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ヒトカラ、デビューしたい。

わたしは、音痴だ。

3歳からピアノを習っていたので音感はそれなりにあるし、先生が弾いた和音をすべて答えられる程度の「絶対音感」的なものもあった。

でも、歌うとなると話は別。
自分の思っている音感やキーの高さに、自分の声が追い付いていない。
人生で初めてカラオケに行ったとき、あまりの「歌えなさ」にものすごいショックを受けた。

昔から、歌は好きだ。
小さいころは工藤静香に憧れ、母のヘアスプレーをマイク替わりに歌う真似をしていた。学生時代はまさにコムロ世代で、カラオケも全盛期。どれだけ高音キーで歌えるかを競っているような時代。
友だちは流行りの曲を、それなりに、そつなく歌いこなしている。特別うまいというわけではないけど、わたしみたいに「絶望的に下手」ではない。
恥ずかしくて、わざとキーの低い男性の曲を歌ったり、昭和の懐メロを歌ったりして誤魔化していた。

少し前から、ヒトカラが流行ってるらしい。
ヒトカラ=ひとりでカラオケ。
人前で歌う前の練習だったり、ストレス解消だったり、好きなアーティスト縛りで好きなように歌いたかったり、ひとりで歌う理由は様々らしい。

わたしも、歌いたい。
音痴だけど、絶望的な音痴だけど、思いっきり歌いたい。
ひとりなら、誰にも迷惑かけずに、思いっきり歌いたい。
でも、勇気がない。ひとりでカラオケ…。
最近カラオケ店にも行ってないから、そもそもシステムがもうわからない。

でも、歌いたい。
下手だけど、下手なりに歌いたい。

ヒトカラデビュー。40代の目標。

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