ビジネスとは敵対関係で誰かをカモること、ではない。自分がカモでもいい?!
「ポーカーをやり始めて20分たってもまだ誰がカモかわからない人は、自分がカモなのだ」とは、古くからのポーカーの格言で、ウォーレン・バフェットが使って知れ渡るようになった、らしい。読んでいる本で出会う。なるほどね、気をつけないと、そう思う。
ウォーレン・バフェットさんは、投資の神様、世界三大投資家。個人資産は10兆円を超える。億円ではなくて、兆円!ひえーーー。92歳。一般的には昔から質素で、穏やかで、堅実で賢明。良心を持つ。オマハの賢人と呼ばれ(オクラホマ州オマハに生まれ、家を持つから)、尊敬される。映画の主人公にありがちな、品の無い投資家・億万長者とは一線を画す。もちろん会ったことも一緒に仕事したことも無いからわからないけど。
このメッセージは、企業買収やら、M&Aやら、第三者割当やら、色んな言葉の投資に、美味しい話はそんなにないよ、知らない会社に印象だけでお金を出したらだめよ、欺されないでね、無駄なプレミアム払わないでね、証券会社にちやほや接待されて欺されないでね、自分だけが儲かる人の意見に流されないでね、カモられないでね、ってことですね。
一方で、日々のビジネス関係は、一瞬の買って終り・売って終りの世界ではない。ゼロサムの世界でもない。継続が大切だし、一定のGiveは適宜必要。お客様との良質な関係構築にカモる/カモられるはあまり無い。自分達のベスト、ベーターを一生懸命に提供するだけ。
ここでは、どちらかというと以下の考えが良いと思います。
「戦って勝ち抜くことでは繁栄しない」
「少し損をする経営が繁栄の法則」
「無敵には、戦って勝ち抜く「敵がいない無敵」と、戦わずして人々に好意を持ち、多くの人々の生活に役立つ商品やアイデアで消費者の支持を得る「敵をつくる必要のない無敵」の2通りがあります。~。戦う経営をやめて(戦術、戦略という言葉も捨てて)、和で経営づくりをする、周りのみんなが味方だらけの世界をつくる~」
「ただひたすら「善意の人格者」であること・・・・その言葉に尽きる~」
「「無敵の経営」の力に目覚め」よう
カモになろうとするべきではないが、カモになる時があってもいい。それで世界がより良くなるなら、追々、利するものだから。
読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_20)
出所:
「戦略の要諦」(リチャード・P・ルメルト著、村井 章子訳、日本経済新聞出版)、「無敵の経営」(北川 八郎、サンマーク出版)