞いたことのある曲ばかりだと思う。この名曲たちがプレイヤーの冒険を何倍も底上げしてくれる。
「Theドラクエ!」というドラクエを代表する作品だ。この作品がベースになって、その後のシリーズ作品が様々な形に進化していったと言っても過言ではない。今から遊ぶ人は、今年の11月に発売するドラクエ3リメイクを遊ぶことをオススメする。
・第4位 ドラゴンクエスト4 導かれしものたち
ストーリー:7.5
キャラ:9.5
システム:5.5
やりこみ&ボリューム:6
遊びやすさ:9
遊べるハード:スマホ、DS、PS1、ファミコン
シリーズで初めてキャラクターに魅力を持たせ、物語を充実させた作品と言える。今作の特徴は間違いなく魅力的なキャラクターだ。トルネコ、アリーナ、ピサロなどドラクエを代表する人気キャラが勢ぞろいだ。今作のキャラは各々ストーリーを持っている。なぜ主人公と冒険することになるのか、その目的は何なのかが明確に各キャラにあり、冒険をする説得力が生まれている。
それは仲間キャラだけでなく、ラスボスのキャラにもストーリーが用意されていて、ラスボスのカリスマ性や、その野望への納得感がある点も素晴らしい。敵側の目的が何の理由もなく「ただ世界を滅ぼしたいから」では無いからこそラスボス戦にドラマが宿る。仲間キャラは本当に個性豊かだ。武器商人、姫、踊り子、戦士など様々な職業の人が、真面目、そそのっかしい、ギャンブル好き、おてんばなど様々な性格を持っている。この彩色豊かな仲間と旅をしているだけで体験として楽しい。物語は章仕立てで進んでいき、徐々に別々のストーリーが交わっていく物語構成も最高だ。
ゲームとしては、レベルを上げて旅をしていくシンプルなものになっている。職業システムなどもない。ゲームシステムよりもストーリーやキャラの個性に力を入れた作品だと言える。とはいえ、カジノで遊べたり、DS・スマホ・PS1版にはクリア後のストーリー&裏ボスが用意されていたりと楽しいことには間違いない。
キャラクターを重要視する方にオススメしたい作品だ。
・第3位 ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君
ストーリー:8
キャラ:9
システム:7.5
やりこみ&ボリューム:8
遊びやすさ:9.5
遊べるハード:スマホ、3DS、PS2
シリーズ初の完全3Dで作られた作品。あの大好きなドラクエの世界観と鳥山明先生が描いたキャラがフルスケールで描かれた今作は、それだけで最高の作品と言える。
今作の大きな特徴は広大な世界だ。3Dで作られた広大な世界を、徒歩、キラーパンサーに乗っての高速移動、船などで探索するのは非常に楽しく、現代のオープンワールドゲームに近い感覚でプレイできる。従来のドラクエは、正直に言うとフィールドを移動する楽しさは少なく、"町と町を繋ぐ場所"や"レベル上げをする場所"という意味が強かった。しかし今作は、景色を楽しんだり、世界の広さを実感する場所としてフィールドが機能することで、ドラクエが持つ「冒険」という体験を何杯も贅沢にしてくれている。そして何より世界が美しい。田舎風ののどかな草原、穏やかな港町、厳格な雰囲気の大聖堂、巨大な城下町など、ヨーロッパの雰囲気をベースとしたファンタジーな世界観が魅力だ。
キャラクターも魅力の一つだ。等身サイズのキャラになったこともあって、他作品よりもキャラに命が宿っていて、アニメに出てくるキャラを見る感覚でキャラに親しみやすい。ヤンガス、ジェシカ、ククールのような個性豊かな仲間キャラに加えて、マルチェロやオルテミーゴのような敵キャラながらも背景があり、魅力たっぷりのキャラが多いのもポイントだ。
ゲームプレイとしても非常に楽しい。先ほど述べたフィールド探索に加え、スキルポイントを振り分けてキャラを成長させていくシステム、モンスターを仲間にしてコロシアムに参加させるための自分のチームを編成しチャンピオンを目指すバトルアリーナなど盛り沢山だ。ストーリークリア後も、裏ボスや追加ストーリーが解放され、そのストーリーが衝撃的であったりと長く楽しめる。
ストーリーも王道で皆が楽しめる満足度の高い内容で、BGMも情緒的であったりと、全体的に完成度が非常に高い。広大な世界をゲームの世界観に浸りながらゆったりと冒険したい方や、初めてドラクエを遊ぶ方に非常にオススメしたい名作だ。今から遊ぶなら、ストーリーの補強や、沢山の最強の裏ボス、声優によるボイスの追加、やりこみ要素、新仲間キャラなどが追加された3DS版を強くオススメする。
・第2位 ドラゴンクエスト5 天空の花嫁
ストーリー:9.5
キャラ:8.5
システム:7.5
やりこみ&ボリューム:6.5
遊びやすさ:9.5
遊べるハード:スマホ、DS、PS2、スーパーファミコン
テレビゲーム総選挙で2位(=全ゲームの中で2番目に人気なゲーム)に選ばれた程の人気作。個人的にはドラクエの中で1番感動的なストーリーとBGMを持っている作品だと思う。
