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経験した武道、武術について1
First note で自身の現在について書いた。
2回目は自身が習った、また練習した武道、武術について記そうと思う。
自身が年をとって、記憶が曖昧な時の備忘録のためと、過去を振り返り、新たに何かに気づくきっかけになるかもしれないからだ。
私は元々幼い頃から強さにあこがれていた。
漫画やテレビの特撮、映画の影響だろう。
キン肉マン、北斗の拳、ドラゴンボール、…etc。
またジャッキー・チェンなどアクション俳優も格好よく感じた。
とはいえ、この段階ではまだ武道を習おうとかはならなかった。
スイミングやそろばんなど習い事はしていたが、自ら痛そうな習い事はしたくはなかったのだ。
きっかけはいじめだ。
多分私を生意気に感じたであろう同級生ともめ、その同級生から一方的に罵られたりバカにされ、こづかれたりしたのだと記憶している。
それで泣いてしまったのだ。
周りには他の同級生もおり、その場は何人かに止めろよなど言われ、収まった。
しかし、自分自身はそのことがすごく情けなく辛かった。
次に会った時、色々言われたり、叩かれたりしたらどうしようと不安になった。
何より漫画やテレビなどに影響受ける年代として、自分の憧れの姿をイメージしていただけに現実の自分の姿の解離は悲しかった。
兄妹もおり、兄として、いじめられたことは年上としての自信を失ったのだ。
色々考え、結果親に武道を習いたいと伝えた。
親も何かを感じていたのか反対はされなかった。
そして、家から通える距離にあった幾つかの武道の中で選択したのが空手道場であり、それが剛柔流空手だったのだ。
生まれて初めての空手は正直楽しかった。
基本の定位置稽古に型は新鮮だったし、気合いと言う、「エイッ!!」と大きく発声したりするのがあるが、発声すると強くなった気がした。
おかげで例の同級生に何回か絡まれ、殴られるとかはあった。
泣くとかはなく、さすがにやり返したり、やっつけたりはまだ技が何も身に付いてないから、結局ノーガードで殴られたが、気持ち的には成長の手応えを感じた。
夏に入会し、昇級審査合格や冬場の海に入り、突き蹴りを行う寒稽古など厳しい練習もあったが、それが自分を強くしてくれると感じ嬉しかったものだった。
ただ、この習い事は小学5年生の8月から3月の約半年で終了した。
親の事情により転校することになったからだ。
この最初のきっかけの様々な思いや体験が、私を現在も続く武道、武術の世界にハマらせていくとはこの時は全く思いもしなかったのだ。
→2に続く。