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野生の帝国 第1回




生き物たちの最も美しい姿、



それが・・・野生!



今朝、目覚めた命が、



夜、目をつぶり眠りにつくまで、



あるかどうかは、その時までわからない・・・



それが・・・野生!



生命の宝庫、地球!



世界各地の野生をお届けする、



新シリーズ!



「野生の帝国」



あなたが気づかないだけで、



足下には、野生の帝国が存在する!







野生の帝国 第1回




第1回という事で、やはり野生の聖地、
アフリカの動物たち、
彼らの”野生”を紹介しよう!





アフリカの草原






”バシャン!”







シマウマ




今、水辺にシマウマが引き釣りこまれた。
誰によって?



そう・・・





ワニ




”ワニ”によって・・・



この外見から察すると、
恐らくは、

”ナイルワニ”


であろうか。
大型かつ凶暴で、
体長は、5~6メートル。
7~8メートルの個体も確認されている。

無差別に何でも食べる習性があるので、
度々、人間も襲われている。


人間様も、彼らにとっては、
ただの、美味しいエモノでしかない・・・


”ガブッ!”



水中で暴れるシマウマの背後にまわり、
その首筋に、ワニは噛みついた・・・


シマウマは、何とか脱出しようとして暴れるが、
ワニの鋭い歯と、強烈なアゴの力によって、
無駄な抵抗に終わっている。


”グルン!グルン!グルン!”



ワニは噛みついたまま、
水中で何度も、きりもみ回転をしている。


”バシャン!バシャン!”



きりもみ式に回転するワニの体が、
水上に浮かんだかと思うと、
また、水面下にもぐり、
水面を叩きつける。


”ワン!ワン!ワン!ワン!”



どうして犬が鳴いているの?
そう思った方も多いはずだ。


実は・・・


シマウマの鳴き声
なのだ。


馬よりもロバに近い種類のシマウマ。
鳴き声も、ロバに近い。
だが、ロバよりも、
その鳴き声を聞いた人は、


”まるで犬の鳴き声”
だという


ただし、母親が子どもを呼ぶ時の声などは、
また違う鳴き声だが、また別の機会に。



”グルン!グルン!グルン!”



何度も、何度も己の体を、
きりもみ式に回転させているワニ。
シマウマは、何とか脱出しようともがいて・・・



”ブチッ!”



シマウマの首が今・・・



ねじ切れた!


シマウマの胴体から、
首が無残に、もぎとられている。


300キロの重さのついた
トラバサミを振り回すよう
だといわれ、
相手は抵抗ができず、
されるがままになる。



このフィニッシングムーブ・・・


つまり、必殺技は、



”デスロール”



そう呼ばれている。


その殺傷能力と見た目のインパクトで、
この必殺技は、恐れられている。


あなたがもし、
ワニに噛まれるような時がありましたら、
彼らが、回転し始めた時は、
大人しくあきらめる事を、オススメします。


アナゴウツボも、
同じ必殺技を持つと、言われております。





参考動画:シマウマの鳴き声


引用動画元 :  安佐動物公園様 公式動画





野生の世界でも、
時折、人間社会で見かけるような光景を、
見かける事があります・・・



次に、ご紹介する野生は、
あなたが、日常的に目にしている、
身近な光景かもしれません・・・



アフリカの草原、
とある場所に、
彼らはいた・・・



アフリカスイギュウ



弱肉強食の地
アフリカでは、
草食動物は餌であるが、


彼らは違う。
気性も荒く、パワフルで、
ライオンをも追い払う、

パワーファイターだ!





アフリカスイギュウ(左:メス 右:オス)





ギュウオ(オス)「ギュウミさん、
         どうして貴女は、
         ギュウミさんなの?」



ギュウミ(メス)「ギュウオさん、
         どうして貴男は、
         ギュウオさんなの?」



広いアフリカの草原、
とあるカップルが
愛を育んでいた。


  


ギュウオ「キレイだ!
     どうしてこんなにキレイなの?
     教えて?ギュウミさん。」



ギュウミ「たくましい!
     どうしてこんなにたくましいの?
     教えて?ギュウオさん。」



広い広いアフリカの草原、
彼らが何をしようと
何を言おうと、
誰の迷惑にもならない・・・はず・・・



ギュウオ「好きだ!

     ギュウミさん!」


ギュウミ「私も好きよ!

     ギュウオさん!」



彼らが、まさに熱い熱い
口づけをかわそうとした時・・・




運悪く・・・






たまたま通りがかった、サイ谷さん



この近くに住む、
サイ谷さんが、
この光景に出くわしてしまった。


サイ谷(しまった!

    ・・・バ〇ップルだ!

