架空のキャラが現実世界で拉致された話
たまたま愛した存在が〇〇だっただけ。
そんな訳あるか自己正当化野郎共。たまたまで何かを愛せるような奴がいるか。素直に「顔が性格が振る舞いがその他の解釈が、自分にとって都合の良いものだったので愛しました」と言え。男も女も動物も人形でさえも、理由もなしに愛される存在ではない。
俺のミコトが拉致された。犯人は、世間だった。高速道路に入ると無駄に成長したビル群が薄い塵の向こうで背比べしているのが見える。二千と百二十を数えた辺りから、人々は緩やかに死を待つだけの生き物になった