悩む選択 v2-99:誰よりも強くなり「無敵」になる vs 皆に愛され「無敵」になる
今日の悩み:
A.権威・権力・財力を得て、あらゆる競争で勝ち抜き、強くなり、強くなり、競争社会で威光を放つような、「無敵」になる。
B.信頼・誠実・安心感をもって、心穏やかに皆に愛され、誰もが敵と思わず味方と思う、そんな「無敵」になる。
お歳暮の季節です。お世話になった会社にちょっとしたお菓子を買って、届けに行脚しています。前回はこれだったから今回は何にしようかな。いろいろ世の中の美味しいお菓子などを知れますね。頂いて美味しかったところを今度は自分からのお歳暮にしたり。
で、ふと思うのです。お菓子とか美味しい食材とか、もちろんあり、なんですが、”本”をお歳暮・お中元したいな、なんて思うのです。会社とか複数の方にお世話になったところへ本、というのは、ま、難しいですが、個人の方だったらお菓子などではなくて”本”を送る。
貰った方は迷惑かしらね。お菓子とか食べ物なら、おいしかったです、ってお礼言えますけど、本なんか来たら、ええええ、読んで感想言えっていうの!!!みたいな。本好きな人もいれば本なんか読まないひともいますね。
でも、自分では買わないけど、もらって嬉しい食べ物、みたいに、自分の趣味の範疇じゃないけど、プレゼントされたなら、まぁ、読んでみるか、みたいな可能性もあるかも。。。
物の本なんて不要な時代になっていますから、物の本が送られても面倒ですね。貰い物で、読み終わったから捨てる、なんてできないし。食べ物は食べたらなくなりますから、ある意味、ラクですけど。。。
でも、ボクには、本を送ってくれる先輩というのかメンターというのかそういうステキな人がいらっしゃるのです。しかも、外れないのですね。価値観が似ているからなのか、真剣に考えて、選んでいるからか。感謝しかないのです。いつも気づきのあるステキな本が送られてくるのです。
で、頂いた本が「無敵の経営(北川八郎著、サンマーク出版)」なんです。気づき・学びの多い本でした。そこに、わぁーーーそういう発想、ステキだなぁ、ボクもそうなろう、と思ったショック的な学びがありまして、それがこれなんです。
「「無敵に生きるとは
*「力で勝ち抜く無敵」ではなく「みんなから愛される無敵」に生きる
* 力よりも心(愛)の方が強いと知っている
* 先に与えることができる。
~
* 周りに平和感、穏やかさをもたらす」
「長い間、たくさんの経営者を見てきましたが、強欲な人、乱世を起こす人はやがて潰れ消えてしまいます。平和な経済社会の時代に、力だけに頼る英雄はいりません。世をさらに乱してしまうだけだからです。」
そっか。競争社会で強くなることに執着して”無敵”になる、そんな方法だけでなく、みんなから愛され支持されるから”無敵”になる。確かにそうだ。そう思いました。みんなと仲良しですと、敵がいませんものね。競って、騙して、出し抜いて、裏をかいて、傷つけて、結果、勝って、それを続けて無敵になる。そんな方法だけじゃないですね。
スポーツ、競技の世界はこうかもしれませんが、ビジネスの世界は、別にそうでなくても、確かに無敵になれますね。競争相手、競合差別性、戦略、戦術、とか一部、軍事用語も使いながら、格好付けていますが、お客様や協業相手、取引先から愛されれば、確かに、無敵になり得ます。
こういう今までに気づいたことがない考え方に出会えるって、幸せですし、成長ですね。それを頂いた本で教えてもらえる。なんてステキな素敵なプレゼントなんでしょう。ボクもできたらそんなお歳暮・お中元がしたいな、なんて思いますが、なかなかできないものです。相手を知る力と、本をたくさん読んでいる経験と、その本を読んでどんなメッセージを受け取って欲しいかの意志と、なかなか巧みな知力と経験が必要です。でも、なんだか、贈り物としては素敵に思います。
2022年も終わりに近づいています。人類は戦争の歴史です。人類生まれた時から周囲の他の動物との捕食の争いです。人類のお陰で他の生物は絶滅させられます。人類以外による絶滅は無いですね。そこから脱却しつつありながら、まだ、「争いで勝つ」思想を志向する傾向も残っています。政治でも、経済でも、国際関係でも、茶番な仲良し感を表では見せながら他者に勝つ・蹴落とすが繰り返されますね。人類のサガですかね。でも、もう争いごとは十分ですね。
無敵になるなら、愛されて無敵になる。とても良いベターアイデアに思います。