    
    こないだ、サイ原さんが、

    たまたま目撃したら、

    男の方が、因縁つけてきて、

    エライ目に会ったって言ってた。

    あちゃ~・・・引き返そう・・・)


<#〇・・・自主規制>

  

サイ谷さんが、引き返そうと
背を向けた時に・・・・


熱い口づけを交わす、
ギュウオの視界に入ってしまった。



ギュウオ「オイ!そこのやつ!

     何、見てんだよ!」



”ビクン!”




サイ谷さんは、電撃にでも打たれたかのように、
全身にイナズマが走った。



サイ谷「み・・・・見てません!」



ギュウオ「うそつけ!

     ちょっと、こっちコイ!」



気性が荒い彼は、
臆病なサイ谷さんを呼びつけた。


ギュウミ「のぞきなんて、
     趣味わるーい!

     ギュウミ、
     悲しい~😢」



泣きまねをするギュウミ。



ギュウオ「こらっ!サイ野郎!

     ギュウミさんが、
     泣いてるじゃねえか!

     こっち来て、謝れや!」



”ガン!ガン!ガン!”



ギュウオは、
大きなひづめで、
何度も大地を叩く・・・



サイ谷「ええええ~~~~!

    ああああ~~~~!

    ごめんなさい!🙇

    でも、見てませんから!

    信じて下さい!」

  


ギュウミの泣きまねは、
よりエスカレートしている。



ギュウオ「てめえ~~~!

     ぶちのめしてやる!」





サイ谷「ヒェェェ~~~~~!

    どうしてですか~~!

    悪夢だぁ~~~~!」






ギュウオ(セコンド:ギュウミ)



        

         VS 

        




”通りすがりの”サイ谷さん



     



”カ~~~~~ン!”




運命のゴングが鳴らされた!

    





ここ、アフリカ田園コロシアムにて、
急遽きゅうきょ 、行われる運びとなりました、



ギュウオ   VS  通りすがりのサイ谷さん




ギュウオたちの熱いキスをみたか?みないか?
何だか我々、人間社会でもよく見る光景かと、
人ごと、いえ、サイごとなれど、
何だか同情してしまうのは、どうしてでしょうか?


あと、サイ谷さんの、名誉のために申しますと、
サイというのは、視力が良くありません。
その為、襲ってくる相手を、
匂いや音で判断して、危険を避けています。


まったくのいいがかりですが、
もはや、ギュウオは聞く耳を持たないでしょう!



”グオングオン”


”グオングオン”


パワフル一番!
ギュウオが、首を左右に振り、
大きく開いた左右の角で攻撃します。
まさに、2刀流と言っても過言ではない!


”カン!カン!”



サイ谷「やめて!やめて下さいって!
    危ないでしょう!」



ギュウオが、左右に首を振るたびに、
重心の低い、サイ谷の長く伸びた角にあたり、
乾いた音が、草原に響く。



ギュウオ「てめえ~~~~!

     なめてんのか!

     ちゃんと攻撃して来い!

     ぶっ潰すぞ!サイ野郎!」



攻撃してこないサイ谷に怒りMAX!
ギュウオが、ぶち切れて、
左右の大きな角で、首をふり乱打する。


”グオングオン”




サイ谷「殺される~~~!

    私には、妻も子もいるんです!

    こんな所で死ぬわけには・・・


    ・・・もう!やめでぇ~~~~!」




”ガン!ガン!ガン!”



サイの攻撃方法は、
角を下から上に突き上げる方法です。

サイ谷さんは、無我夢中で、
我が身を守る為に、首を上下させています。


サイの角は、爪と同じ素材です。
皮膚の奥から生えています。


首の大きなコブにご注目!
重い頭を持ち上げるのに必要な、
筋肉が詰まっております。
重い物でも持ち上げます。



”グサッ!”



ギュウミ「キャアアア~~~!

     ギュウオさ~~~ん!」



あああああ~~~~~っ!



ギュウオ「ぎゃああああ~~~!」




なんと~~~!



重心の低い
サイ谷さんの角が、
まるで、アッパーカットのように、
ギュウオのアゴを突き上げ
突き刺さった~~~~!



サイ谷「やめて下さい!

    私には、大切な妻と子がいるんです!

    私の帰りを待っているんです!」



ああっと!

サイ谷さん、目をつぶって
無我夢中で、首を上下に振る~~~!



”グサッ!グサッ!グサッ!”



先ほどまで、
アゴに刺さっていた
サイ谷さんの角が、
のど、胸、色々な所に突き刺さる!


ギュウオの体が、鮮血に染まります!



ギュウオ「ぎゃあああああ~~~!!」



サイ谷さんは、目をつぶったままなので、
何が起こっているか、わからない模様です!



ギュウミ「やめて~~~~!     


