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フリーランスを馬鹿にするなぁ! フリーランスだって保育所が必要なんだ!

フリーランスの友人が子育て中。生まれて6、7ヶ月ぐらい。

認可保育所に関する申請について、役所とお話。その結果、お怒りモードマックス。「がおーーーー!」


ちなみに、「認可」保育所は役所へ問い合わせる。「認可外」は、その組織体への問い合わせ。どちらも甲乙無いのが現状だが、今回は「認可」側の話。


まず、フリーランスは育児休業給付金の対象外とのこと。だから早めの仕事の本格再開を願って、役所に認可保育所の申請について問合せ電話をした。

(そもそもなんでフリーランスは育児休業給付金の対象外?)


で、役所への問い合わせは申請の「就労状況」の定義について:

そもそも、認可保育所で預かってもらうためには、「保育が必要な理由」を証明しないといけない。

そして諸条件が点数づけされる。そして点数が高い場合から優先され、希望の認可保育所に入れる。

で、その点数要素として「就労状況」がある。この「就労状況」とは、サラリーマンの方は、産休に入る前、週5日、9時から17時まで、働いていたとして、今後も同じになる、とか、週5日だが時短になる、とかだ。

で、フリーランスの友人はいま保育をしながら、その隙間で働いている。ならば、「今後」の予定ではなくて、「現在」の就労状況で申請して、と指示された、とのことなのだ。



「現在の就労状況? 現在のですか? あの、だから、正直に書くとしたら、育児しているから、うまく働けないので、短いのです。だから現在の就労状況だと、サラリーマンの方の今後の予定と比べて入所が難しくなりますよね?」

「はい、当然です。だって自宅ですよね。保育できている、ということですから。フリーランスなんですからね」

「あ、いえ、あの、自宅にいるのは保育のためです。だから仕事している時間が少なくなってしまっているのです。。。」

「えええ、少ない時間でも、フリーランスだから自宅で仕事もしていて、保育もできてますよね。これからもできますよね」

「あ、いえ、保育のために仕事が少ししかできていないのです。仕事をちゃんとやったら保育はできないです。だから、保育所にお願いしたいのです。だから、少しの時間しかできていない今の就労状況を申請するのはおかしくないでしょうか。」

「あのですね、フリーランスですものね、どうしても保育が必要な方を優先するべきですものね。みなさま大変ですのでね。サラリーマンですと会社勤めするので、保育できないものなのですよ。それに、認可以外の保育所もありますから」。

「・・・あ、え、う、あの、それって、就労状況の問題ではなくて、雇用形態の問題ということですか。。。」

「いえ、就労状況は就労状況です。そのまんまですよ。ご理解いただけましたでしょうか」。

「・・・」


現代社会・経済では、フリーランスが希望、だとボクは思うのだ。やっとのことで、30年の不況・成長なし経済を経て、会社に縛られず、自分のチカラで、1つの会社に属しその会社にだけ貢献するのではなく、多くの方々に貢献する、そんなパワーがあるフリーランスが増えて活躍しているのだ。

ある意味、ポートフォリオ。リスク分散。1つの会社と運命共同体のサラリーマンではなく、自分のチカラを基本に多くの会社さんとお付き合いする。

会社組織の不条理に振り回されることなく、非効率に振り回されることなく、自分の腕を主に生きていく。1つの会社に固執することなく、色んな会社に自分の腕で価値を提供していく。

労働人口が減っている中で、フリーランスに専門スキルをタスク毎、プロジェクト毎、あるいは時間・日毎にお願いできるなんてとてもありがたい。フリーランスが多様にいることで、色んな専門性を依頼できるのだ。これが社会に大いに役に立っていない訳がない。

だいたい、現代の会社のパワハラ・セクハラ・独裁的なていたらくの悪影響を受けてフリーの道を選ぶひともいる。会社なるものが問題なのだ。リーダーシップの欠如。そんな精神的打撃を受けたかもしれないフリーランスには丁寧に接して欲しい。

一方で、夢の実現のためにフリーランスを選んでいるひともいる。本を書くとか、音楽や演劇、スポーツなど。人生のリスクをしょって自分の夢のために、好きなことのために。こんな方々は力強い。生命力がある。サラリーマンだって大変なのだが、日本の労基法ではほぼ辞めさせることができないのだから、やはりリスクは違う。そんな勇気があり、自分を信じ、自分の道を愚直に歩む方々が、社会を変革するものだ。より良く変えてくれるものだ。


ということで、フリーランスが日本のビジネス、社会を支えている、そう思うのだ。

そんなフリーランスを蔑ろにする言い方は少なくともNG。最前線の役所に制度を変えるチカラは無いけれど、そんな最前線から声をあげることはできるはず。最前線だから気づくことが多いはず。不条理を気軽に当たり前のように、制度を悪者にして、しょうがないよねー、だったらサラリーマンになればー、私には関係ないもんねー、役所は安泰よ!風はどうなんだろう。


あ、友人のお怒りモードに乗っかり過ぎて、ちょっと脚色し過ぎたかも。自分の経験ではないから、欠席裁判は良くないですね。ただ、なんだか問題がありそうな気も。。。


読んで頂きましてありがとうございます。
(v8_93)



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