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紅葉は 枯れてしまうまでがとても早く 落葉まであっという間に駆け抜けるので 見届けるのが…
写真を撮る時は、 揺れている花を イヤだなと思った。 だって一瞬を切り取ると 写真がブレ…
秋になると 空の質感が変わる 天一面に広がる うろこ雲 肌質を確かめるように さわってみ…
ずっと聞いていたい 川のせせらぎ 水の音を なぜ こんなにも 心地よく感じるのだろう
僕にとって 詩は 意図的に「作る」より 自然と「浮かぶ」もの 今日の出来事や 触れたもの …
ドキドキしていた 欲しいものをくれることにでななく 僕の願いをわかってくれる ということ…
忘れてたことを思い出すのは 自分の力じゃない気がする 誰かが僕の脳に向かって 落とし物を投げ入れてくれたような感覚 ──スポン ガス止めるの忘れてた! 危ない危ない
山を降りるとき 初めて見えるものがある 頂上を目指し せっせと登っていた時とは 反対側の…
木々の色づきを見て 染まらない木が隣にあったことを知る 夏には同じ緑でも 秋の姿は賑やか…
たくさん歩いたあとは 足がじんわりとあったかい 好奇心に駆られて 行きたい場所へ向かった…
木々が次第に色づき始め 久しぶりの掛け布団 温かさと 少しの重みが心地よいので まだ寝る…
僕らはどうして雨に打たれるんだろう 雨が地球に必要なものなら 僕の体も雨水を皮膚から吸収…
まだ暗いうちに目覚め 静かな世の中が見慣れた明るさになるまでを眺める 僕だけのゆっくりと…
涼しいか寒いか際どいところだ 夏仕様だった身体が 冬仕様に変わろうとしている 夏の暑さに耐えうる身体から 冬の寒さに耐えうる身体へと 寒いと思うには涼しく 涼しいと思うにはまだ寒い いっぺんに塗り変わるのではなく スイッチを迷うように 二転三転している 羽織を着てみたり脱いだりしながら 己がどう感じるかを楽しんでいる