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中年じじぃの(愉快な)主張vol.19
飲酒について (遺伝と子供時代の決意について)
2024/10/16
私はよく酒を飲む。
しかしいわゆる、呑兵衛とか、酒豪とは違うと(自分では)思っている。
だが、それなりの量を飲むので、周りからは大酒飲みと思われている。
そして、飲んでもあまり変わらないので、周りからは酒豪あつかいされる。
何より、飲みの席には必ずいるので、周りからは宴会好きと思われている。
いえ、違うんです。私はそういうんじゃないんです。
私は単に、お酒が美味しい飲み物だから飲むのだ。
女性がケーキとハーブティーを楽しんだり、お年寄りが毎日、美味しい緑茶と和菓子を欠かさないのと同じだ。
美味しいお酒を飲みつつ、旨いアテを食う。
ただそれだけだ。
だから同僚よ。私を宴会部長扱いするのはやめてくれ。
自然と酒呑みの周りには酒呑みが集まるが、私は彼らとは違う(はずだ)。
飲み仲間の一人は、好きな言葉は〝飲み放題〟といっているし、別の一人は、好きな時間は〝HappyHour〟と言っている。アホだ。
だいたい、私の家系はみな酒に弱かった。そして、呑んだとしても〝飲まれて〟いた。その結果、みな早死にだった。
呑んでは怒鳴ったり、怒鳴っては暴れたり、あるいは自慢ばかりしたり、普段はおとなしいのに大声で歌ったり、ときには脱いだり脱がせたりしていた。
私は子供ながらに思った。
『お酒って怖いなぁ。きっとおじさん達が次々と死んでいくのは天罰なんだろうなぁ。こういう大人にはならないぞ!お酒は絶対飲まないぞ!』
子供時代の決意ほど当てにならないものはない。
私はめでたく大酒飲みになった。
でもなぜか私は〝酒に飲まれる〟という性質を受け継がなかった。
酒による失敗談は(ほとんど)ない。
よく言われるように、肝臓の数値が、ということもない。
2年前に詳細な血液検査を受ける機会があったが、医師ががっかりするほど異常はなく、もし学力テストだったら東大に入れるくらいAが並んでいた。
という話を飲み仲間にすると、「いや〇〇(私)よ。気をつけろ。そういうヤツほど、一気に、しかも急に来るのだ。油断大敵だぞ。俺はお前を心配している」
なぜか心持ち楽しそうに私に語るのだ。
おまえこそ天罰が下るよ。さぁさぁ、もっと飲め。
飲む人生と飲まない人生、どっちがいいんだろう。飲む人生しか知らないが、一般的に言って、当然ムダな出費がかさむ。体も壊しやすい。トラブルの原因にもなる。
酒の失敗談は、山のように聞いてきたが、成功談は一つもない。
あれ?何もいいことない?
子供時代の私が語りかけてくる。
「じゃあ、なんで飲んでるの?」
うるさい!うるさいぞお前(私)!
生意気なヤツだなぁ!
大人には大人の付き合いってもんがあるんだよ。
「一人のときも飲んでるじゃん」
うるさい!うるさいぞお前(私)!
生意気なヤツだなぁ!
お前だってジュースばかり飲んで、お菓子ばかり食べるじゃないか。
これは大人のジュースとお菓子なんだよ。
「ジュースとお菓子ばっかり食うなって親に怒られたけどねぇ。いや、あなたの親だよ」
、、、。
このように昔の自分も話し相手になってくれる。
お酒はいいなぁ。