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【プロダクトマネジメント学習記録】プロダクトマネージャー(PM)とは?
みなさん、こんにちは。
今回から、最近学び始めたプロダクトマネジメントについて【プロダクトマネジメント学習記録】と題して発信させていただきます。
そもそも「なぜ学習記録を発信しようと思ったのか?」
それは、学んだことを共有しながら成長したいと思ったからです。
プロダクトマネージャーを目指して学習を始めたばかりですが、ぜひ参考にしていただいたり、アドバイスをいただけると嬉しいです。
①プロダクトマネジメントとは
世の中の企業は、形や種類に違いはあれどプロダクト(商品・サービス)を通して利用者の課題や困りごとを解決することで成り立っています。多くの利用者に支持され、自社のファンになっていただくには優れたプロダクトが必要になります。企業において、特に大切なプロダクトを生み出す一連の業務のことをプロダクトマネジメントと言います。
②PMとは?
基本的に、プロダクトマネジメントを行う際は「個人」でなく、「チーム」で行うことが多いです。その際に、良いプロダクトを作るために関係者と協力し、チームをリードする役割のことをプロダクトマネージャー(PM)と言います。
③PMに必要な3つのスキル
良いプロダクトを作り、利用者の困りごとを解決するという役割を持っているPMには、大きく分けて以下の3つのスキルが必要と言われています。
1.問題を解決する力
チームメンバーと協力しプロダクトを作る上で様々な問題が生じるため、それに臨機応変に対応する力が求められます。また、ただ問題を解決するだけでなく、「本当にその問題を解決する必要があるのか?」という前提を疑う姿勢も必要になってきます。数ある問題の中から解決すべき優先度の高い問題を特定し、問題解決に向けチームを率いてスピード感を持って対応することで、利用者の満足度を上げることができます。
例えば、Netflixは「視聴者がどんな作品を好むか」を理解するために、膨大なデータを分析し、パーソナライズされたレコメンド機能を開発しました。当初は「ユーザーが自分で映画を選ぶのが楽しい」という考え方がありましたが、データを分析すると「選ぶのに時間がかかりすぎて視聴を諦める人が多い」という問題が発覚しました。そこで、視聴履歴や評価を基に最適な作品を自動でおすすめする機能を導入した結果、視聴時間が増加し、ユーザー満足度も向上しました。
2.データからどうしたらプロダクトの価値を最大化できるか考える力
プロジェクトの進捗状況や利用者のデータを基に、今後のプロダクトの進むべき方向を決定する力が求められます。また、局所的なデータを基に問題を解決するのではなく、全体を俯瞰した上でプロジェクトを進めていく必要があるため、具体的な一つ一つのデータの裏にある本質をとらえる姿勢が大切です。
3.利用者目線を常に忘れない心
最後に1番大切なのが利用者目線を忘れないことです。プロダクトマネジメントの目的は、良いプロダクトを作り利用者の困りごとを解決することなので、常に利用者目線で物事を考えることが求められます。利用者がどんな問題を抱えているのか、どんな価値を求めているのかを常に考え、その視点で意思決定をすることが大切です。顧客の声を反映させる力が、成功するプロダクトを生み出すと言っても過言ではないでしょう。
よくカフェに行くことが多いのですが、電源付きの席をよく見かけます。もともとカフェは「ゆっくり過ごす場所」として利用されていましたが、ノートPCを使うビジネスパーソンや学生が増え、「電源が欲しい」「Wi-Fiが欲しい」というニーズが生まれました。そこで、カフェ側は電源付きの席を増やしたり、Wi-Fiを無料で提供するようになりました。さらに、「長時間の滞在をどう管理するか」という課題に対して時間制のカフェや注文ごとにWi-Fiの利用時間が決まる仕組みを導入する店舗もあります。これらも「利用者目線」から生まれたサービスの一例と言えるでしょう。
④PMの業務について
今までお伝えしてきたように、PMはプロダクト開発チームをリードする役割であり、「プロダクトの責任者」と言うこともできます。そんなPMの業務はプロダクトのアイデア出しから市場の投入、その後の改善まで多岐に渡ります。
プロダクトの方向性を決める
まず最初に作るプロダクトの方向性を決めるために、「製品ビジョン」を策定します。「製品ビジョン」とはその製品を通して実現したい未来を明確に伝え、同じチームのメンバーが一緒の方向を向いて仕事できるようにするためのものです。この段階で、製品の特徴やターゲットとなる顧客層、解決すべき問題を明らかにします。
実際に製品を開発する
「製品ビジョン」を策定した後には、実際に開発チームと連携して製品の詳細な仕様を決めたり、具体的なスケジュールに落とし込みます。また、開発中も想定外の問題が起こったりするので、柔軟に問題に解決する能力が求められます。
製品を市場に投入する
開発が完了したら、次は製品を市場に投入する段階に移ります。この時には、主にマーケティングチームと連携し「販売戦略」や「広告戦略」について議論を進めます。また、製品を市場に投入したら終わりではなく、利用者の声に耳を傾け、製品を改良していく必要があります。
製品を改善し続ける
PMの仕事は、製品を市場に出して終わりではなく、その後も利用者の声に耳を傾け、困りごとを解決するために改善していく必要があります。製品のパフォーマンスをモニタリングし、機能改善や漠の修正等を行うことになります。
⑤まとめ
利用者の困りごとを解決する製品を開発するために、プロダクトマネジメントが必要であり、その際に製品開発チームを導くリーダーのことをPMという
PMの役割は、製品を通して利用者の困りごとを解決すること。そのため、常に利用者目線を持ち製品の改善に取り組む姿勢が求められる
PMの仕事は多岐に渡り、製品を市場に出すことが役割ではない。利用者の困りごとを解決するために、市場に投入した製品も常に改善しより良い状態にしていく必要がある