       

     ギュウオさんが死んじゃう~~!」




ギュウミさん、今度は本当の涙を滝のように流しています!




・・・・ん?



ギュウミさん、何やってるんでしょうか?








”カン!カン!カン!カン!”





試合終了のゴングが鳴った?




なんと~~~~~!!



ギュウミさんが、



自ら、首を左右に振らして、
その角で、ゴングを鳴らした~~~!



サイ谷さん「・・・・えっ?」



ギュウオ「!?・・・・
  
     終わった・・・何もかも・・・」





”バターン!”




ギュウミ「ギュウオさ~~~ん!」



あああっと!


まるで、血の絨毯じゅうたん のように、
自らの鮮血に染まった大地に、
大きく倒れ込んだギュウオ!


ギュウミさんが、
泣きながら駆け寄ります。


ギュウミ「しっかりして!
     ギュウオさん!」



何がなんだか
わからないサイ谷さん。



しかし、勝者は”サイ谷さん”です!


      

     WINNER





勝者:通りすがりのサイ谷さん




サイ谷「あの・・・・

    私、帰りますので・・・

    失礼します・・・・」



背を向けて去ろうとするサイ谷さん・・・



”待ってくれ!!”



ああっと!
サイ谷さんを呼び止めたのは、
血まみれになりながらも、
ギュウミさんに支えられ、
立ち上がった、ギュウオ!



ギュウオ「待ってくれ!

     オレを破った・・・

     ハァ・・・ハァ・・・

     あんたの名前を教えてくれ・・・」



ギュウミさんに支えられながら、
振り向いたサイ谷さんに近づきます。



サイ谷「サイ谷です!

    ・・・・通りすがりの

    サイ谷です!」




ギュウオ「サイ谷さんっていうのかい。

     ・・・・まいったぜ。

     あそこで、とどめの、

     連続アッパーを繰り出してくるとは・・・

     低すぎる重心のお前さんに、

     手こずってたら・・・負けたよ。」




サイ谷「アッパー?

    何ですか?それ。
 
    とりあえず帰ります。

    
    ・・・妻の誕生日なんです。

    おいしい草場で、子どもと妻と、

    みんなで食べに行く約束をしてるんです。」



そういうと、サイ谷さんは、
去って行った・・・。


ちなみに、アフリカに生息するサイには、


サイ谷さんのような


シロサイ


そして、クロサイ2種類がいる。


両者の違いは、以下のようになります。



シロサイとクロサイの違い




ギュウオ「・・・ギュウミさん
     大好きな貴女とも、
     ここでお別れです。

     敗者には、何もくれてやるな。
     それが、この世界の鉄則です。
     
     さようなら・・・私の愛した女性」



ギュウミは、本物の涙を浮かべ、
首を左右に振った。



ギュウミ「・・・ううん。
     私、貴男から離れない。

     負けた貴男も、ステキよ。
     
     強い貴男も好き・・・・

     
     ギュウミにとっては、
     強くても、負けても、
     愛してるギュウオさんには、

     
     変わりないの!

     
     ・・・・だから、
     
     
     これからも、
     ずっと、ず~~~っと!

     
     ギュウオさんのそばにいるの!

     決めたんだから!離れない!」




ギュウオ「ギュウミさん!
     
     オレだって、貴女から離れない!

     イヤだっていったって、

     離れてなんかやらないぞ!

     アハハハハハ!」



ギュウミ「アハハハハハ・・・

     私たちって、

     アフリカで一番、」





ギュウオ&ギュウミ     

    「幸せなカップルね!」


 


野生には、戦いばかりではなく・・・


野生には・・・


愛もある・・・・







#この短い愛と決闘のドキュメンタリーを、
 サファリパーク時代、
 毎日のように、エサをあげていた
 サイたちとの思い出に捧ぐ。

 ・・・・今もオマエたちの立派な角は忘れてないよ。
 1回だけ追いかけられたのも、今ではいい思い出だ。

 私の体が、頑丈で丈夫であったなら、
 もっと、オマエたちと一緒に過ごせたのにな・・・





#参考動画

ナショナルジオグラフィックTV様 公式動画

「ゾウとサイの超重量級バトル | ナショジオ」








”地上最速”


人間でも憧れる
この称号を、欲しいままにしている、
”野生動物”がいる。






地上最速 チーター





チーターだ。



今、我々の眼前がんぜん には、
一頭のメスチーターがいる。

(#初回投稿で、”メスヒョウ”と誤記しておりました。
  申し訳ありません。訂正しました。1月5日追記)


仮に、ギリシャ神話で、
虹の女神とされる、
”イリス”と名付けよう。


女神イリスは、地上と天空に
架けた虹で迅速に移動し、
また、神々の間での
メッセンジャーとして、
伝達係も、請け負っていたという。


美しく、速い女神だ。


地上最速の彼女に、ふさわしい名前だ。
イリスは今、エモノを見つけた。






インパラの群れ




インパラの群れだ・・・


チーターは、走り始めて
およそ3秒で、時速100キロを超える
スピードで加速する。
100mを、3~4秒で走れるという事になる。


しかし、欠点もある。
持久力が無い。
長くて600mだ。
限られた短い時間が、彼らの勝負となる。


大量の血液を送り出す為に、
大きな心臓を備えていて、


バランスをとる為に、
大きなしっぽも備えている。


速く走る為だけに特化した、
神が創り出した芸術品だ。


・・・おや?


