マガジンのカバー画像

全作品

23
全作品
運営しているクリエイター

#詩作

紅葉から落葉まで

紅葉は 枯れてしまうまでがとても早く 落葉まであっという間に駆け抜けるので 見届けるのが…

ボクの図書館
8時間前
1

揺れるとブレる

写真を撮る時は、 揺れている花を イヤだなと思った。 だって一瞬を切り取ると 写真がブレ…

4

秋空

秋になると 空の質感が変わる 天一面に広がる うろこ雲 肌質を確かめるように さわってみ…

2

水の音

ずっと聞いていたい 川のせせらぎ 水の音を なぜ こんなにも 心地よく感じるのだろう

4

詩が浮かぶまで

僕にとって 詩は 意図的に「作る」より 自然と「浮かぶ」もの 今日の出来事や 触れたもの …

サンタという存在

ドキドキしていた 欲しいものをくれることにでななく 僕の願いをわかってくれる ということ…

1

忘れてたことを思い出すのは

忘れてたことを思い出すのは 自分の力じゃない気がする 誰かが僕の脳に向かって 落とし物を投げ入れてくれたような感覚 ──スポン ガス止めるの忘れてた! 危ない危ない

山を降りるとき

山を降りるとき 初めて見えるものがある 頂上を目指し せっせと登っていた時とは 反対側の…

秋の姿

木々の色づきを見て 染まらない木が隣にあったことを知る 夏には同じ緑でも 秋の姿は賑やか…

5

歩いたあとは

たくさん歩いたあとは 足がじんわりとあったかい 好奇心に駆られて 行きたい場所へ向かった…

1

掛け布団

木々が次第に色づき始め 久しぶりの掛け布団 温かさと 少しの重みが心地よいので まだ寝る…

6

雨はどうして

僕らはどうして雨に打たれるんだろう 雨が地球に必要なものなら 僕の体も雨水を皮膚から吸収…

早起き

まだ暗いうちに目覚め 静かな世の中が見慣れた明るさになるまでを眺める 僕だけのゆっくりと…

4

涼寒

涼しいか寒いか際どいところだ 夏仕様だった身体が 冬仕様に変わろうとしている 夏の暑さに耐えうる身体から 冬の寒さに耐えうる身体へと 寒いと思うには涼しく 涼しいと思うにはまだ寒い いっぺんに塗り変わるのではなく スイッチを迷うように 二転三転している 羽織を着てみたり脱いだりしながら 己がどう感じるかを楽しんでいる