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「優しいほうが必ず勝つ」と語るある経営者の理論をご紹介

「優しい方が勝つからね、必ず」と言われたのです。ある経営者に。この方とボクの主張する「リーダーは優しくあるべき論」を話していた時に。

で、その方が説明してくれた「優しい方が勝つ」理論(経験)が、まぁユニークというのか、多少ムカツクけど、単なるひがみなので、ま、その通りかな・・・と思ったです。

で、本経営者の説明する「優しい方が勝つ」理論(経験)が以下(多少脚色):

1.
結婚相手に求める条件に「優しさ」は必ず入るよね。調査すればほぼ1位。
逆に言うと「優しくないひとと結婚したーい!!!」というのはありえないよね。精神疾患的に束縛・従属状態はありえるのだろうけど、一般的に優しさが大人気、モテるよね。

でね、私は東大卒でも、ハーバードMBAでも、医者でも、弁護士でも、一流会社勤めでもなんでもないし、顔が魅力的でもない。だから売りは「優しく」あるしかないと思ったのよ。

優しさが求められる事実は、「優しさ」と言いやすいという面もあるけど、つまり、「金持ち」「色っぽい」「イケメン」「家族が面倒くさくない」が結婚の条件、なんて言い難いから、という理由もあるけど、でも、同じく真実として「優しい」ひとがなかなか存在しない、ということなんだよ。なぜかあまりいないんだよ。だから、優しさがモテる。

だったら、優しくあればいいんだよ。競合優位。自分のことは後回しして、相手につくす、気遣う、話を聞いてあげる、助けてあげる。そうすればいいんだよ。実際は、そうあっても4対6ぐらいで自分の好き勝手もできるもんだよ。

で、お金持ちの中小企業のオーナー社長の一人っ子さんと知り合って、素敵なひとだと思ったから「優しさ」発揮して結婚できた。だから、今、経営者やっているのよ。「それって自分のチカラか?」なんて揶揄する友達もいるけど、自分のチカラだよ、優しくあれるチカラ。一方、この友達は自分主義で競争に勝てない。マーケティング知らずだよね。

まさに「優しく」あれたからの「大いなる遺産」。知っている? ディケンズの? もちろん「優しい」だけの結果ではないけど、「優しくない」ならば絶対に得られない結果。今は金だけでなく、色んな豊かさを学んでいるよ。経営は大変だけどね。

2.
この方は続ける。くだらない質問していい? 「優しい経営者」と「怖い経営者」、その他は全て同じ条件だとしてどっちがいい?

こう尋ねるとね、普通は、優しい経営者の方が良いんだけど、優しい経営者なんて聞いたことないし、ちゃんと稼げるのかな? 会社を経営できるのかな? って、一般のひとは心配になるんだよね。だから、怖い経営者を選ぶひともいるんだよ。

でね、追加で質問するんだよ。「優しい経営者で給料が10年ぐらいは1500万円で維持される」のと、「怖い経営者で同じく10年ぐらい給料1500万円が維持される」のと、その他は全て同じ条件だとして、どっちがいい?って。こう質問するとね、100%前者が良いんだよ。

比較質問するなら他の条件は一緒が大前提でしょ。そうじゃないと比較がそもそもできない。だけど、優しい経営者から弱い会社を想像しちゃうんだよね。おかしいよね。だから、給料の話もして、他は全て同じ条件を正しく想像させるんだ。そしたら、みんな絶対に優しい経営者が良いのだよ。

だから、僕は自分が起業した会社でもないし、受け継いだものだから、皆に心地良くあって欲しいから優しくしているよ。会社でも優しさは求められているって気づかないとね。

そして、「優しく」あるから、仲間に無理難題・多忙をお願いしても、前向きに取り組んでもらえるんだよ。あ、優しさでカモフラージュして奴隷扱いではないよ。仕事は大変だからこそ意味があるんだよね。簡単だったら、人間として成長しないし、そもそも人生として意味がないんだよ。あとで気づいても遅いから、経営者としてそう誘導することも仕事なんだよ。

優しさで仲間を挑戦に誘導して、その結果、会社の成長も、仲間の人としての成長も生まれる。失敗もあるけど成功もあって、トータルには勝つよ。挑戦し続けるからね。成功するまで。

ということで、「人間としても、経営者としても、優しくあるべきだと思うよ」とのことでした。 うーん。。。なるほどょ。。。


読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_62)


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