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まちの強みはわかった。でも、結局はニーズ理解と露出強化が大事かも(西都市移住・定住支援業務)_R6.7月活動レポート
西都市の移住・定住相談窓口(はじめる相談窓口)を担当しております山口です。
西都市は「はじめるまち、西都市」というキャッチコピーの元、移住検討者からのご相談をワンストップで受けられるよう設置した移住・定住相談窓口“はじめる相談窓口”。
はじめる相談窓口業務
子育て世帯住宅取得助成金の周知
移住に関する情報発信(Instagram)
空き家バンクの運営
以上4つについて報告いたします。
ちなみに、本事業自体の詳しい目的などは、4月のレポートに記載していますので、気になるなる方はどうぞ^^
はじめる相談窓口業務
令和6年7月の相談件数は29件。
前月6月と比べると件数は増加しているものの、昨年と比べると減少傾向。
以下「住民基本台帳人口移動」の表の通り、前年同月比減が続いているため、ダウントレンドではあるのだが、これはしっかりと手を打っていかなくてはいけない。
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日本人の「市区町村間移動」「都道府県間移動」「都道府県内移動」の前年同月比。
西都市の知名度に関して言うと、正直なところ宮崎県内の中では少し微妙な立ち位置。「宮崎に移住したいなー」となった段階で、西都市を想起してもらう必要がある。
現在、公式Webサイトや公式Instagramで発信はしていますが、Webサイトは完全にオウンドメディアですし、Instagramの発信もオウンド色が強い運用となっています。
Instagramの投稿数は増やしており、投稿がリーチしているユーザー数も増えてはいますが、まだまだ。
色々な人に見てもらえるポータルサイト的な場所でいうと、移住スカウトサービス「SMOUT」で月に1記事を投稿しています。
昨年度は4記事投稿できていたのですが、今年度の施策の方向転換により、投稿可能記事数が月1本に制限されています。
このことから、移住検討段階の早い段階の人へのアプローチが足りていない可能性があります。
公式WebサイトやInstagramの投稿で、西都を知る受け皿を整えつつ、来月は「より幅広い層に認知していただく方法」に手を付けていきます。
子育て世帯住宅取得助成金の周知
前述の「より幅広い層に認知していただく方法」として、5月に開始した「子育て世帯住宅取得助成金」の周知のためのInstagram広告は、7月終了時点で271,857インプレッションの着地。
AI生成のクリエイティブの効果や、いかに?
6月末から7月にかけて、生成AIでニーズをもとに作成した画像を使用したクリエイティブを8種類テストをおこないました。
「8種類中、1種類くらいは効果高くなってくれるのではないか。」
「そのクリエイティブを磨いて、より良い効果につなげていこう。」
「PDCAの速度、爆上がりやな!!!」
なんて幻想を抱いていたのですが、ふたを開けてみるとAI生成のクリエイティブは全部「リアルな画像を使ったクリエイティブ」には勝てませんでした。
そこで改めて、移住に伴う住宅取得に関するニーズを改めて見てみることに。
今、移住で住宅を取得する人のニーズは?
何だと思いますか?
それを知るために私が目につけたのは、宝島社様が出版されている「田舎暮らしの本」。
市場ニーズをつかむとき、雑誌の見出しをまず見ます。
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すごい、やっぱりバランスよくニーズがちりばめられていますよねー。
住宅取得助成金には直接関係しないのですが、注目したいのは「賃貸」というキーワード。
キーワード出現数自体は昨年2月号から、他のキーワードと大差ないのですが、実は「賃貸」というキーワードは2024年6月号から3号連続での出現なんですね。
つまり、ここ最近のトレンドは「空き家・古民家の賃貸物件」の可能性はあるな、と。
これに関しては、また別途手を打っていく必要がありそう。
その他のキーワードを見てみると、「農地付き家屋」が多そう。
他にも「安価」や「海辺」というのもありますが、「価格」はこちらでは動かしづらい変数ですし、そもそも西都市には海がないですからね。
幸い、現在の空き家バンクには「農地付き物件」が登録されておりましたので、その物件の画像を活用し、クリエイティブを回しています。
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その効果は、また次月にでも。
移住に関する情報発信(Instagram)
移住に関する情報発信に関しては、Instagramにて以下の3コンテンツを運用。
はじめるVoice
はじめる農園
はじめる りにゅーある
今月は8件投稿!
各コンテンツでより反応が良かった投稿をピックアップします。
ぜひ、「はじめるPROJECT公式Instagram」、応援をお願いいたします!
空き家バンクの運営
空き家バンクに関しては、地域おこし協力隊の飯塚さんにご協力をいただいています。
7月は新規登録物件は0件、ご相談に関しては計13件のご相談。
その内訳は、物件利用のご相談が6件、物件登録のご相談が7件でした。
件数的に少し厳しい状況は続いていますが、引き続き愚直に一つひとつ…といわず2つ3つと改善を続けてまいります。
一般社団法人まちづくり西都KOKOKARA
西都市移住・定住支援事業
プロジェクトマネージャー 山口 雄大