今作の一番の魅力は、ゲーム一本を通して主人公の人生丸ごとを体験できる素晴らしいストーリーだ。幼少期、父親の背中を見て育った主人公は、物語の後半では自分が父となる。この他のゲームには無い体験が唯一無二の作品だ。主人公の父→主人公→主人公の子供と、親子3代に渡って物語が紡がれる。その中で結婚のような人生におけるビッグイベントや、奴隷として生きる辛い時期があるなど、山あり谷ありの壮大な物語を楽しめる。
ドラクエの中では珍しく、敵が卑怯で憎たらしい、という点も物語を進める動機になる優れた点だ。このゲームはドット絵のゲームだが、現代の3D技術で映画のようなドラマチックな形でリメイクして欲しい物語だ。また、BGMも最高だ。壮大なオーケストラ調の曲が多く、哀愁を帯びたドラマチックな楽曲はジワジワと感動を与えてくれる。ゲームプレイ中に何度も手を止めて曲を聴くほどだ。
ゲームとしての魅力は、仲間を編成する楽しさだ。従来のドラクエは、仲間キャラがストーリー上で関わる人物や自分で作成したキャラなどに固定されるが、今作は従来のような物語に関わる重要キャラに加えて、敵のモンスターキャラを仲間にして旅することができる。
モンスターに武器や防具を装備させることもできるし、自由に編成することができる。これにより、他作品とは違う意味での戦略の広さや自由さがある。
ゲームを通して感動体験を得たい人、古き良きRPGに触れたい人、ドラクエシリーズの中で最も人気な作品をプレイしたい人にオススメの作品だ。
・第1位 ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて
ストーリー:9.5
キャラ:10
システム:9.5
やりこみ&ボリューム:9.5
遊びやすさ:10
遊べるハード:PS5、PS4、SWITCH、3DS
第1位は、ドラクエシリーズ最新作であるドラクエ11だ。
今作は最強の作品だと言える。全てにおいて隙がなく、MAXクオリティーだ。
ストーリーは、勇者であるはずの主人公が「悪魔の子」と呼ばれて追放される衝撃的な導入から始まり、主人公である勇者が仲間と協力して魔王を倒すという王道と意外性が混在した内容だ。魔王を倒したクリア後は、第2章とも呼べるストーリーが始まり、全く予測のできない衝撃の方向へ物語は進み始める。エンドロールを見た後から新章が始まる贅沢すぎる内容で、大ボリュームなストーリーを楽しめる。
ストーリーを彩る仲間キャラもとにかく魅力的だ。とにかくカッコイイ盗賊のカミュ、おてんば娘の魔法使いベロニカ、最強の格闘家マルティナ、完全に亀仙人なロウなど、語ればきりがないほどだ。本作のパワーアップ版である「ドラクエ11S」では各キャラにボイスが付いたので、キャラの魅力は何倍にも増加されている。
ゲームとしても、各キャラに用意されたスキルパネルを開放していく成長システム、戦況を一転させる連携システム(必殺技)、全てのキャラが強く巧みに調整された戦闘バランス、カジノや馬レースなどのミニゲーム、装具を自分で作る鍛冶、サブクエスト、美しいグラフィック、風土豊かで観光気分を味わえる街、など隙がない。最初からクリア後まで、やりこみ要素たっぷりだ。全ての要素を網羅しようとすると200時間程かかると思う。ゲームバランスやシステムの分かりやすさなども丁度良く、ゲームに慣れてない人でも安心してプレイできる。
個人的にも今作は、発売日の前日にワクワクしすぎて一睡もできず、発売日の朝5時に起きて家近のゲーム屋さん(ドラクエの発売日だけ朝の6時OPEN)に買いに行った非常に思い出深いゲームだ。
絶対に当たりなゲームを遊びたい人、なるべく綺麗なグラフィックで遊びたい人、全ての要素に高クオリティを求める人、初めてドラクエを遊ぶ人などにオススメできる作品だ。というよりは、全ての人にオススメできる作品だ。
・各作品の評価まとめ
まとめると以下のようになる。
ストーリーやキャラの魅力で選ぶなら→4、5、8、11
ゲームシステムで選ぶなら→6、7、9、11
冒険感で選ぶなら→1、2、3、6、8
といったイメージだ。
・最後に
今回はドラゴンクエストシリーズのタイトルを個人的に好きな順で紹介してみた。ランキングという形をとったが、実際はどの作品も思い出深く、おすすめできる大好きな作品ばかりだ。特に上位5位のタイトルに関しては、ほぼ同率1位みたいなものだ。どれも魅力たっぷりなので、本記事を読んで、ぜひ自分に合いそうな作品を見つけてほしい。
そして、次回作のドラクエ12も発表されている。本記事で紹介したドラクエ11がシリーズの集大成の作品だとすると、ドラクエ12はシリーズの新しい可能性を模索する新章のような位置づけの作品になるそうだ。今後のシリーズの進化が今から楽しみだ!
この記事を読んで少しでもドラクエに興味を持っていただけたら、いいね や コメント お願いします。
最後まで見てくださり、ありがとうございました。
他の記事も書いていますので、良かったら見ていただけると嬉しいです。