イリスが、照準を定めたようだ。
群れからはぐれた
一頭のインパラに狙いを定めた。



”ダンッ!”



勢い良く大地を蹴って、
イリスは飛び出した・・・






イリスが駆け出した!




わずか3秒で・・・




神速の領域に達した!




”ガブッ!”




インパラを見事に捕らえた!
そのままねじ伏せると、
急いで、エモノに喰らいつく!


周囲を警戒しながら、
自らの顔は、鮮血にまみれながら、
夢中で食べ始める。


彼女にとっては、
エモノを仕留めただけでは、
成功とはいえない。


ここからも、短時間で
勝負をつけないとならない・・・


なぜか?


血のにおいに誘われて、
エモノを横取りしようとする、
獰猛どうもう な捕食者たちがいるからだ・・・



チーターは、スピードなら最強。
だが、スピードだけだ。
その為だけに、特化した肉体だ。


ヒョウのように、
木に登る為に発達した筋肉、
鋭い爪などが発達してない為、
エモノを木の上で食べる事が出来ない。


その為、地面で食べる事になり、
それを狙う、動物たちとの競争になる。
彼らとまともにやりあって
勝てるほどの強さは、チーターにはない。


スピードの為に、攻撃力、防御力などを犠牲にした肉体だ。
まるで、機動性を重視し、軽量化の為に、
装甲を薄くした、ゼロ戦を思い浮かべ、
我々日本人には、哀愁を感じさせる野生動物だ。


他の野生動物とやりあって、
ケガでもしたら、狩りに行けなくなる。
即ちそれは、死を意味するので、
それを避ける為にも、早く食べねばならぬ。


ここで、よく間違えられる、


チーターとヒョウの違いについて、
少し紹介しておく事にしよう。



まずは、チーターからだ。



彼女が食事をする前に、
我々が、撮影した画像がある。


正面から映したイリスに、
ご登場願おう・・・





チーター(イリス)の顔





ヒョウとチーター、
模様もあるが、
一番簡単な見分け方は、



目頭から”涙状線”と呼ばれる黒い模様



これが一番簡単な見分け方です。
この黒い涙状線には、
日中の光から、目を守る効果あるといわれています。



続けて、チーターの特徴を紹介しましょう。


分類: チーター属


体の構造:頭が小さく、四肢が長くほっそりとした体型。
     長い脚と柔軟な脊椎、流線型の体が特徴で、
     高速で走ることに特化。


筋肉の集中:高速走行に必要な筋肉が効率的に配置されています。
      特に後脚の筋肉が発達しており、
      強力な推進力を生み出します。



爪の構造:チーターの爪は、他のネコ科動物と異なり、
     引っ込めることができません。
     
これは、スパイクのように地面を捉え、
     加速を助ける役割を果たしています。



心臓と肺の発達:高速で走るためには、大量の酸素を必要とします。
        チーターは、心臓と肺が非常に発達しており、
        効率的に酸素を体内に取り込むことができます。



長い尾:高速で走る際に、体のバランスをとる為に、
    舵のような役割を果たします。

    長い尾を振り、急な方向転換にも対応します。

    仲間同士のコミュニケーションにも利用されます。

    ヒョウと違い、高速走行に特化しています。



生息地:アフリカ、サバンナ



行動:優れた視力を持つが、夜間は視力が弱まる。
   その為、日中に狩りをして、
   遠くのエモノを見つける事が出来ます。



狩りの仕方:地上最速の動物として知られ、
      時速110kmを超えるスピードで獲物を追いかけます。

      視覚が鋭く、遠くの獲物も発見できます。
      短い距離の猛ダッシュを得意とし、素早く獲物を捕らえます。
    
     


エサの食べ方:比較的浅く噛み砕くため、
       骨ごと丸飲みしてしまうこともあります。
       他のネコ科動物に比べて、
       獲物を隠す行動はあまり見られません。





続いて”ヒョウ”





