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「このまま引きこもりになってしまうんでしょうか」

こんにちは。かみれ先生です。

「このまま引きこもりになってしまうんでしょうか」
不登校のこどもを持つお母さんからよく聞かれる質問のひとつですが、不登校の経験が必ずしも引きこもりにつながるわけではありません。


少し古いデータではありますが、平成26年度に文部科学省が報告した「不登校に関する実態調査」では、中学生の時点で不登校だった子どもが20歳時点でも引きこもっている(非就学・非就業状態)割合は18.1%だったと記載されています。

(参考:「不登校に関する実態調査」 ~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版):文部科学省


つまり、不登校経験者の8割以上は、成人までに、社会復帰を果たしているのです。


大切なのは、自分のペースで社会との接点を持つこと

大切なのは、無理やり学校に行く事ではなく、自分のペースで社会との接点を増やしていくことです。

友達と一緒に休日のお買い物に行ったり、習い事には行くことが出来たり、教室には入れないけど、部活動だけしている子もいます。

え、そんなことして良いの?って思われるかもしれませんが、先生はそれで良いと思っています。


たまに、「担任の先生から、それ(部活動だけに参加すること)は許可できないと言われました」と言われることがありますが、かみれ先生はそんなとき、学校の先生に向けて、お手紙を書くことにしています。

「今のこの子には、この活動が必要です」とか、あるいは、「こういう活動は今は負担なので、しなくて済むよう配慮してください」とか。
ちなみに後者のことを先生は、ドクターストップと呼んでいます。

不思議なことに、「ドクターストップと言われました」の一言があるだけで、学校の先生が態度を和らげてくれることがあります。


不登校だけれど体調が悪いわけではないからと、病院にかかったことのないお子さんもいると思いますが、もし学校との関係性にお困りであれば、一度お医者さんに相談してみてもいいかもしれませんね。


令和7年1月30日 かみれ先生

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