![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119269191/rectangle_large_type_2_dfcef7731ed213c004afb23ee3cf4a86.jpeg?width=1200)
会社の目標設定。毎日やることを設定する。1年後のゴールではなくて(職場を良質にするコンセプトv6_9)
会社の「目標設定」ですが、「”毎日”何をするか」を設定するのが良いと思うのです。上司も自分も疑心暗鬼の1年後の未来の姿を定義するのではなくて。
1.ありがちな目標設定の現状
一言で言うと、「イヤイヤで設定。内容は上司も自分もすぐ忘却」。
会社の目標設定、運用しているところは、そのフォーマットも運用方法もだいたい似たり寄ったりかなと思います。ちなみに、自分がサラリーマンを経験した6社では:
2社は目標設定無し。
1社は途中からみんながやらなくなった。社長も「必要ないよね」って。
1社は会社が設定する役職別の思考行動目標に対する達成度のみ
残り2社は似たようなフォーマットで、人事部が全社に共通で指示していた。1年後に達成される数値目標と定性目標。
期初に設定し、期中に見直し、期末過ぎに評価。これらの時期が来ると、社内みんなが「面倒だな」と思い始める。「日々の仕事で忙しいのに!」って。で、後回しになって、だいたい人事部の言う期限が過ぎて行き、怒られる。それでも「緊急性も重要性も無いんだもん」ってな感じ。。。
そして、設定した内容をだいたい忘れる。自分も上司も忘れる。
だから、日々、目標を達成するためにがんばろうという気持ちにならない。
「社員に達成できない目標を書かせて、給料をあげないためのエビデンス用だよね」なんて声も。。。
2.ありがちな目標設定が効果的でない理由
上述のように「目標設定なんて意味が無い」のだから、そもそも無しにしよう、という選択肢もありえますね。ボクが経験した1社のように。でも、「目標」ってやっぱり大切ですよね。「夢」「ビジョン」「目指す姿」と言ってもいいのでしょうが、自分がこうなりたい/こうありたい/達成したい、と思う「目標」は、会社においても、人生の夢と同じく大切です。もちろん、「目標」がうまく思いつかない時期もあります。でも、大切なことには変わり無いと思うのです。
どうして、会社のありがちな目標設定が効果的でないのかしら・・・
たぶん:
1.自分ごとではなくて、結局、組織からの押し付けで、
2.1年後(半年後)なんて未来過ぎて、現実的に思えなくて、
3.年にだいたい3回しかその話をしないから重要にも思えず、
4.その達成度合いには、自分の努力以外の影響も多大
だから、結局、やる気にならない。
これを反転させたら良いのかなと思うのです。
3.だから・・・(結論)
「目標設定=日々やることを決めること」にするのです。
毎日必ずこれをする!って決める。
大谷翔平選手の有名なマンダラチャートも同じかもしれません。ドラフトで選ばれる選手になるために、今、毎日何をやるか。「ゴミ拾い!」。もちろん他にもあります。
自分個人としての、将来のなりたい/ありたい/達成したい夢はありますね。自然な正直な気持ちでの夢。会社だからとバリアをはらずにまずはそれを明確にするのです。会社に関係無くていいのです。
で、それに近づくために日々やることを色々棚卸しして、それを会社で日々実現できることとうまく整合させるのです。これが妙ではあるのですが、上司と自分で話し合ってパズルです。夢は編集せず、近づくためにやることを会社にどうにか合わせるのです。
自分の夢の話だから、目標設定の議論も前向きになりえるし、日々何をやるかも前向きになれるはずだと思うのです。上司も「毎日やっているか?!」って声がけしやすいです。毎日のことなのだから。
ただ、将来の夢が無い場合もありますね。そんな時は、上司や仲間とどんな夢だとわくわくするかをアレコレ話して、仮で置いてみるのです。違うかもしれないけど、今はわからないのだから、とりあえず。で、その夢に近づく何かを設定して、それを毎日やっていると、気づきがあると思うのです。
最後に
効果的な目標設定のためには、必須条件が2つあると気づきました。
会社でも、会社のビジョンのみならず、社員/仲間の個人の夢の実現もめざすべき、とリーダーが思ってくれるか。
会社なるものの中で、社員が自分の夢を正直に話しできる文化・社風・環境・人間関係をリーダーが作り出せるか。
会社のことは何をとってもリーダーが大切ですね。