ヒョウ



見分けるのに、模様がありますが、
最後にまとめてやりますので、
とりあえず、特徴を先にご紹介します。


今回は、チーターが主役なので、
ごく簡単に説明して行きたいと思います。


分類:ヒョウ属


体の構造: 筋肉質で、しなやかな体つきをしています。
     木登りが得意で、獲物を木に引き上げて食べることもあります



狩りの仕方と行動: 夜行性で、単独で狩りを行います。
         待ち伏せや奇襲を得意とし、
         獲物を絞め殺して捕らえます。
         力強く、大きな獲物も仕留めることができます。



エサの食べ方:獲物を木に引き上げて食べる習性があり、
       他の動物に邪魔されずに
       ゆっくりと食事をすることができます。



生息地  アフリカ アジア



簡単にまとめました。




チーターとヒョウの比較




チーターとヒョウ、
そしてもう1種類、
よく混同されやすいのが・・・






ボクの事、わかるかな?




あくびなんかしておりますがw
わかりますか?みなさん。


ジャガー



ですね。
チーターやヒョウと似てますでしょ?


先に、軽く紹介をしておきます。


ジャガー


分類:ヒョウ属


体の構造 :筋肉質でがっしりとした体つきをしています。
     アゴが強く、カメの甲羅も噛み砕くことができます。


狩りの仕方:水辺で生活することも多く、泳ぎも得意です。
      カピバラやワニなど、大型の獲物も狩ります。


エサの食べ方:獲物の頭部から食べ始めることが多いです。
       アゴが強いため、骨も砕いて食べることができます


生息地  南北アメリカ



3種類の比較も簡単にまとめました。



3種類の比較




最後に、模様での見分け方をご紹介。



チーター:黒色の斑点が体全体に散らばっています。
     斑点は丸く、比較的大きめで、
     輪郭がはっきりしているのが特徴です。
     顔の黒い涙腺が、見分ける時に一番簡単です。


ヒョウ:茶色の地に、黒い輪郭を持つロゼットと呼ばれる
    バラのような形の斑点があります。

    斑点の中は空洞になっていることが多いです。


ジャガー: ヒョウと似ていますが、ロゼットの中心に
      黒い点がいくつかあるのが特徴です。
      この黒い点を「黒い宝石」と呼ぶこともあります。




さあ、チーターたちの比較を
みなさまとお話している間に、
イリスは、まだ食事中ですが、
どうやら、血のにおいに誘われて、
誰かやって来ましたよ・・・





ハイエナがやって来た




ハイエナです。




慌てて食べているイリスのそばに行き、
何度も近づいて、プレッシャーを与えます。


ハイエナは、強いアゴと首の筋肉が発達していて、
鋭い歯を持ち、骨をもかみ砕きます。

体格的にも、ハイエナの方が優位です。
しかも、群れで行動します。


イリスも、絶対勝てないわけでもないが、
大けがをするリスクがある。
けがをすれば、狩りが出来なくなり、
死は確実だから、できれば避けたい。


悔しいけれど、仕方ありません。
ここは、しぶしぶ、
エモノを口から放すと、
その場から、少し遠ざかった。


すると・・・



「ご苦労さん」とばかりに、
ハイエナは、イリスが苦労して
手に入れたエモノを、
くわえて去っていった・・・





くやしいっ!





イリスは、遠ざかるハイエナに、
憎らしいまなざしを、
しばらく送っていたが、
諦めて、トボトボと歩いて行った・・・


チーターは、巣穴など「家」を持たない。
縄張り内を常に移動している。
草原や茂みなどで地面に横たわって
休んでる時が多い。


家を持たない理由は3つ。


「狩りのスタイル」

高速でエモノを追いかけるのに、
特化しているチーターにとって、
巣穴にこもっていると、
エモノを見つけられず、狩りが難しい。


「体温調節のため」


チーターは、体温を一定に保つために、
涼しい場所や日陰を求めます。
巣穴ですと、体温上昇しやすく、
体温調節に向きません。


「天敵から身を守るため」


ライオン、ハイエナなど、
チーターの天敵から身を守るには、
巣穴では不適当のため。


ただ、子育てをしているメスは、
一時的に、同じ場所に滞在するそうです。



どうやら、イリスはここで休むようで・・



・・・おや?






イリスと子どもたち



イリスのベイビーたちですねえ。
守らなくてはいけない命があるんですね。
母は強し!人間でも、野生動物でも、
我が子の為に、母親は頑張るのですな。



イリスにとって、ベイビーたちとの時間は、
宝物のような時間なのでしょう。
何よりも守らなくてはいけない宝物。





宝物のような我が子との時間




子どもたちに出会って、
また元気を取り戻したのかイリス。
この子たちが生きるためにも、
エモノを獲りに行かねば・・・


しかし・・・
長い時間、子どもたちから離れるのは危険です。
ハイエナたちの、エモノにされます。
どうしたものかと考えているイリス。


ん?



