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開眼する感覚。色んな場所で働く人たちと話すことと時間を共有すること。

精神保健福祉士の和賀です。

NPO法人ウイズアイで理事をやっています。ウイズアイとの出会いは、長男を生んだ後、新生児訪問で新生児の親の会「おっぱいママの会」の活動があることを教えてもらいました。
仕事モードから育児モードに慣れない私には、藁をも掴むような気持ちで参加したことを覚えています。当時はいわゆる「ママ友」って出来るのかなと半信半疑だったこともあり、おっかなびっくり参加したように思います。

同じ月例の子を持つママという出会い方は、意外にもいろいろな肩書や年齢や背景を超えて話していて楽しい。その感覚がとても救われたなと思います。その後、職場復帰、次男の出産を経て次男の時も「おっぱいママの会」に参加しました。
今では約30年の活動となる団体ですが、私が参加した当時は保健師さんと助産師さんが手弁当で始めた団体でした。NPO法人化する時に理事メンバーに声をかけてもらって以来のお付き合いです。

そして、現在NPO法人ウイズアイの不登校の居場所のアドバイザーをやらせてもらっている関係で休眠預金事業の合宿に参加しました。

今回2回目の合宿でしたが、全国から集まって直接話す時間は想像以上に良い影響があるなと感じます。

私は現在、組織に所属していません。自分でやっているので当たり前ですが、「職場」への帰属意識がないことへの寂しさを時々感じます。これは執着のようなものだなと思いつつ、組織、職場、通勤など一連のワードへの未練は残っています。

2日間の合宿は、主催のむすびえさんの企画力も相まってとても充実した時間を過ごすことが出来ました。特に自団体だけではなく、他団体の人と話す時間はものすごく貴重な時間だと感じます。
「居場所」をテーマにしながらもこれまでとこれからを考える時間、一人一人が考えていることを話す時間。日々色々なタスクを抱えながら進めていると、見失ってしまう自分の違和感や、立ち止まって考えれるからこそ言葉にできる湧き上がる想い。ジャッジなしにそれを聴いてもらえる時間。
テーマ、興味関心が同じではなくても年齢や職種が同じではなくても、こんなに話していて楽しいと思えるのはすごい体験だと思います。

社会を良くしよう、社会課題を解決する、当然休眠預金事業にはゴールがあります。けれでもそのプロセスに関わる団体、そこに集まる人が希望を失わないこと。日々楽しく過ごせていることが大事。人は人によって癒やされて、エンパワーされてまたやっていこうと思える。

開眼した感覚。は今回初めて頭の中に言葉が浮かびました。開眼の意味は仏教用語でしたが、浮かんだ言葉を自分なりに味わいたいと思います。

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