中年じじぃの(愉快な)主張vol.1
夏について(不気味ワードとターミネーターについて)
2024/09/10
9月になった。やっと暑い夏が終わると思ったらまだ暑い。今日は最高気温36℃だそうな。
もともと夏が好きで、暑いのはわりと平気だ。
けれど、このごろは歳のせいか夏がちょっとキツいなぁーと思っていた。しかし職場の若い後輩が「昔の夏より絶対暑い!」などと言っている。
おいおい若者よ。君たちの「昔の夏」は、私の「こないだの夏」なんだよ。
日本の8月が真夏なのは当然として、7月も真夏日が多かった。どころか、6月もフツーに夏を感じた。そして9月もこのありさまだし、10月も半袖で過ごせる日は多いだろう。初夏とか晩夏とか初秋といったものは、彼(最近の日本の夏)の辞書から消えたらしい。
個人的には、日差しが強く、ビールが美味く、女子は薄着で、冷や風呂が気持ちいい季節が長いのは歓迎だ。
反面、ゲリラ豪雨とか、熱中症とか、観測史上◯◯のとか、△△年に一度のとか、昔は(私の昔は)なかった不気味なワードに満ち満ちている。
私が子供のころによく聞いた不気味ワードは、〝光化学スモッグ〟くらいだ。最近聞かなくなったということは無くなったということか。
今はNHKのニュースで「暑いから不要不急の外出を控えましょう」と言っている。
そもそも「夏が暑い」ことがニュースになっている。
これはちょっとした近未来を観ているようで興味深い。
でも近未来って、〝遠い未来じゃないけど自分が生きてるあいだではない未来〟じゃないの?
そのうち、ターミネーター的なものも出現するに違いない。
ところで、私はときどき山に登ったりキャンプに出かけたりしているが、山の植生は確かに昔と大きく変わったと思う。幼少期の私は山の中を駆けずり回るような遊びに明け暮れていたが、今の里山ときたら、駆けずり回るどころか遭難するのではないかと思うほどのジャングルだ。
これはひとえに気候変動によるものだと思うけど、里山を近くにもつ子供たちにとって、もう山は遊び場ではないのでしょうか。
まぁ、家にいても楽しいから山では遊ばないか。
あとひと月かふた月。それが終わったらちょっとだけ秋が来て、そのあとは私の苦手な冬到来だ。
食い意地の張っている私にとって秋と冬はものすごく大事な季節なのだが、いかんせん寒いのが苦手だ。仮に一つの季節しかないとしたら一年中冬より一年中夏のほうが断然いい。
私の周りの人たちは誰一人として賛同しないけど。
しかし四季がやがて〝二季〟になり、最後には〝一季〟になるという〝近未来〟は勘弁してほしい。さすがのターミネーターも汗をかくと思う。
夏も冬も、終わるからこそ良いのでしょう。