あ?



子どもたちを連れて
狩りに行くみたいですね。
一緒に連れて行く事にしたみたいです。



子どもたちにとっても、
こうやって狩りを覚えて行く事になります。



隠れて様子を伺いますイリス。
エモノが近くにいますでしょうか?




エモノを探すイリス




ん?


遠くに何かを発見したようです。





ヌーの群れを発見!




ヌーの群れですね。
これは、イリス頑張らないと。


子どもたちを連れ、
母親イリスは、
ヌーを狩りに行きました。


今度こそは、成功して
子どもたちに、食べさせてやりたいですが、



あっと・・・



残念ながらお時間となりました。
我々は、イリスの背中を見送るだけとなりましたが、
無事成功を、祈る気持ちをその背中に送りましょう。



チーターが、狩りに成功しても、
横取りする野生動物は、
ハイエナだけではありません。
ライオンもそうですが、



厄介なのがまだいます。





ハゲタカ



1羽2羽ならチーターにも、追い払えるますが、
ハゲタカが、群れになってこられると、
チーターは、逃げるしかありません。



イリスが、ヌーの狩りを成功して、
ハイエナも、ハゲタカもこない内に、
子どもたちと、食べ尽くす事を
祈るだけです。



大変厳しい野生の世界です。
チーターの子どもは、
1歳半までで、生き残れるのは、
全体の5%くらいだといわれております。




頑張れ!イリス!






あたし、頑張る!






注:ご紹介したチーターの画像は、
  全てがメスなわけはありません。
  あくまで、イメージ画像としてご承知下さい。



参考動画


TN Creature Videos様  公式動画

「チーター 世界で一番速い理由」





ナショナルジオグラフィックTV様 公式動画

FULL】スピード・クイーン:チーターの試練 (声:内山昂輝) | ナショジオ








さて、野生の帝国!
初回となりましたが、
いかがだったでしょうか・・・


ん?


何やら・・・・


騒がしいですな・・・





”母ちゃんたち、許してくれよー!”




何でしょうか?


許して欲しいって、誰ですかね?
カメラさん、声の方向お願い。






百獣の王 オスライオンさん





大変です!


百獣の王たる、オスライオンさんが、
たくさんの、メスライオンさんに囲まれて、
噛みつかれたり、引っ張られたりしています。



ちょっと!ちょっと!
みなさん、待ってください。



まずは、お話を聞かせてくださいよ!
一番貫禄のあるメスライオンさんに、
ちょっと、聞いてみましょうか。


すいません、お話を・・・







一番貫禄のある メスライオンさん





メスライオン「あたしゃ、許さないよ!」




かなりお怒りのご様子。
ちょっと、お話を聞かせてください。



メス「おや?人間さんかい?

   ちょっと聞いておくれよ。

   うちの亭主ったら、

   私たちって者がありながらさ~。   
   

  ”浮気”


   してたのよ~!」



ええええええ~~~!


ライオンのみなさんにも、
浮気があるんですか。


メス「他の群れにいる
   メスと”交尾”してたのよ~!」



あちゃー!😵
現場を抑えられたんじゃ
これは、オスライオンさん。
覚悟を決めた方がいいですよ。



オス「違うんだよ!違うの!

   あのね。ちょっと聞いてよ。

   
   他の群れからね。

   新しい遺伝子を入れればさ、

   うちの群れもね、

   近親ばかりじゃなくてさ、

   
   遺伝子の多様性が、高められるじゃない。

   
   他の群れにいるメスが魅力的とかさ、
   そういう低い次元で、交尾したわけじゃないのよ。
   
   21世紀のライオンはね。
   そういう所まで考えないと、 
   やっていけないのよ。わかる?」
   



何となく言い訳っぽい・・・



メス「ムッキ~~~~!

   どの口がいうんだろうね!

   憎たらしい!

   人間さん、ちょっと聞いてよ!」



はいはい、なんでしょう?



メス「私たち、ライオンはね。

   メスが、狩りをして食料調達をしたり、
   縄張りを防衛したり、子育てしたりと、
   大変なので、メス同士の絆は強固なのよ。

   私たちの亭主、オスライオンが、
   たくさんのメスを従えて、
   <ハーレムの王>なんて、
   人間さんに呼ばれているのは、

   私たち、メスライオンのお陰なのよ。」



オス「オレが何もしてないみたいに、
   人間に聞こえるじゃねえか。

   あのな・・・
   
   ちゃんと、他から来る
   オスライオンから守ったり、
   決闘を申し込まれたりして、
   大変なんだから・・・

   それによお・・・その・・・

   ちゃんと、メスたちと交尾して、
   子孫を残したり
と、
   きちんとやってるんだぜ!」



なんか・・・


”ヒモ生活”


みたいで・・・。


私も、そういう時期が幾度か・・・
オスライオンさん、
あんた、他人とは思えませんぜ。
もっと、お話聞かせてください!



オス「おお!
   最近の人間は、
   わかってるねえ!

   ・・・・色々話してやるから。
   とりあえず、母ちゃんたちを、
   何とかしてくれよ・・・」



わかりました。
おまかせください。
奥様ちょっと・・・



メス「何だい?」


あちらの方にですね、
奥様たちの為に、
お肉をお持ちしました。
ごゆっくり、召し上がってください。

旦那さまには、よく私の方から、
言っておきますので、
今日は、このへんで・・・


メス「そうかい?何だか悪いね。
   日本の人間さんってのは、
   随分とサービスがいいねえ。

   ちゃんと、うちの亭主に、
   言っておくれよ。
   他の群れにいるメスとは、
   交尾しないようにね。」



はいはい。
もちろんですとも。
ささっ、お肉がまっておりますよ。



メス「みんな!
   日本から来た
   人間さんからの、
   ご馳走だよ。

   早く行くよ!
   この浮気亭主は、
   説教してくれるって。

   お肉だよ!みんな!
   肉行くよ~!」

   


”ドタッドタッドタッ!”


    
   


わぁ~・・・
スゴイ勢いで、
奥様たちが、お肉コーナーへ・・・


オスライオンさん、
私の住む、グンマって所も、
”かかあ天下”でしてね。


まあ、男が昔からギャンブルとかで、
だらしないから、しょうがないんですが・・・
女性が、やりくりしないとやっていけないので、
男は、頭が上がらなくて・・・
昔から、そんな地域なんですが、


まさか、アフリカまで来て、
ライオンさんのところも、
”かかあ天下”
だったとは・・・



オス「なんだか、
   グンマって・・・
   アフリカみたいだな。

   聞いてくれよ。  
   
   オレたち、オスライオンには、
   メスからの交尾を、拒否する権利がないんだ・・・



ええええ~~~~!
そんなー!
拒否権がないんですか!
だって、百獣の王ですよ!
あなたは!



オス「それだけじゃないのヨ!

   交尾の主導権は、
   メスが握っているの!

   悲しいじゃない。😢

   多い時だけどよ、

   1日50回も、交尾させられるんだぜ! 


   1日50回もだぜ!

   どこのマグナム北斗だよ!」  



いやあ、マグナム北斗先生でも、
チョコボール先生でも、
50回は・・・50回ですよ!
無理じゃないでしょうか・・・


これはもう、拷問ですよ!
オスの尊厳を踏みにじってます!
オスライオンの権利ホットラインとか、
何か、ないんですか!



オス「ハーレムなんていうけど、
   理想と現実ってやつで、

   メスの欲求を満たせなくて、
   満足させられなかったら・・・

   
   群れから追放させられちゃうの!
😢」

    


ええええ~~~~~!
ホントですかぁ~~~~!


あなたは、”ボス”でしょ!
何でメスから、追放命令されちゃうんですか!



オス「群れから追放されたらよ、
   そりゃあ、みじめだぜ!

   自分で、食料調達しなきゃいかんし、
   他のオスから、襲われたりしてなあ。
   ケガしたり、死亡したりさあ・・・

   アフリカの気候だぜ。
   長雨とか、酷暑で・・・
   病気になったら、おしまいよ。

   それに・・・運よく生き延びても
   老人になれば、それだけで高リスク。
   ライオン社会も、人間社会と同じく、
   高齢者には、冷たい社会なんだよなあ。


   
   群れを追い出されたオスの、
   生存率は非常に低くて、
   その多くが、短命に終わっちまう。

   
   オレたち、ライオンのオスの一生は・・

   
   力と戦略、そして運が複雑に絡み合った、
   過酷な生存競争の連続・・・また連続なのよ!

   
   
   日本から来た人間よ!
   百獣の王だとかさ、
   持ち上げてくれるのは、
   ありがたいんだけどよ・・・

   本当は、こんなに悲しい生き様なんだよ。😢」



泣ける!悲しすぎる!
そんな泣いてばかりいないで・・・
日本から、おでんを持ってきました。
日本酒も用意しています。


今日は、ライオンを忘れて、
ご存分に、楽しまれてください。



オス「かぁ~~~~!

   のどにしみるねえ。

   つみれじゃねえか。
   こりゃ、うまい。

   今日は、飲むぞ!」



オスライオンさん、
出演料代わりですので、
好きなだけやってください。



オス「おう!

   また来たら、
   ぜひ、よってくれよ!

   じゃあな!
   日本から来た人間!」



は~い!
じゃあまた来たら
遠慮なく寄らせてもらいます。


・・・・・
そういったものの・・・


ライオンの場合。
群れのリーダーとなっても、
2~3年で、世代交代があります。

ですので、彼とは・・・


ちなみに、
ライオンも、


ヒョウ属です。





さて、今度こそ、
終わりにしたいと思います。


いかがでしたでしょうか。


あなたの野生は目覚めましたか?”


野生の帝国、第1回。
色々と、新しい試みにチャレンジした
野心的な新シリーズです。



アフリカだけじゃなく、
予算の許す範囲で、
世界中の野生を紹介したいと思います。


最後まで、野生の帝国に、
お付き合いくださり、
本当に、ありがとうございました。


それでは、
野生の帝国、
第2回まで、
さようなら!






第1回 END











”みなさ~~~~~~~ん!”




”新年あけましておめでとうございます。”








だれ?





”ネコゴロウさん”で~す!




よーし!よーし!



noteのみなさんも、


よーし!よーし!
  
   


いやいや、野生の動物たちで
いっぱいでしたねえ。


うちのね、
群馬県榛名山、某所にある。


”ネコゴロウ動物王国”でも、
新年から、たくさんの動物たちが、
にぎやかにしてますよ!
元気いっぱいです。


今日はですね。
noteに、番組宣伝で来ました!


「ネコゴロウとゆかいな仲間たち」の、
新春SPが、1月5日に放送されまーす!
みんなも、楽しみにしてくれましたかー?

   




ネコゴロウとゆかいな仲間たち 番組ロゴ

   



気になる放送内容は、



エゾヒグマの”ランべえ”と、
楽しい年越し~お正月を過ごしました。
その模様をお届けします。






エゾヒグマの”ランべえ”





それから、
秋に保護した、
フクロウの”マモル”が、
山に帰ります。


王国のスタッフたちと、
涙のお別れです。😢



   
   


フクロウの”マモル”



続けていきますよ。
ハスキー犬の、”エス”が、
北海道で犬ぞりレースに、
チャレンジします。
   


暴れん坊のエスが、
猛特訓して、
犬ぞりレースに、
先輩犬たちと共に、
チャレンジします。





ハスキー犬”エス”



そして、
王国で一番のおてんば娘。


シロテテナガザルの「ユウ」が、
新年早々に、おてんばをやらかしました。
年末のおてんばと併せて、
放送しますので、お楽しみに!





シロテテナガザルの”ユウ”




どうです?
放送を早く観たいでしょ?


私もね、
本場タイで、象使いの修行を、
体験してきました。

この模様も、お届けしますよ。


じゃあ、最後に、
放送日と時間を伝えて、
私は、王国へ帰ります。


1月5日、PM6:30から、
ネコパー、
ネコゴロウさんチャンネル
独占初放送。


#noteでは、やりませんから注意してね!


今年もね、王国の動物たちをはじめ、
世界中の動物たちを、紹介していきますよ。



番宣終わったので、
役目を果たしてホッと
しております。


放送観てねー!
今年も1年、
ネコゴロウとゆかいな仲間たちを、
応援してね。じゃあね!









<LIVE>




”あけましておめでとうございます!”







この船は・・・








さかもと”アンデルセン”ねこま先生



こんにちは!・・・こんばんは!かな?


今、港に帰って来た所です。
あんまり時間がないんだけど、
中継されてるみたいなので、
少しだけ、新年のご挨拶を。


マグロ!
たくさん獲れました!
みんなの食卓に、
届くかな?


教室のおともだちー!
楽しいお正月過ごしたかな?
おもち食べ過ぎてないかな?


お年玉は、もう使っちゃったの?
ムダ使いは、ダメだぞー!
まだ使ってない人は、
ねこま先生の、
銀行口座に預けてください。


大切にお預かりして、
みんなが、大人になったらお返し・・・



あっと!
それよりも、


教室のおともだちー!
今年も1年、
元気で楽しく過ごしてね。
遊びもお勉強も、ガンバるんだぞ!


ねこま先生も、今年中には、
マグロたくさん獲って、
日本に帰って、
みんなと楽しく、お勉強したいです。



おっ!
もう行かないと。


これを観てる、
全ての人が、
しあわせな1年を過ごせますように・・・



じゃあね!バイバ~イ!


風邪ひくなヨ!






ステキな画像に感謝!


pexels様    写真AC様  イラストAC様



#ネコゴロウさん、番組ロゴ、ねこま先生
           =GPT画伯  Gemini画伯






今年もヨロシクね!






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坂本猫馬
懐かしいやら、マニアックな内容やらですが、 もし、よろしければですが、サポートして頂けたら 大変、嬉しく感激です! 頂いたサポートは、あなた様にまた、楽しんで頂ける 記事を書くことで、お礼をしたいと思います。 よろしくお願いします。